[中高一貫校中1]主要5教科・これだけは押さえておきたい日々の学習内容

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勉強_中1

6年生のお子様をお持ちの保護者様からいただいたご質問への回答として、2回に分けて書いた記事「夏期講習の資格偏差値が取れない時、どうするか(戦略編)」と「夏期講習の資格偏差値に届かない時の決断(お子様の幸せ編)」に非常に多くのアクセスをいただきました。ありがとうございました。

中学受験は、お子様がより充実した環境で中高の6年間を過ごすための切符を手に入れる試験と、私は考えています。この切符は一定の人数しか手に入れることはできません。より魅力的な学校ほど、切符を手に入れるのが難しくなり、我が家のように無理をして勉強を続けると、最後の1年間は苦しい日が続きます。

ただ、正しい方法と能力の高い指導者について、毎日きちんとやるべきことを続ければ、3つから5つ受験したどこかの中学校の入学切符は手に入れることができます。余裕を持って切符を手に入れるのもありですし、到達できるか分からない高い切符を目指して、ギリギリの合格切符を手に入れるのもありです。やり方、決断の内容はご家庭ごとに異なり、お子様に合っていればそれが正解です。

本日は、新中1のお子様が入学直後からすぐに始めてほしい日々の学習内容をまとめます。特に、我が家のように真ん中より下で合格したお子様におすすめです。

中高一貫校は「高校受験を回避」できることが大きなメリットの1つです。一方で、高校受験がない分、中だるみに陥るお子様もいらっしゃいます。中高一貫校の中には、成績不振などの生徒に対して高校進学を認めない学校もあります。「放校」という言葉を聞かれたことがある保護者様もいらっしゃると思います。

ネットや噂で聞く「〇〇中学は30名放校した」などの話は、数字部分がだんだんと大きくなって伝聞されることが多いですが、人数の多少はあるものの、放校制度のある学校は非常に多いです。

放校にまで至らなくても、毎回の定期考査で平均点も取れない状態になれば、授業は理解できないし、せっかくの学校生活もつまらなくなります。中高一貫校の授業進度は早いため、一度授業が理解できなくなると、そこから自力で回復することは極めて難しいです。

成績が学年最下位付近になり、進級や進学があやうい状態の生徒さんは「深海魚」と呼ばれます。中学受験の有名ブログ「中学受験を笑う」でよく登場する表現です(私のお気に入り記事は「ある日の学習プラン」ぼんず君と大笑いしました)。中1の新学期が始まったばかりの今から、きちんと勉強すれば、少なくとも「深海魚」になることは避けられます。

中1のスタート時に我が家が勉強で気を付けたことをまとめていきます。

■最重要科目の英語と数学

どの学校でも、時間割の中で英語と数学が占める割合が非常に高いはずです。特に進度の早いこの2科目は、絶対に授業についていくことを目標にします。

  • 毎回の授業の復習をきちんとする。
  • 英語の単語や構文、文法の新しい内容はその日のうちに覚える。
  • 毎朝の計算練習を復活させる。

最低でもこの3つは毎日行う必要があります。

中1から通塾する場合、多くの塾カリキュラムは英語と数学の2科目だけです。中1から必ずしも塾に行く必要はないと思います。それよりも、学校の教材を完璧にマスターするべきです。

■中学受験で国語が苦手だったお子様は要注意

ぼんず君は中学受験の時に国語の記述問題で苦しみました。受験を卒業して、今度は中学校での国語に苦戦しています。要求レベルが高すぎて、いろいろと課題が多すぎます。現代文に加えて、古文や漢文も加わります。

国語が苦手なぼんず君の母である私がお伝えしても説得力がありませんが、国語に関しては「演習量の多さ」でカバーできると思います。我が家は、Z会からスタディサプリに国語の自宅学習教材を変えました。

現代文は中3の受験対策講座を取り組んでいます。古文と漢文は中2~3の講座です。教材はPDFで印刷できるし、ビデオの解説はあるし、何よりも月1980円で中1から高3までの全講座が利用できます。

国語が苦手なお子様にぜひおすすめしたいです。記述問題は書かなくなると、1カ月で解けなくなりますよ。

■どう勉強したらよいか分からない理科と社会

中高一貫校の理科と社会は、教科書を使用せず、代わりに先生が配布するプリント中心の授業となる学校が多いです。最難関校の中には、そのプリント(教科書)を生徒に作らせるところもあります。プリント中心だと、どこまで進んだか分かりにくいです。

ぼんず君は理科の学習方法で迷走していました。プリントの内容は高校で習う範囲で、項目が飛び飛びのこともあり、頭の中が整理できなかったようです。

スタディサプリの目次を何気なく見ると、ぼんず君が学校で習っている理科(物理、化学、生物)と同じ単元を高校化学、高校物理、高校生物で発見しました! 中1で高校物理を教えるのは早すぎるのでは…と思いますが、学校のカリキュラムなのでついていくしかありません。

春休みはスタディサプリの物理、化学、生物のビデオを大活用しました。ぼんず君は、最初は化学の先生が女性だったので嬉しそうでしたが、化学の先生の特徴的な話し方を私が真似して、「さぁ、今日はぼんず君の化学変化を見てみようか」などとふざけて真似し続けたので、化学の先生への好感度が下がったそうです。

今のお気に入りの先生は、高校の生物の先生だそうです。理由は、「ちゃんとスーツを着て、いちばん先生っぽい」からだそうです。浜学園の先生も皆さんスーツ着用だったのを思い出しました。

社会は4科受験のお子様には余裕の内容です。中1社会の進度は、3科のお子様に合わせてゆっくり目の学校が多いので、社会の心配はあまりされなくても大丈夫です。

怖いのは、物理と化学です。高校の内容と言っても導入部分の話なので、基本を押さえて、例題をきちんと解ければ大丈夫です。スタディサプリは各単元の最後に確認問題がついています。問題と解説ビデオがあるので使いやすいです。

理科の勉強の仕方は、授業のあった日の夜に、板書ノートを確認して、スタディサプリのビデオを見て、最後に問題を解く。これで十分です。1回で40分ほどかかります。

復習をしないでため込んでしまうと、最初の定期考査である1学期の中間考査直前に大慌てすることになります。今からコツコツと毎日復習する習慣をつけることが、楽しい学生生活につながります。勉強もほどほどにがんばりましょう!

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