小4~☆おすすめ問題集「受験全解算数」を活用して算数の応用力を付ける勉強方法

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(教材)算数

(※2018年6月10日の記事に、活用法を加えた上で全面的に書き直しました。)

本日は、算数教材の定番問題集「受験全解答算数」をご紹介しますチョキ。我が家では「全解」と呼んでいました。本のサイズはA4判の半分の大きさ(A5判)で、非常に分厚く、漢和辞典並みの厚みがあります。

同じく定番問題集の「力の5000題」とセットで使う方が多いです。「力の5000題」よりも出版年度が新しいので最近の傾向に近い問題が掲載されています。そのため、塾のテキストと重複していない問題が多く、難しく感じるかもしれません。「力の5000題」もA5版で小さいです。

「力の5000題」と「全解」とのいちばんの違いは、「全解」の別冊解答は分厚いことです。問題部分と解答部分の厚みは、問題:解答=2:1くらいです。全問の解説は掲載されていませんが、それでも数字しか掲載されていない「力の5000題」の別冊解答よりは頼れる別冊解答です。

腕に自信のない保護者さんが「力の5000題」でお子さんを指導するのは相当難しいですが、「全解」であれば、お子様が解けなかった問題の解説だけを読ませることができます。

「全解」の難易度はかなり高めです。

★★★★☆

文字がびっちり詰まっていて、私はこのレイアウトがとても苦手でした。ぼんず君はそうでもなかったですニコ

我が家の「全解」の使い方は、塾のテキストと併行して、復習テスト対策で使用しました。復習テストの範囲と重複する問題を「全解」で探して、類題として仕上げの段階で「全解」から選んだ問題を解かせる使い方です。どれだけ類題があるかによりますが、多い回で、20~30題以上の類題を「全解」と「力の5000題」から選んで、初見で解かせました。

これは、復習テスト対策に非常に効果があります。復習テスト対策だけでなく、算数の学力アップに大きくつながる勉強方法でした。ぼんず君は小6になると、時々ですが、公開学力テストの算数で偏差値が75前後取ることがありましたが、それは、小4から小5までの2年間に「力の5000題」と「全解」を併用して、初見の問題解きばかりしていたからだと思います。

「力の5000題」と「全解」の問題を解く前に、塾のテキストを2巡、3巡解いて、解答を覚えてしまうくらいにやりこませました。その上で、どの解法もマスターしたなと思った時点で、問題集の初見解きに移りました。

最初は1問解くのに時間がかかりましたが、それではダメです。1問5分、と時間を決めて、5分間全力で解かせました。問題はすべて私が選びました。どの問題も今週の復習テストの範囲の解き方で解けることを確認するために、私も全問解きました。その上で、問題に優先順位をつけて、解けるようになってほしい、大切だと私が思った問題から取り組ませました。

この一連の算数の準備を始めた頃から、ぼんず君の勉強の下準備に非常に時間を取られるようになりました。それでも、小4の5月には灘中合格特訓の資格が取れ、その後の成績は算数を中心に安定したことから、このやり方は間違っていなかったと思います。

塾の先生に「我が家はこうやって算数を勉強させています」と話をしたことがありますが、「そこまでやる保護者さんはいませんよ。それだけやれば、確実に力はつきますね」と言われました。小5までであれば、このやり方で塾の復習テスト対策はほぼ大丈夫だと思います。

学年が上がるにつれて、テキストを2巡、3巡するだけでは復習テストで満点が取れなくなります。1つの単元内で、テキストと違った視点で考えないと解けない問題が2~3問混ざるからです。特にVクラスの問題は先生が満点を取らせないための罠が散りばめられます。

小6算数Vクラスの復習テストは、80点取れれば上出来ですニコニコ 小6算数の公開学力テスト平均点が40点台になります。70点取ると偏差値が70近くになることもありますチョキ

それでも、きちんと対策をすれば、7割近くは取れるようになります。小6でいきなり、復テ8割を目指すのは難しいので、小5までのうちにしっかり基礎を作り、初見の問題解きに力を入れることをおすすめしたいです。

「力の5000題」「全解」ともに良問揃いの問題集ですが、いちばんの良問揃いは、小6算数Vクラスの復習テストです。小5最レ算数も同様です。両方とも、何度も復習する価値のある教材として、大切に保管して、活用していただきたいです。お子様に管理を任せるとすぐに紛失しますので、毎週帰宅後はすぐに問題、答案、解答を回収して、保護者様が保存されることをおすすめします。

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