繰り上げ合格を待つ保護者様へ

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中学受験_保護者様向け

■本日は大阪府下の国公立中学入試です

関西地区の中学受験日程は終盤にさしかかりました。

本日1月25日は、大阪府下の国公立中学校の入学試験です。伝統ある国立大学付属中学校と話題の公立中高一貫校のいずれも人気校ばかりです。

本日受験のお子様、保護者様、がんばってください。

ぼんず君が内申点の取れるバランスのよい子であれば、公立中高一貫校を検討したかもしれません。実際は好きな教科の勉強だけは頑張る先生受けのよくない子なので、一貫校とは言え公立向きではないのは明らかです。似たような男の子の保護者様は我が家の選択をご参考にしていただきたいです。

■東大寺学園は例年追加合格が殆ど出ません

関西地区の多くの中学入試では、合格者に対しては得点を開示せず(灘中は合格者にも開示しています)、不合格者には得点を開示しています。そのため、合格最低点からお子様があと何点不足していたかが一目で分かります。

合格最低点と1点差、2点差で不合格だった場合、もしかすると繰り上げ合格の連絡があるかもしれない、と電話がかかってこないか、ずっとお待ちの保護者様がいらっしゃるかもしれません。

合格者数は定員よりも若干多めに発表されますが、それ以上に合格辞退者があり、入学手続き締切までに入学金を振り込んだ人数が定員よりも少なかった場合に、繰り上げ合格が発生します。

東大寺学園は、合格辞退者数の予想が非常に的確で、昨年2018年度は繰り上げ合格がありませんでした。2019年は若干の繰り上げ合格があったようですが、毎年ほとんどありません。東大寺の繰り上げ合格待ちは厳しいことを念頭に置いて待つ方がよいです。

■追加合格を待ちなら携帯電話を常時手元に

一方で、星光や西大和に入学金を振り込んだ合格者で第一志望の東大寺に合格した場合、星光西大和の合格を辞退するため、繰り上げ合格が発生する可能性があります。早ければ1/22の東大寺合格発表後の夕方から、星光や西大和の繰り上げ合格が出たのではと思います。

両校とも例年相当数の繰り上げ合格が出ています。長期間に渡って、バラバラと出たようです。塾の合格速報を毎日見ていると、少しずつ人数が増えていくことから分かります。

どの学校も進学説明会で、「電話は保護者様が出るまで何度も掛けます、安心してください。」と話をされていますが、1点差、2点差で不合格だった保護者様は、常に携帯電話を手元に置かれることを強くおすすめしたいです。

また、繰り上げ合格を受けるか辞退するかの返答は、長く待ってもらえません。学校によってはその場で即答しなければなりません。

合格最低点と僅差の場合は「ないと思うけど、繰り上げ合格の連絡が来たらどうする?」と繰り上げ合格についてのお子様の気持ちを一度だけ確認して、もしやの連絡の際にどう決断されるかだけをあらかじめ決めておくとよいと思います。

■お子様とは進学中学の前向きな話に徹する

毎日毎日繰り上げ合格のことが頭から離れないお気持ちは十分よく分かります。それでも、少なくともお子様の前ではそのそぶりは見せない方がよいです。なぜなら、すでにお子様の進学先は確定している方が大半だからです。

志望校の不合格が分かった時はお子様は落胆して、しかしながらそこから塾や保護者様と話をすることで、合格した中学校でがんばろうという気持ちに切り替えようとしているところです。

進学説明会で教科書が配布され、入学後の行事予定の説明を受けて、入学後すぐに実施される試験もがんばらなくては、とお子様なりに4月からの新生活を頭の中で思い描いています。

そんな中、保護者様が連日もやもやと浮かない顔で過ごしていれば、お子様はすぐに気が付きます。

「今日も電話がなかった…」と落ち込むのはお子様が寝てからの夜中にしてください。お子様と接する時は、4月からの中学校生活に対してお子様が前向きな気持ちを持てるよう、会話や行動で保護者様が引っ張っていかなければなりません。

■灘中の繰り上げ合格から玉突き現象化に

関西地区の繰り上げ合格の発生にいちばん影響を与える中学校は、灘中です。灘中から繰り上げ合格の連絡があれば、大抵の受験生は喜んで受けると思います。その結果、その受験生がすでに合格していた別の中学校の枠が空きます。

灘中の入学手続きは1/23の午後に中学校に出向く必要があります。ここ数年関東からの合格者数が増えていましたが、関東合格者のほぼ全員が入学手続きをするため、入学手続き日の繰り上げ合格は出ないことが多いです。

今年は東京や神奈川からの受験者の合格者数が大きく減少しました。その分、大阪や兵庫の受験者の合格者数が増加したので、今後も辞退者は少なく、繰り上げ合格人数も少ないことが予想できます。

■2月8日入学説明会まで動きはない予想

入学説明会2/8です。この日までに開成や麻布など関東の難関私立中の合否が判明するため、関東で第一志望校の合格を手にした受験生は入学説明会に出席しません。本当は合格が判明した時点で学校に辞退の連絡をしてくれれば、繰り上げ合格を心待ちにしている受験生に早く連絡ができるのでしょうが、難しいようです。

2/8の説明会で欠席だった人数分の枠が空きます。説明会終了後の夕方以降、灘中の繰り上げ合格が場合によっては発生します。逆に言うと、東大寺はこの日まで繰り上げ合格の大きな動きは出ません。

灘中から繰り上げ合格が出ることで、1枠ずつ動きが出ます。例えばですが、東大寺や洛南、西大和などの合格者が繰り上げ合格で灘中に動けば、それぞれの中学校の枠が空きます。次に東大寺や洛南、西大和が繰り上げ合格することで、どこかの中学校の枠が空きます。このような玉突き現象は、2月中旬まで続くこともあります。

■いったん納入した入学金は返金されません

繰り上げ合格の連絡を幸運にも頂けた場合、すでに納入した別の中学校の入学金などは返金されません(施設利用料など一部返金する学校もあります)。そのために、繰り上げ合格を受けると、入学金を2校分納めることになります。その支払い負担から繰り上げ合格を辞退されるご家庭もあります。

また、繰り上げ合格で入学すると、当然ですが入試結果は入学者の中でいちばん下になります。入試結果と入学後の成績の相関関係は低い、と進学説明会で聞いたことがありますが、トップ層と繰り上げ合格者層の学力差は、簡単には追いつけないほどあるのは事実です。

繰り上げ合格を手にされた幸運な受験生は、春休み期間は中学入試の時期と同じペース、同じ量の勉強を続けるくらいの気持ちで、勉強に力を入れていただきたいです。

■繰上げ合格で入学するお子様へ

最難関中、難関中の多くは、入学直後に実力テストを実施します。まずはそこで入試結果よりも上の順位を狙います。スタートがうまくいけば順調に1学期の中間考査を乗り切ることができると思います。逆に、スタートでつまづいてしまうと、入試結果の位置から成績が上昇できずに苦しむことになるかもしれません。

中学校入学後、スマホやゲーム解禁などが原因で、浮かれたり気が緩んで勉強が疎かになる層が一定数必ず出てきます。入試では上位でもじわじわと落ちてくる人を、コツコツと抜いていけばいいのです。

金銭的な負担を乗り越えることができるのであれば、繰り上げ合格はぜひ受けていただきたいというのが私の考え方です。特に、第一志望校であればなおさらです。

入学試験の時に不足していた学力は、これから全力で挽回すればいいのです。それにはしばらく保護者様のサポートや外注(塾、家庭教師、個別など)が必要かもしれませんが、入学前からきちんと準備すれば大丈夫です。

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