■理系科目が難しく進度が早くて大変です
ぼんず君の中学校で夏休み明けに実施された実力テストの結果がようやく戻ってきました。定期テストや2学期明けの実力テストの講評を見る限りでは、学年の半数近くは授業を完全に理解できていないのでは?と思える結果でした。
どの教科も予想以上の早さで授業が進んでいますが、我が家でいちばん困っているのは
理科です。
最大の理由は、教科書を使わないので、何をベースに勉強したらいいか分からないからです。
文部省認定の教科書は配布されます。ただし、理系科目は教科書をあまり重視しません。Z会などが発行する副教材を軸に指導が行われます。
理科も副教材を配布してほしいのですが、残念ながら理科(物理、化学など分野ごとの授業です)は先生が作成されるプリントを使って授業が行われます。
教科書ではなくバラバラのプリントなので、いい加減な管理をしているとすぐになくなります。浜学園の返却済復習テストを紛失するのとはけた違いのダメージです。
紛失に気が付いたら、すぐに先生に平謝りして再度いただけるよう、ぼんず君にお願いに行かせますが、そもそもなくしていることに気が付かなければ、そのまま定期テストまでGOでその単元は丸々失点します。
■理科は中1で高校過程からスタートします
2つ目の困っている理由は、中1なのに勉強内容はおそらく高校生の理科と思われるからです。
ぼんず君が1学期早々から「理科、全然分からない」というので、プリントを確認したところ、どう見ても内容が高校生の「化学基礎」「物理基礎」でした。
配布プリントは親の私が読んでも理解が難しく、高校生向けにやさしくまとめられた参考書を購入して、私が大昔に学んだ内容を思い出すところからスタートです。数十年前に勉強して以来の物理や化学の内容を覚えているわけありません。
最大原子核数や原子配置? ぼんず君が分からないのも無理ないなあ、まだ中1でいきなりこれでは理解の遅いぼんず君は置いてけぼりなのも仕方ありません。浜学園小4理科でクラス最下位になった時のことを思い出しました。
意外とうまくまとまっていると思ったのは、NHKの高校講座です。我が家はテレビを使わないので番組を視聴することはできませんが、ネットで番組のダイジェスト内容が活字になっていました。特に化学は分かりやすかったです。
私が概要を何とか理解した上で、自宅でぼんず君相手に理科の講義を連日続けました。
これって
中学受験の時に私がぼんず君にしたことと同じではないですか?
いつまでぼんず君の勉強を見続けなければならないのかと憂鬱な1学期でした。2学期も憂鬱は続いていますが、最悪の危機は脱しました。
■お子様が学習で困った様子があれば声かけを
今回の中学校での実力テストは1学期の定期テストよりも出来がよく、ほっとしています。しかし、この結果は完全な親がかりの賜物で、ぼんず君の実力ではありません。
ぼんず君には調子に乗らないように、自力だけでテストを受けていなら平均点も取れなかったことを言い聞かせました。
ぼんず君の反応は
「これからも教えてね」
中学受験時代の親地獄状態の再来は困りますので、自立するように指導していきます。
理科だけでなく、どの教科も恐ろしく早いペースで進んでいます。中学受験が終わっても、保護者様はほっとできないかもしれません。
面倒見が良いと評判の高い中学校にでも行かない限り、お子様の自主性に任せていたら成績が大変なことになる可能性があることがよくわかりました。
定期考査で赤点を持ち帰って、初めてお子様が学習につまづいていることに保護者様は気が付かれるかもしれません。普段の自宅学習でお子様がじっと動かずに渋い顔で考え続けている時は、「勉強大丈夫?」などと一声かけてみるといいと思います。
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