小6☆過去問の受験者平均点と合格者平均点

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(6年)過去問対策

気が付いたら10月も早くも21日になっていました。早いですね。もうすぐ11月です。来年のカレンダーや手帳が早くも店頭に並び始めています。

そして、2019年の関西統一入試日まであと82日となりました。

小6の皆さんは志望校の過去問をひたすら解き続ける毎日だと思いますが、自己採点(保護者様採点)の際は、推定であっても得点が記載されている赤本が便利です。解答だけで得点配分の記載がない過去問集がありますのでご注意ください。

自己採点後に気になるのは、お子様の得点がその年の受験者の合格者平均点を超えているかどうかです。

塾によって異なりますが、大手進学塾の志望校別特訓コースに所属していれば、そのコースの中学校の各年度、各科目の受験者平均点と合格者平均点のデータを数年分、一覧になった資料をもらえるはずです。

所属コースにより異なりますが、私が昨年もらった資料には、各年度、各科目ごとの受験者平均点と合格者平均点、合格最低点の記載がありました。複数校のデータがありましたが、4科受験可能な中学校は、各科目の3科受験者と4科受験者の平均点もありました。

4科受験者と3科受験者とで平均点が最も差があったのは算数です。算数に自信のないお子様が社会も追加で勉強し、3科受験者と勝負することがデータからも分かりました。

ただ、社会の得点しやすさを加味しても、算数の点差が大きい年度が多く、中学受験合格の鍵は「算数」であることが分かります。

長文記述問題が多く出題される中学では、国語の合格者平均点と受験者平均点の差も大きいです。学校説明会で「記述問題が白紙の方が3割近くいました」と解説のあった年度もありましたので、書けない方は手も足も出ないまま受験に突入し、合格できないパターンとなるようです。

長文記述問題を今の時点で書けないお子様は、実力のあるプロの家庭教師か個別塾に指導をお願いするべきです。または保護者様が指導のノウハウをお持ちであれば、1日1~2問、1時間かけて猛特訓する必要があります。記述が書けるようになるまでに3カ月は必要なので、今が本当に最後の時期です。

合格者平均点ですが、20年本の昔の年度で取れるだけではダメです。最近の出題傾向に沿った、直近3年の問題で合格者平均点をクリアする必要があります。直近3年分は出来るだけ最後(11月初旬~中旬)に解いて、お子様の仕上がり具合の確認にご活用ください。

11月の時点で、合格者平均点や合格最低点が取れない場合は、コースの先生に相談する方がよいと思います。確実な併願校を勧められる場合は、保護者様が下調べして、併願校の過去問も解き始める必要があります。

「うちはそんな中学校は受けません」とその時は思いますが、願書出願時期になるとものすごく不安になって、「確実な併願校はどこでしょう」のような相談が急増するそうです。

受ける受けないは別にして、コースの先生から勧められた場合は少しでも準備されておくと後で楽です。保護者様が準備するので、お子様への負担は増えません(過去問を実際に解く場合は話が別です)。

昨年この表をもらった時に、「ここまで詳細なデータを塾はどうやって入手したのだろう?」と不思議でしたが、これだけ詳細なデータを提供できるのは中学校しかありません。

灘中を始めとする最難関中学校の校長先生クラスの方が、わざわざ塾の説明会に出向いて話をされることからも、塾と私立中学校が親密な関係であることがよく分かります。

個人で入手できるデータではありませんので、志望校のデータが配布されていない場合は、コースの先生に相談してみてください。塾で入手できている場合は必ずコース生には配布されているはずです。

残念ながら所属する塾がデータを入手できていない場合は、、、私ならその他の大手進学塾にダメもとで電話します。成績がよくて、直前特訓に来てほしい生徒と塾が判断した場合はデータをもらえるかもしれません。

ただし、この方法でうまくデータをもらえた場合は、お子様の受験先や合否に関する質問電話がものすごーーくかかってくる可能性が高いです。データだけもらって知らん顔をすると、翌年度からその塾は対応を変えると思いますので、ギブ&テイクの精神は忘れないでください。

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