今日から塾は新学年-学年別、朝学習で学力をアップする方法

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中学受験全般

■今日から1つ上の学年に進級です。

今日から2月です。そして、今月から塾は新学年となります。新4年生はVクラスが増えて、これまでの2コースから3コースになります(今でも、VSHの区分でしょうか?)。

どの学年のお子様も、1つ上のクラスを目指して勉強を頑張っておられると思います。

最上位クラスのお子様は、クラス内順位のアップと順位の安定が目標になります。我が家はVクラスの上位1/3にいることを、4年生から6年生の間の目標にしていました。クラスの1~10位くらいのメンバーはほとんど入れ替わりがなく、上位陣は非常に強かったです。

中学受験で強いお子様は、成績が安定しているお子様です。上下のブレがあるお子様は、いちばん下の時で合格するだろう志望校で塾は判定します。

2月度の成績は2/1から2/15と期間が短く、1回の復習テストの影響が大きいです。1回の失敗が響きます。毎回のテストを大切に受けるよう、お子様へお話をしてあげてください。

■朝学習継続はお子様の意志が不可欠

本日は、朝起きてから小学校に出発するまでの間に行う「朝学習」についてです。

朝学習を継続できることが受験を制すると言っても過言ではありません。なぜなら、朝の眠たい時間帯に勉強を続けるには、お子様の強い気持ちが必要だからです。

しかも、決められた数の計算問題や漢字の書き取りを短時間で間違えずに終えなければなりません。お子様をうまく誘導して毎日朝学習を続けさせることは、保護者様の力量であり、工夫の見せ所でもあります。

公立小学校に通われるお子様は自宅から小学校まではそれほど遠くないと思いますので、朝学習の時間は20分は取れるようにがんばってください。

朝学習は毎朝20分程度の短時間の勉強ですが、これを365日毎日続けて、さらに数年間継続したら、必ず力がつきます。朝学習を続けたお子様とそうでないお子様とでは、計算力に圧倒的な差が出るはずです。

■朝学習がうまくできない理由は様々です

朝学習を始めると分かりますが、短時間でも朝から勉強することは簡単なようで難しいです。お子様は保護者様が思うように動いてくれません。計算10分、漢字10分勉強して、小学校に送り出すだけで一仕事を終えた気分になります。

朝学習がうまくいかない理由はいくつかあります。

  1. お子様が定刻通りに起きない。
  2. 朝学習で用意する勉強が時間内に終わらない。
  3. 教材のセットや朝の準備が間に合わない。

1の場合は、前日の疲れが取れていなかったり、寝不足の可能性があります。睡眠時間を削って勉強しても成績は上がりません。夜の時間の過ごし方を改善して、睡眠時間を確保する必要があります。

朝学習でいちばん問題が起きるのは2が原因ではないでしょうか。我が家の場合は、120回計算テキストを始めた頃から、朝のトラブルが起きるようになりました。

120回計算テキストを毎日1ページ終わらせてから登校する約束にしていましたが、問題が難しくて、間違えた問題の直しが終わりません。何度やり直しても計算が合わない時は、朝から泣きながらやり直しをしていました(小学校時代のぼんず君はすぐ泣いていました。中学生の今はただふてぶてしいだけです)。

2の揉め事を減らすには、教材の難易度を下げるか、量を減らすか、朝学習の時間を少し長めに取るしかありません。

3は、出来る限りの準備を前日夜に終えて、机の上に朝学習一式の準備をしておくとスムーズです。

朝学習は反復が基本なので、自宅用コピー機が必需品です。エコタンク内蔵プリンター兼コピー機がおすすめです。

■学年ごとの朝学習内容一例

朝学習で使用する教材は、ご家庭ごと、お子様ごとで自由に選択されればよいと思います。ご参考までに我が家の例をご紹介します。

我が家の朝学習は、算数と国語に徹しました。算数は計算、国語は漢字です。一度買った問題集を何年も繰り返して解き続けました。漢字、同音異義語、ことわざなど複数の問題集を繰り返し使いましたが、何度解いても間違える問題がありました。

●3年

塾に通い始めたばかりで、勉強方法も分からず、漠然と朝学習をしていました。教材は浜学園の「365日計算テキスト」のその日のページを解くだけです。丸つけは親、指定時間を計って解かせました。間違いはその場で直し。時間が余れば、同じく塾の漢字教材を解いたり、書いて練習させました。

●4年

3年の終わりから4年の始め頃から、「120回計算合格圏内テスト」と「120回書き取り読み方合格圏内テスト」の問題集を朝学習で使い始めました。1日分の量は、それぞれの問題集を1ページずつです。塾の計算テキストもその日のページを解きました。

「120回計算」の本は、入試問題ばかりが掲載されており、しかもどれも非常に難しいので、1ページ15問を10分で解き終えることは4年生では相当難しいです。

4年生のうちは、時間内に解き終えた問題だけを採点し、間違えた問題だけを直すやり方でよいと思います。時間切れで解けなかった問題は、1巡目ではそのまま手つかずでよいです。

おそらく、5問から8問解ければ上出来です。正解数はもっと少ないです。最終的に6年の12月頃までに1ページ全問を10分で解けるようになることが目標です。

120回計算合格圏内テキストの具体的な活用方法は別の記事でもご紹介しています。

●5年

ことわざ・慣用句・四字熟語」と「同音同訓問題集」も併行して使用しました。「120回書き取り」を含めて交代で使用しました。すべてコピーを取っての使用です。小さい問題集は拡大コピーをしました。間違えた漢字は問題集に×の記号と日付を書き込みました。最後まで同じ漢字を間違えていました。

計算は、塾の計算テキストと「120回計算」の併用を続けました。「120回計算」は10分で10/15問は解けるようになりました。ただし、図形問題は別です。「120回計算」の図形問題は非常に難しいです。1問5分はかかりそうな公開学力テスト6年生の2番問題レベルの難問も混ざっており、苦戦しました。低学年のうちは、図形の単元は飛ばすか、問題を間引いてもよいと思います。

●6年

朝学習の時間を30分取るようにしました。漢字は毎日3冊を交代で使用、塾のテキストも使用しました。計算は、塾の計算テキストと「120回計算」の併用です。6年にもなると、15問全部解ける単元も出てきました。間違える問題数も少なくなり、直しにかかる時間も短くなりました。朝学習の量を一気に量を増やしたので、脇目もふらずにガリガリこなす感じでした。

6年の1月に受験が終わった後も、「120回」の2冊と塾の漢字のテキストは使用し、中学入学まで続けました。朝学習で使用した問題集はどれも長い付き合いで愛着が強く、今でも本棚にしまっています。表紙を補強して長年使用しました。これらの問題集を見るたびに中学受験時代を思い出します。

中学入学後は問題集を新しいものに替えて、引き続き朝学習をしています。もう私は朝学習に関与していません。ぼんず君が自分でコピーを取ったり、丸付けをするなど、一人で進めています。

■保護者様の忍耐が朝学習を進める鍵

朝学習継続のポイントは、保護者様の準備と忍耐に尽きると思います。

毎晩寝る前に必要なページをコピーしてセットし、朝、余裕を持ってお子様を起こし、問題ができなくてイライラするお子様をなだめて、できた問題を急いで丸付けして、直しや漢字の書き取りをさせる

同じことの繰り返しでも、毎日さまざまな問題が起こるものです。朝学習でのトラブル発生はよくあることです。それでも投げ出さずに、淡々と黙々と同じことを毎日繰り返します。私も3年半、毎朝、朝学習の下支えを続けました。

継続は力です。特に計算学習は続けることでびっくりするくらいの力がつくのが分かります。

6年生で120回合格圏内テキストの1ページ15問を10分で解き終えて、間違いがゼロか1問にまでなった時、「やっとここまできた…」と感無量でした。まずは2月から1年間続けてみてください。必ず続けてよかったと思えます。

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