灘(甲陽)志望以外を志望する男子は灘中オープン受験が不要な理由

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(6年)オープン・冠模試

8月15、16日に浜学園の灘中オープン模試が実施されます。塾では「最難関中を受験する男子は全員、灘中オープンを受験するように」と何度も言われて申し込み済の方が多いと思います。前回5月の受験者は311名受験とウェブのバナーに記載がありました。昨年の夏は400名ほど受験していたと思います。

これまでに灘中オープンを受験されたことがある方はご存知でしょうが、灘中オープンの出題形式は当然、灘中の入試問題に即しています。2日に渡って実施され、算数と国語は両日プラス理科の3科目で、問題はとてつもなく難しく、平均点は算数は下手をすると30点台を下回ることもあります。算数は10点、20点台の方が多発します。実力不足というよりも、出題傾向や難易度が違いすぎるため、灘中以外の受験者は点数が取れなくても仕方がない内容です。灘中が第一志望で、公開3科の偏差値が65くらいの方でも、灘中の算数対策をしていないと全く点数が取れません。

塾の進学説明会では、「最難関志望男子の中での自分の立ち位置を知るためには灘中オープンの受験が必須」と言われたかもしれませんが、返却結果は全体の中での順位と判定だけで、星光(洛星)志望者〇名中△位などのデータはありません。灘中オープンの算数であれば、星光や洛星志望者は20点台が続出すると思います。その中で順位付けをしても判定不能です。

丸2日間つぶして模試を受けて、全然解けなくて疲れて、厳しい結果になるだけなら、灘中志望でない方(西大和が第一志望であれば算数の傾向が類似するので受験する価値はあるかもしれません。甲陽第一志望の方は2日入試の練習になります)は、灘中オープンの受験はしなくてもよいと思います。その時間で第一志望校の過去問を古い年度から解く方がずっと有益です。

夏の成果を計りたいのであれば、希学園の冠模試(甲陽、星光、洛星、六甲中それぞれのプレ入試模試が8/15~に実施されます)を受験することをおすすめします。出題傾向と難易度はそれぞれの中学校の入試問題に即しており、受験者数は少ないものの、希学園でそれぞれの中学校を第一志望とするお子さんばかりで、賢いお子さんは浜学園以外にもいることが実感できます。他塾生の受験が認められるのは今回が最後かもしれません(秋以降はどの塾も転塾や他塾生の模試受験を受け入れなくなります)。

希学園の灘中以外のプレ入試は灘中オープンと比べるとびっくりするくらい簡単です(入試問題レベルの難易度なのでもちろん公開よりは難しいです)。ここでAやB判定を目指して「合格」を掴む感覚を感じ取ってもらいたいです。判定が悪いと困りモノなので、受験の際、お子様への説明内容はご注意ください。

灘中オープンで玉砕することが見えているのでしたら、午前に他塾の模試を受けて、午後から浜の志望校別特訓に参加する方がやる気アップにつながります。「合格」や「A判定」「B判定」をもらうと嬉しいですよウシシ

模試だけ欠席の場合は他塾の試験を受けるなど余計なことは言わないで、静かに「午後だけ参加します」と大人の対応がよいと思います。お子さん第一でベストの選択をされてくださいねニコニコ

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