勉強しても結果が出ない生徒の「3つの傾向」【記事紹介】

スポンサーリンク
中学受験_記事紹介

 本日は東洋経済オンラインの記事「勉強しても結果が出ない生徒の3つの傾向」をご紹介します。中3女子保護者様の相談に回答する形で記事はまとめられています。

【相談内容】中3女子の母親です。うちの子は毎晩遅くまで勉強しているようですが、なぜか成績に大きな変化が見られません。本人は行きたい学校があるようですが、今のままでは合格は難しいのではないかと心配しています。

本人に聞いても「一生懸命がんばっているから。」と言われるばかりで、それ以上深く入っていません。勉強しているのに成績が上がらないということは、どこかに問題があるのでしょうか。(仮名・ぼん子母)

【回答】今までの経験から、勉強をやってもやっても成果が出ない人には、大きく3つの原因があると考えています。ぼん子さんも、そのうちのいずれかが原因である可能性が非常に高いと思います。

■原因1:実は勉強をしていない

ひとつ目に考えられる原因は「実は勉強していない」です。

ぼん子さんと同じ中3生女子(仮名:ねむ子さん)を指導した時の事例を紹介します。ねむ子さんは中3になって急に成績が落ちてきました。そこで、回答者はねむ子さんと直接面談すると、驚くようなことが分かりました。

それは「試験前に友達からメールがたくさん来て、それに対応してしまい勉強に集中できない」ことでした。

勉強ができる子は授業ノートをしっかりとっているため、そのノートを写メで送ってほしいと友達に頼まれることがあり、めったなことでは拒めないというのです。

こうした場合、どうすればいいでしょうか?

回答者のアドバイスは「試験前は可能な限り塾に来るように。『塾では携帯禁止なので対応できない』と言えばいい。」でした。

別の生徒さんの例として、メール対応のルールを作っている家庭では大きな問題になっていないことが分かりました。

■原因2:的外れな箇所ばかり勉強している

ふたつ目の理由は「勉強方法に問題がある」です。非常によくあるのが、テストに出ない部分ばかり勉強して、肝心の部分をおろそかにしていることです。試験に出る重要な部分の見極めができないための致命的なミスです。

■原因3:すぐに成績が上がるものと期待しすぎ

3つ目の理由は「期待値が高すぎる」ことです。勉強をすれば確実に力はついていきますが、直線的に点数が上がっていくと錯覚しているため、時間が経てばたつほど期待値と実際値がかけ離れていきます。

人間は努力している自分をどうしても認めたいので、実際の伸びよりも高めの結果を期待してしまいます。期待したとおりに上がらないと焦りを生み、マイナス発言を引き起こし、行動に影響が出ます。

知識の習得や考える力は徐々についていき、ある臨界点に達すると急激に能力が上がるものです。

本格的な勉強に入ってから数か月間は、本当に目に見えて力がついたと感じられるのはこれからである可能性があります。焦ることなく、今の努力を続けていかれるとよいでしょう。

「本当に塾講師の方が書かれたのでしょうか?」と思えるような、突っ込みどころ満載の記事ですが、いくつか参考になる箇所があります。

1つ目の事例は、スマホそのものを親が管理すればいいのになぜしないのでしょうか?

2つ目の事例には、勉強の結果が出ないお子様が自力で勉強しても成績を上げられない理由が暗示されています。それは、単元や項目の中の重要な箇所が分からないことです。

ぼんず君の浜学園での理科が始まったばかりの小4がまさにこの状態でした。サイエンスの毎回の単元の中の覚えるべき要素が分からず、理科の復習テストだけはずば抜けて成績が悪かったのをよく覚えています。

復習テストが返却されるたびに、しつこく復習を繰り返し、同時に毎回の授業で絶対に覚えなければならない項目を私がすべて印をつけて、一緒に覚えることで、理科を得点源にすることができました。

続きの話は3つ目の原因とリンクしますが、理科の成績が上がるまでには随分と時間がかかりました。私がつきっきりで教えても数カ月単位です。私の体調不良と復習テストの成績は見事な相関関係を描いていました(風邪で寝込むと成績ダウン)。

2つ目の重要な部分の見極めが最初からできるお子様は、ごく少数です。塾の授業を聞いて、ノートを取って、それで重要な箇所を自分で判断できるお子様も少ないです。

大半は、膨大な量の暗記を目の前にして、どこから手をつけたらよいか分からず、なんとなく試験を受けて、返却答案をなんとなく眺めて、なんとなく公開学力テストを受け続けるお子様が多いのではと思います。

浜学園のカリキュラムは、小5までの内容であればきちんと勉強すれば好成績を取るのは難しくありません。

鍵となるのは、お子様に重要な箇所を的確に教えてくれる存在が、常にお子様のそばにいることです。お子様がひとりで勉強していて、成績がなかなか上がらない場合は、お子様が取り組んでいる内容がややずれているかもしれません。

手間はかかりますが、

  1.毎回の板書ノートチェック

  2.宿題提出ノート(浜ノートなど)の確認

  3.返却答案の確認と復習

は通塾から1年間は保護者様がサポートするのがよいと思います。私は5年生の終わりまで全科目をフォローしました。保護者様が正しくフォローすれば、成績は上がりますよ。

コメント

error:Content is protected !!