本日は、公開学力テスト社会(小5)向けの勉強対策についてまとめます。小5の話です。6年生の公開学力テストは、他の科目と同様に、6年生になると点数が取れなくなります。今まで社会は90点台が当たり前だったお子様も、60点台、70点台が当たり前になります。これまで社会が得点源だった6年生のお子様は、80点台が取れれば上出来、70点台を目標にがんばってください。6年生社会の話は、別の機会にまとめます。
5年生で社会を選択されるお子様は、全体の約半数です。算国理の3科でも大変なのに、さらに1科目増やして社会も勉強しようと思われる方の多くは、(主に)算数の得点不足を社会で補いたいと思ってのことです。3科のお子様よりも社会の勉強に時間を取られる分、社会で確実に得点できるようにがんばりましょう。
5年生の社会は、地理しか出題されません。さらに、毎月、塾で習ったところまでしか出題されません。毎月出題範囲がじわじわと増えていきます。問題の難易度は復習テストとあまり変わらなかったと思います。社会の復習テストは、理科並みに平均点が高く、90点超えの回もありました。テキストと副教材をきちんとこなしていれば、満点が取れる問題です。
では、公開学力テストの社会の平均点が90点近くにならないのはなぜでしょうか。それは、授業で習って1カ月も経つと、覚えた内容を忘れるからです。小5社会の基本は暗記と反復復習です。毎月、公開学力テストの2週間前から、これまで授業で習った範囲の見直しをすれば、少なくとも平均点以下になることは考えられません。
ぼんず君の時代は、5年生の公開学力テストの社会は、非常に得点しやすかったです。出題傾向は大きく変わってはいないと思いますが、大転換がありましたら申し訳ありません。大問1つで1地域(近畿地方など)の内容が出題される問題がいくつかと学年後半からは複合問題も多少出題されました。
地域ごとの問題対策としては、九州→四国中国→近畿→中部→関東→東北→北海道と、地形や県ごとの産業(農業、工業、漁業、都市ごとの細かな特徴)を地域ごとに整理して、きちんと覚えるのが第一歩です。
具体的に覚える箇所は、テキストの各単元の前半に細かい文字でまとめられた内容を丸暗記します。1つの地域で見開き2ページです。がんばって覚えます。都市の名前や地名(〇〇平野、△△山脈など)はすべて漢字で書ける必要があります。紙に何度も書くことが大切です。
テキストは大判で、文字が細かく、白黒刷りで、紙が薄いのでマーカーが引きづらいです。反復利用に向いてないので、知識の整理用にコンパクトにまとまった本を活用するのも手です。
我が家はB6版の小さい本をいくつか活用しました。
小学白地図暗記カード(本です)
小学社会都道府県白地図暗記カード(本です)
ぼんず君が小4の時には発売されていなかった、少し大判の書き込み式の本もあります。2017年発売の新しい本なので、中のデータも最新です。小4の時にこの本があれば購入していたと思います。
地理分野の暗記を完璧に仕上げることは、地理の学習ステップその1です。私が考えるステップは全部で4つあります。4つ目まで完全にこなせれば、関西地区の中学受験で最も難しい問題を出題する東大寺学園の社会対策にもなります。関東の社会記述対策にもつながります。暗記で基礎の土台を作った次のステップのお話は、浜学園の公開学力テスト対策に限らず、難関中学校の社会受験を検討されるお子様に役立つと思います。
社会を選択されるお子様は多くないので、こんなマニアックな、その先を読みたいと思われる方はいらっしゃるでしょうか。。。ステップ1「地理の暗記」に続く、ステップ2以降の話は改めてまとめたいと思います。
コメント
いつも為になる記事をありがとうございます、社会に苦戦している娘がおり、ぜひ続きの記事も読ませて頂きたいです。
よろしくお願いします。
こんばんは。コメントありがとうございます!
社会の内容の日は、アクセス数がぐーんと下がって、誰からも必要とされなかったかな…と凹みがちなので、コメントをいただけるととても嬉しいです!
ステップ2と3で公開対策(に限らず、中学受験対策まで応用できます)はほぼ大丈夫です。週末にまとめますので、また読んでください。