全学年国語・公開学力テスト直前の読解対策「記号選択問題編」

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(公開)国語

毎月第2日曜日の公開学力テストまであと4日です。6年生で7月からの志望校別特訓の資格が取れていないお子様は、1回目から希望のコースで勉強できる最後のチャンスです。この回で資格偏差値が取れるよう、できることを全力でがんばっていただきたいです。

今回は、公開学力テスト国語読解対策、特に記号選択問題対策として、今すぐにできることをご紹介します。直前対策に限らず、できれば継続して取り組んでいただきたい内容です。資格が取れていない6年生のお子様や、国語の偏差値を少しでも上げたいお子様向けの内容です。偏差値が65以上あるお子様は、すでに実践済または理解されている内容だと思いますが、こういう考え方もあるな、とご参考にしていただければと思います。

浜学園の公開学力テスト国語の問題は、記号で答える問題が8割以上、残りは最初と最後の5文字程度を記入する抜き出しの問題です。入試で頻出の50文字から100文字以上の記述問題はありません。そのため、コツをつかめば簡単に高得点を取ることができます。逆に、公開学力テストで高得点が取れても、志望校の過去問で受験者平均点すら得点できない場合があります。

我が家は、公開学力テストの偏差値は、クラス替えや志望校別特訓の資格を得るために必要なもので、入試に必要な実力を必ずしも正確に計ることはできないと考えました。それでも、希望するコースの資格が取れないお子様にとっては、公開学力テストで一定以上の偏差値を取ることは必須です。そこで、本日ご紹介するような対策(読解の練習)は、全く対策されたことのないお子様や、公開の国語で点数の取れないお子様には、ある程度効果が期待できます。

■あらかじめ必要な準備

まず、保護者様が、お子様の答案を全問チェックしていただく必要があります。正解した問題は飛ばしていただいて、間違えている問題に印をつけます(赤ペンで問題文冒頭の数字に〇を付けるなど)。そして、それぞれの間違えた問題について、なぜ間違えているかの原因を明らかにします。語彙の意味を問う問題であれば、正しい意味を覚えるだけなので、深い分析が必要ありません。

分析に時間がかかるのは、読解問題です。選択肢は4択であることが多く、どちらか最後まで判断の難しい2つが最終候補として残るように問題は作られます。その紛らわしい選択も、必ず本文中に正しい選択肢を選ぶ理由となる箇所があります。その箇所を見つけさせる練習をします

問題の中には、文章全体を読まないと正しい選択肢を選ぶことができない問題もありますが(例:本文の内容と異なるものを1つ選びなさい、だと全文を読みながら、異なる選択肢を選ぶ理由の箇所をチェックする必要があります。)、多くの記号問題は、同一段落内の前後数行にヒントとなる箇所がある場合が多いです。

その理由となる箇所を、確実に早く、探す練習をします。紛らわしい最後の候補2つの中から1つに絞れる理由となる箇所が必ずあります。その箇所がないと、問題を作ることができません。問題を解くヒントは、必ず本文中にあります。それを早く見つけることが、記号式問題を解くカギです。

もう一つのカギは、自分の感覚だけで選択肢を選ばないよう徹底させることです。問題を解くヒントは本文中にあることに通ずるのですが、正解を選ぶ理由は作者(筆者)が基準であり、お子様ではないことをよく言い聞かせてください。お子様が選びたがるような、紛らわしい選択肢を選ばないようにする必要があります。

■ご用意いただくもの

  • 今年2月以降に受験した公開学力テストの問題、答案、解答

浜学園の窓口で公開学力テストの過去問販売が終了したことで、これまで私が推奨していた、毎月全学年の問題を購入して、保存し、上の学年になった段階で予想問題として活用することができなくなりました。算数や国語などは初見の問題を実際と同じ時間で解くことで、かなりの練習・対策となったのですが、残念です。

しかしながら、国語に関しては、今年の2月以降に受験した公開学力テストの問題を見直すことで、記号形式の読解問題対策(練習)を行うことができます。大半のお子様は、公開学力テスト受験後、自己採点をして、数日後に得点、偏差値、順位が発表されて、「よかったー」「できなかった」と感想を述べて、終わっていると思います。

算数や理科は、間違えた問題をもう一度やり直すお子様もいらっしゃるかもしれませんが、少数でしょう。国語の問題をもう一度やり直すお子様は、ほとんどいらっしゃらないと思います。その見直しをぜひしていただきたいのです。

毎回、国語のテストが時間切れで全問解くことができないお子様は、

  1. 前後を読むだけで回答できる設問と、
  2. 問題文全体を読まないと回答できない設問

に問題を分けて、パターン2は解くのを後回しにしてもよいくらいです。漢字とパターン1の問題を全部正解させるだけでも75点は取れます。漢字とパターン1の問題を全部解き終えて、まだ時間があれば、パターン2も解く。パターン2まで解く時間がなかった場合は、空欄にしないで、何か解答を書く。空欄はゼロ点ですが、記号を書いていれば、もしかしたら正解になるかもしれません。

数か月前に受験したばかりの公開学力テストの問題をもう一度解かせても、内容を覚えていて意味がないのではないか、とご心配の保護者様がいらっしゃるかもしれません。大丈夫です。覚えていない可能性が高いです。もし覚えていたとしても、解き直しの目的は、記号選択問題の正解を選ぶための、本文中のよりどころとなる理由の箇所を見つけることです。問題内容を覚えている方が話は早いです。

記号問題は、本文中から正しい選択肢を選ぶ理由となる箇所を、早く見つけられるようになれば、確実に得点できるようになります。これは、お子様に「やっときなさいよ」と一人でやらせてもあまり意味はありません。保護者様でも個別教室でも家庭教師でもいいので、事前に問題を予習した大人が寄り添って、お子様が本文中から理由となる箇所を探す過程を見守ることが非常に大切です。

「ここが理由になると思うんだけど…」と自信なさげに引いた下線部に対して、「なぜ、そこを選んだのかな?」と理由を尋ねて、その理由がおおむね正しければOKです。選択式問題であれば、理由の箇所を見つけられるまでで十分ですが、入試問題の記述対策になると、その選択理由を文章にする必要があります。この話は別の機会にまとめます。

長くなりましたので、最初と最後の5文字程度を書かせるような、抜き出し問題の考え方は、続編としてご紹介します。

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