[鉄緑会]中1前期カリキュラムの内容(英・数)

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鉄緑会
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中学受験を経て中高一貫校に進学されたお子様をお持ちの保護者様や、中学受験はしなかったものの上位公立高校を目指すお子様をお持ちの保護者様にとって、中高生向けの進学塾「鉄緑会」は気になる存在だと思います。

入塾(鉄緑会では入会と呼んでいます)にあたっては、東京校の場合は「指定校制度」があり、鉄緑会が指定する特定の私立中学校の生徒さんに限り、1年生の間であれば入塾テスト(入会選抜試験)なしに入会できます。

大阪校は指定校制度がありません。灘中のお子様でも入会希望の方は、全員入会選抜試験を受験し、合格しないと鉄緑会で勉強することはできません。

入会選抜試験は年に4回実施されます。2~3月の試験は終了しましたので、次回の選抜試験は7月頃の予定です。日程の詳細が決まり次第、鉄緑会のウェブサイトに発表されます(東京校大阪校)。予約は電話で可能で、早い日程から埋まります。その理由はこのブログで以前ご説明したことがあります。次回の入会選抜試験の受験を検討される保護者様は、鉄緑会のウエブサイトをまめにチェックされることをおすすめします。

2~3月の入会選抜試験を受験したものの、残念ながら合格できなかったお子様や、7月受験の準備中のお子様、あるいは、中1からは早すぎるので、中2以降での入塾をご検討中のお子様に向けて、本日の記事では、中1のテキストで扱われる内容をご紹介します(2018年配布テキストをもとにして記事をまとめました。最新版と内容が若干ずれている可能性があります)。

7月の入会選抜試験を受験予定のお子様は、6月末までに鉄緑会で進んだところまでが出題範囲になる可能性が高いと思いますので、試験準備のご参考にされてください。

■数学

中1数学は2冊のテキストを使用します。1冊が解説中心の内容で、もう1冊は演習問題だけで構成されています。両方とも「代数/幾何」が混在して1冊のテキストに収められています。

「正負の数」「文字式」「方程式」から始まるところは、中学受験時の算数の年間カリキュラムと同様です。その後は「連立方程式」「不等式」と続きます。このくらいまでは自宅学習も楽です。

このあとから幾何の内容に切り替わります。図形の合同条件や平行や角度がからんだ証明問題です。証明問題の記述は、鉄緑会独特の細かい言い回しを使用します。また、必要な要素をすべて漏れなく書き切ることが求められます。このあたりから内容が難しくなってきます。

その後は、一次関数の基本と応用問題が続きます。前期(9月末まで)の内容はここまでです。

6月末までに不等式まで進みます。7月の入会選抜試験では不等式までの数の性質の内容が範囲となる可能性が高いです。これはあくまでも私の予想です。試験範囲に関する詳細は、入会選抜試験を申し込まれる際に、鉄緑会にご質問をいただくのが確実です。

■英語

数学と比較すると、英語の内容は非常に簡単です。小学生時代に英検2級程度の勉強を終えられている方は、中1の英語は受講する必要はないと思います。中学受験を終えてから初めて英文法の勉強を市販問題集で始めたぼんず君にでさえ、中1前期の内容は簡単でした。

中1英語も2冊のテキストを使用します。数学と同様に、1冊は解説中心、もう1冊は演習問題の構成です。鉄緑会では中1の1年間で英文法の学習が完了します。そのために、非常に速いペースで1年間進みます。

「Be動詞」から始まり、「一般動詞」「所有格」「疑問詞」「一般動詞」と続きます。6月には「比較」単元に入り、その後は「現在進行形」「過去形」「未来形」「助動詞」「不定詞」の途中で前期が終わります。6月の比較のあたりから難しくなる印象を受けました。

6月末までに比較の単元が終わります。すなわち、原形、比較級、最上級までが終わります。7月の入会選抜試験では、比較単元までが出題範囲となる可能性があります。

テキストの大きさはB5判で、浜学園のテキストA4判よりも一回り小さいサイズです。希学園のテキストと同じ大きさです。厚みは数学よりも英語の方が若干厚いです。英語は1cm近い厚みがあります。英数ともに問題数はそこそこ多いので、鉄緑会に通えば、演習量不足になることがないと思います。

長くなりましたので、授業の進め方や課題提出については、別の記事でご紹介する予定です。

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