小6☆併願校進学の可能性も考えての受験校選定。

スポンサーリンク

関西統一入試日以降に受験日を設定する中学校が増えてきました。午後入試、複数回入試、回し合格など、1日に2校ずつの受験、前受けも合わせると5校以上の受験を塾からは勧められます。

前受けは愛媛県や北海道、岡山県の中学校が多く、実際に進学する可能性は少ないですが、統一入試日以降に併願校として受験する関西圏の中学校は、本命が合格できなかった場合に進学する可能性がゼロではありません。

それなのに、併願校の選定基準は、多くの場合、偏差値と場所だけで決められます。男子校(女子校)か共学かは確認しますが、校風や進学実績、授業方針まで調べることは少ないです。

なぜなら、大半の保護者様はご自身のお子様は第一志望校に合格すると思っているからです。

中学校にもよりますが、合格者は全受験者の半分から1/3です。つまり、半分から2/3の受験者は不合格です。連日チャレンジ校ばかり受験し続ける場合、全ての中学校に不合格となる可能性も出てきます。

中学受験は後になればなるほど、合格が難しくなるので、本当は統一入試日で合格するのがいちばんよいです。例えば、洛星の場合、統一入試日のA判定偏差値と、後期日程の合格偏差値は10以上の差があります。後期日程は統一入試日で合格できなかった方が「最後の最難関入学の可能性」を賭けて殺到するからです。

統一入試日でA判定校を受ける場合はもちろん、統一入試日でチャレンジ受験する場合は必ず、併願校で確実に合格できる自信がある中学校を1校以上受験する必要があります。

浜学園の場合、そのあたりはうるさく言われませんので、保護者様が学校選定をしっかり行う必要があります。

併願校選定の際には、さっくりでよいので学校の校風、進学実績、授業方針を調べておくことをおすすめします。

校風は、管理型か自由型か。進学実績は学校のHPに公開されているはずです。授業方針は管理型の中学校は連日7時間授業であったり、長期休暇期間も補講を実施するなどから判断できます。

いちばんしんどいパターンは、第一志望校に合格できず、自分が入学することを全く考えてなかった併願校に進学する場合です。校風がお子さんと合っていれば良いですが、お子様の性格と中学校の方針が合わない場合、進学してから息苦しい状態が続きます。

様々な理由で、中学校卒業を待たずに私立中学を退学するケースがどこの中学校でも見られます。主な理由は2つあります。1つは勉強についていけなくなった。もう1つは校風が合わなかった。その他の複雑な理由は割愛します。

私立中学校を退学後は、公立中学校に編入して、また高校受験の勉強をしなけばなりません。何のために中学受験をしたか分からなくなります。同じ学校の中学校と高校では、高校の方が偏差値が5~10以上高くなります。中学受験で合格した学校の高校には同じ成績では入れません。

ぼんず君は統一入試日からの3日間でどこかに合格できる自信がありましたが、念のために併願校に願書を出して、試しに1校だけ受験しました(前受け以外にです)。ぼんず君も私もその学校に行くのは受験の日が初めてで、校風も何も分からず、初めて学校に行って、

この学校はぼんず君には絶対合わないガーン

と受験の日に分かりました。ぼんず君は

「帰っていいショック?」

と言ってましたが、て塾の合格実績上乗せに協力したかったので、受験して最後まで話を聞いて帰宅しました。もし、統一入試日に合格できず、併願校しか合格できなかった場合、我が家はこの併願校には進学しなかったと思います。併願校の掲示板だけでも読んでおけばよかった。そしたら別の学校を受験したのにショボーン、と反省しました。

中学校の校風が分からない場合は、塾の先生に相談しましょう。○○中学校の受験(併願)を考えているので、○○中学校の志望校別特訓の先生に相談したいとお世話係さんにお話しすれば、段取りを組んでもらえます。

入試が近づくにつれて、教育相談の設定は難しくなるので、早目の行動をおすすめしますニコニコ

コメント

error:Content is protected !!