塾の説明会でよく言われることですが、5月、6月は中だるみの時期で、勉強に身が入らなくなるそうです。特に6年生は、この時期は成績を維持できればそれで充分、下がらないように注意してください。とぼんず君が6年生の時の進学説明会で、学園長が話をされていました。
5月、6月に中だるみになる理由はいろいろあります。
- GWで学校や塾の休みが続き、休みぼけしている。
- 花粉症のお子様は鼻づまりや目のかゆみで集中できない。
- 気温が高くなり、眠くなる。
- 6月に入って梅雨の季節になると体がだるくなる。
- 7月に入ると水泳の授業が始まり、水泳後はとにかく眠くなる。
気温が高い時よりも、寒い冬の方が勉強がはかどります。少なくとも眠たくなりません。大人であれば、コーヒーを飲んだり、ガムを噛みながらでもがんばって目を覚まして、仕事をするのですが、小学生は眠いと寝てしまいますね。ぼんず君は、私とマンツーマンで勉強している時に、春先は勉強の姿勢で寝ていることが何度もありました。塾から帰宅後に宿題をしている時に寝ることが多かったです。疲れていたのでしょう。
この時期の「中だるみ」の原因は、勉強の理解度ややる気が原因ではなく、気温が上昇する時期で眠たくなるからだと推測します。このため、この時期の「中だるみ」には正面から向かうよりも、眠気に逆らわない方がよいと我が家は判断しました。
ぼんず君は毎年、春から梅雨明けの季節はだるそうにしていました。塾から「中だるみ」の季節であることを聞いていましたので、この時期は、明らかに眠そうで、勉強できる状態でない時は早めに切り上げて寝させました。
たまたまかもしれませんが、毎年3月から5月の公開学力テストの成績は、年間で最もよい偏差値が続きました。すぐに眠気が襲うので、早めに勉強を切り上げさせようと意識して、少しでも早くその日の課題を終わらせようと急いで勉強させました。勉強時間は通常時期よりも短くなりましたが、それでも成績は下がりませんでしたので、半分寝ながら非効率に勉強させるよりは、思い切って寝させる方がいいかもしれません。
不足分の勉強は、
- 朝早めに起こして続きをする
- 小学校の早帰り日を有効活用する
- 土日で挽回する
で、どこかで追いつかせるようにしました。早めに寝させると、翌朝、ピカピカの爽やかな顔で起きてきたのを思い出します。そんな時は、早朝から一気に勉強です。もちろん、私が付いてないとやりませんので、早く寝てしまった日は、翌朝起床と同時に勉強できるよう、すべての教材をセットして、朝の支度も済ませて、朝の家事量を最小にする工夫をしました。
眠気からくる「中だるみ」にいちばん効果があったのは、早めに寝させることですが、もう1つありました。それは「成績の上昇」です。小4の春に初めて灘中合格特訓の資格が取れた時は、その後の勉強のやる気に大きくつながりました。もちろん毎月、公開学力テストで50位以内に入れるはずはありませんが、一度50位以内に入れたのだから、頑張ればまた50位以内に入れるんだと思えることは、ぼんず君のやる気につながりました。
6年生だと各科目順位が30位以内に入れば、灘中最高峰特訓の受講資格が得られます。これを目標にすることもできます。それ以外でも、志望校別特訓の資格偏差値や、オープンや合否でのA判定など、1つ目標が達成できると、眠気も吹き飛ぶようなやる気が出てくるようです。
特に男の子は単純です。あとは、目標が達成できたら、褒める。褒めて、褒めて、持ち上げて、気分よくさせて、おだてて勉強させます。大人からみればバカバカしいですが、お子様は結構喜びます。ぼんず君に「ぼんず殿、勉強のお時間でございます。」「殿様」と呼ぶと、偉くなったような気分で、機嫌よく勉強を始めていました。なんてアホで単純でしょう。中学生の今では通用しない技です。褒めるのはタダです。私は「スマイルゼロ円」と心の中でよくつぶやいていました。
GW中はお子様と接する機会が格段に長くなります。褒めて、持ち上げる練習期間に最適ですよ!
コメント
はじめまして。浜学園に通っている小学5年生男子の母です。アメブロの時からいつも読ませて頂いています。具体的な方法や心構えなどを沢山紹介してくださっており、いつも参考にしています。私のバイブルです。
そして、ぼんず君のファンです。うちの息子も電車好きで、、、ぼんず君のようにはお勉強ができないのが残念ですが(涙)息子も志望校に近づけるように、親子で頑張ります。
「スマイル0円」に笑ってしまいました。私も今日から心の中で呟き、息子に笑顔で接しようとおもいます。勉強中はついついしかめっ面になってしまい、後から反省するの繰り返しでしたので。長々と失礼しました。これからも楽しみにしております。
こんばんは。コメントありがとうございます!
浜で電車好きの男の子とは、まさにぼんず君と同じですね!
もしかして、片付けが苦手で、カバンの中からパンやみかんの皮は出てきませんか。。。笑
塾の勉強量は多すぎて、なかなか笑顔で対応するのは難しいと思いますが、そこをなんとか、
ずっとでなくてもいいので、勉強の合間にくすっと笑えるような会話が1日に1つでもあれば
続けられるかなと思いながら、我が家は最後まで持ちました。笑いや笑顔の持つ力は大きいですね。
私も改めて反省です。中学生になっても腹立つことは続くんですよ。がんばりましょうね。。。