小4理科で何度説明しても理解してもらえなかった単元の1つに密度があります。何が分かってないんだろうと思ってみていたら、びっくりするような所でつまずいていました。
1つ目は、g/c㎥の計算を逆にしていました。10g、2c㎥の物質の密度を出す計算式は、10÷2=5c㎥ですが、これを逆の2÷10=0.2c㎥で計算していました。「分数の割り算だよ。g÷c㎥の意味」と言ったら「あー、だから毎回間違えるんだ」驚いていました。「/」の記号が分数であることを理解していませんでした。密度の概念を理解してないから出来る技ですね
「密度とは1c㎥当たりの重さ」との定義を読むだけでは理解できないので、それをかみ砕いで説明してあげる必要がありました。水を基軸にして、水より重い物質の密度は1以上になり、水より軽い物質の密度は1未満になるから、そう覚えて。と最初は機械的に処理させました。
この説明を読んでいただくだけで、ぼんず君の理解力の低さが分かりますね
2つ目のつまづきは、物質の重さ比べができないこと。鉄と木材のどちらが重いか即答できませんでした。「えーー(ちょっとアホかも)」と相当驚きました。
ぼんず君は、発砲スチロール、鉄、木材、水の4つを、密度の軽い順に並べることができませんでした。彼の回答は確か、木材(すでに)→発砲スチロール→鉄→水、だったような。
「発砲スチロールって何?」と聞かれたので、「塾で理科の時間はあまりしゃべらないでね(恥ずかしいから)」と念押しました。実物を見せた方が早いし、記憶に残ると思って、発砲スチロール、木材、銅(はなかったので、重ねた10円玉をセロテープで固定して銅としました)を持たせて、重さを体感。次に、それぞれを水に浮かべて、水に浮かぶ→水よりも密度が小さいことから理解させました。
密度の計算問題は相当長い間、間違え続けましたね(今、ぼんず君に質問したら、「(並べ替え)そんなの当たり前じゃん」と一蹴されました。自分が出来なかったことを忘れているようです
記憶をさかのぼると、小3の小学校個人面談で、「勉強は非常によく出来ますが、実体験と知識が結びついてないですね」と言われたのを思い出しました。
海や山や美術館などあちこち一緒に出掛けましたが、放課後、学校の校庭で遊ぶ機会がほとんどなかったのがダメだったのかなと反省もしましたが、やり直せるものでもないので、経験が少ない分は私の勉強サポートで補うしかありません つまづき箇所が分かれば、理解もすぐです。早目の発見第一ですね。
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