【おすすめ参考書】物語の登場人物の気持ちの読み取りが苦手なお子様向け入門書

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本日は、国語(物語文)のおすすめ参考書をご紹介します。

「気持ち」を読み解く読解レッスン帖です。表紙カバーに書かれているように「登場人物の気持ちをゼロから、ひとつずつていねいに学ぶための本」です。ここまで登場人物の気持ちに特化した本は見当たらないと思います。

物語文の登場人物の気持ちを問う問題はよく出題されますが、ぼんず君はこの手の問題が非常に苦手でした。登場人物の動きや顔の表情、周囲の描写から、明らかに登場人物の気持ちが表現されているのに、なぜか読み取れません。話を聞いてみると、どうも、登場人物が嬉しい時は「ぼんず君は喜んだ」「ぼんず君は嬉しかった」と書いてないと、気持ちが分からないようでした。そんな簡単な問題は出題されるはずがありません。

例えば、「ぼんず君は息をのんだ」「ぼんず君は目を奪われた」は両方とも、はっとするような驚きの表現を表していることは大人であればすぐに分かりますが、これらの慣用句を知らないと、この表現が意味する感情が分からないことが、ぼんず君との会話で理解できました。

大人には当たり前のことが、小学生には知らない、分からないことは思った以上に多いです。お子様が分からなかった問題は、なぜ分からないのか、どこを理解できていないのかを、会話を通じて確認するのがいちばん確実です。

体の一部、特に顔のパーツを使った感情表現で、文字通り解釈しても何を意味するのか分かりにくい表現はたくさんあります。例えば、

  • 目を奪われる
  • 目を細める
  • 目をむく
  • 目を見開く

これらはすべて、ぼんず君が答えられなかったものです。

体を使った表現だけはなく、動作が感情を示すものもあります。例えば、

  • 唇をかむ
  • 歯をみせる
  • 体がかたくなる
  • 背を向ける

目に見えない気持ちや心の様子を描写する表現もたくさんあります。例えば、

  • 胸がおどる
  • 胸がいっぱいになる
  • 胸を打つ
  • 味がしない
  • 相手が大きく(小さく)見えた
  • 相手がまぶしく見えた

このような直接的な表現ではなく、慣用句のような表現で登場人物の気持ちを描写し、その人物の気持ちを問う問題は、物語文で非常によく出題されます。困ったな、思いつく表現を書き出して、分類して、一覧表を作らないといけないのだろうか、と思案している時に、「気持ちを読み解くレッスン帖」と出会いました。

このまとめ方を探していたのです!と嬉しくなるような本でした。状況(自己、他者、行動、理解、自信、好感など)から読み取る場合と、行動(顔のパーツ、身体、感覚など)から読み取る場合の2つに分けて、非常に細かく、状況ごとに整理されてた上で、説明されています。

大人であれば、ごく当たり前の内容ばかりで、難しいことは書かれていません。国語が得意なお子様にも当たり前の内容だと思います。しかしながら、ぼんず君のような、顔の表情の描写から登場人物の気持ちを読み取ることが不得意なお子様には、救世主となる本です。

具体的な学習方法としては、オーソドックスですが、保護者様とお子様とで一緒にこの本を読み進めます。知らない表現が多いと思いますが、中には無意識のうちにお子様が行動している表現も含まれています。

たとえば、ぼんず君の場合、「今日の復習テスト、どうだった?」と聞かれて、点数が悪い時は「目をそらす」行動をしているよね?と聞くと、「してる!」と答えます。「その時は、どういう気持ちで目をそらしているの?」と聞くと、「点数が悪いから、言いたくない」「ごまかしたい」などと答えます。

「目をそらす」のは、うしろめたい気持ちや、そもそも興味がない時に使う表現だね。物語文の中でこの表現が出てきた時に、また確認してみようか。と話を進めます。

1つ1つ具体例を挙げながら話を進めるのは、とても時間がかかります。そのために、小3~4くらいまでの比較的時間に余裕のある時期に、この本を読み終えることをおすすめしたいです。

すでに小5以降のお子様で、物語文が苦手な場合は、英単語を覚えるように、1つずつ「これ知ってる?」と表現の意味を確認して、知らないものだけ、例文とともにチェックするやり方がよいと思います。その上で、公開学力テストやマスターテキストの物語問題を随時チェックして、お子様が意味を理解していない表現がないか確認するのと、この本に載っているのと同じ表現がないかを確認し、あれば、本を使って再確認すれば万全です。

本の巻末には、一覧表が付いています。このページをコピーして、暗記や確認に使うこともできます。続編の「発展編」も発売されています。我が家は続編は購入しませんでした。個別塾や進学塾の先生でこの2冊をシリーズでお持ちの方が複数いらっしゃいましたので、内容はよいのではと思います。まずは1冊目からぜひ試していただきたいです。

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