今日から11月です。ここ数日で一気に寒くなりました。我が家はついにぼんず君のジャンパーやトレーナーを出し、私も薄手のコート、セーターを出して、冬の装いです。
小6受験生の皆様は、直前特訓まで残り2カ月を切りました(関西の場合)。11月の冠模試はすべてA判定を目指して、マスクと手洗いを欠かさないように気を付けましょう。
私は週末風邪を引き、丸2日間寝込みました。その後も体調不良で普段の半分以下しか頭も体も回らない感覚です。11月に受験生がこの状態になったら大打撃です。受験追込み時にこんな状態にならないよう、お子様の健康管理にご留意ください。
昨日、「小4~5☆成績が不安定/伸び悩んでいる時」でなかだるみについてまとめました。その「なかだるみ」よりもはるかに危険なことがあります。それは、
反抗期です。
小4や小5で反抗期が始まった場合、もはや母親の力で止めることは難しいです。
何を言っても言うことは聞かず、返ってくるのは悪態ばかり。悲しくなるような暴言が子どもの口から飛び出し、親もヒートアップして、勉強や成績アップどころではありません。
反抗期は「精神的自立」の表れであり、成長の通過点だから、必要以上に親は怖がらなくていいという意見もありますが、心が成長して反抗期が収まるまで何か月も待っていたら、塾の成績もクラスも下がる一方です。
正直なところ、反抗期が始まってしまったら、もうどうすることもできないと思います。下手したら大暴れしますから、室内のモノや家が壊れないよう、家族が怪我しないよう、うるさすぎて通報されないよう、腹が立っても、淡々と穏やかに子どもと接するしかないと思います。
保護者様がぶれずに、変わらない態度でお子様に接し続ければ、少しずつ雪が解けるように「春」の感情がやってきます。
「反抗期が小6の夏や秋に始まらなくてよかった」くらいの気持ちでいるしかありません。
現在、反抗期真っただ中の保護者様には、即効薬のようなお話ができず、申し訳ありません。
ぼんず君も反抗期ありました。ただし、ぼんず君は悪態をつきながらも、勉強のペースは変わりませんでした。そういう意味では、真の反抗期ではなかったかもしれません。
それでも、連日、親子で揉めまくり、疲れました。「こんなに勉強させていいと思ってるのかよ!」のようなやりとりが毎日続くのです。親も子も心が荒みます。「子育て失敗したなー」と毎晩ため息をつきながら寝ました。
連日悪態はつくものの、お腹は減るし、体調不良の時は優しく接してほしいなど、相反する態度も見られましたので、好物の食事を用意し、高めのデザートや果物を夜食に出し、「疲れた」と言えば、肩や背中をマッサージし、「家だとリラックスできる」と思わせるようにしました。
「なんでここまで、アホらしい」と何度も思いましたが、とにかく荒れた気持ちが自然消滅するために、静かに全力を尽くしました。
前の日にどれだけひどい悪態をついても、翌日は何事もなかったように接しました。親が壊れそうになるので、ご自身のケアはどこかでなさってください。
我が家の暴風が収まるまでに数か月はかかりました。はっきり覚えていないのは、いつの間にか消滅したからです。
その後は、時々悪態をつきますが、1回、1日限りの限定版です。それでも嫌な気持ちになりますので、
「嫌なこと、してほしいこと、(親に)変えてもらいたいことがあれば、伝えて」といつも言っています。言われた内容を実行できるかどうかは分かりませんが、とりあえず話はいつも聞きます。
お子様がまだ低学年で、「我が家に反抗期は関係ない」と思える保護者様に、とっておきの反抗期対策をご紹介します。それは、
反抗期が来ないようにする、です。
佐藤ママが全く同じことをおっしゃっています。
反抗期の原因は親が頭ごなしに叱っているから。言葉遣いを気をつけたりして反抗期が来ないようにする。「うるせえババア」と言われたことがあるが、それを反抗期だとは思わない。
「うるせぇババア」と私が言われたら、武道で鍛えた回し蹴りで、反射的にぼんず君を倒してしまうかもしれません。
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