小学校時代、大手進学塾に通い続けるにつれて、「集団授業では国語の力は付かないのでは?」という疑問は確信に変わりつつありました。復習テストで低迷していたぼんず君が平均点以上取れるようになったのは、教育相談での塾の先生のアドバイスがきっかけになったものの、自宅での親講師によるテキストの反復学習の成果です。
反復学習のおかげで、塾のテキストをベースに作られた問題は解けるようになりましたが、初見の読解問題を解く力は不十分なままでした。
文全体をまとめながら書かせる100文字程度の記述問題は空白のままです。読解力以外にも、ぼんず君に不足するものはたくさんあります。
塾の年間講義予定を見ても、それを補う内容はありません。塾の講義は毎週どんどん進んでいき、それについていくだけでも大変です。
どうやって応用力を付ければいいのか。2年は必要。間に合わないと焦るばかりでした。
私の私見ですが、集団授業はあくまでも理解確認と切磋琢磨の場と考えています。上の学年になるほど、その傾向が顕著です。中高一貫校向けの塾はその度合いがさらに進み、高校生向けになると、一方的な衛生予備校でも授業が成立します。
塾の授業だけでは、100文字以上の記述問題に代表されるような中学受験問題に対応できる国語力は付かない、という結論に至りました。
まだ時間のある今のうちに、片っ端から行動していきました。
・塾の教育相談を活用する。
・塾の授業を見学に行く。
教育相談や教務の先生との相談やらで塾に行く機会が多く、「お前のおかん、いつもおるな」とぼんず君はクラスのお子さんに言われるのが非常に嫌だったそうです。
・他塾もどんどん見に行きました。公開学力テストの成績表を持参して行くと大歓迎され、転塾を勧められることが多かったです。授業まで見学させてくれる塾は少なかったですが、テキストの比較や面談ご担当の先生とお話するだけでも参考になることが多かったです。
・納得できる授業を提供する集団塾がなかったので、国語専門塾や個別塾にも相談に行きました。「これは!」と思う先生がいらした個別塾でお試し指導(もちろん有料です 数回で集団塾1カ月分のお月謝でした)を受けてみましたが、お値段を考えると、低学年で始めるのはもったいなさすぎるとすぐの利用はしませんでした。
試行錯誤は小学校時代はもちろん、中学入学後の今に至るまで続きます。
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