鉛筆の持ち方が試験の点数に与える影響

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ぼんず君は鉛筆の持ち方がものすごく変です。箸の持ち方もおかしいです。保育園時代から、鉛筆の持ち方矯正器具リングの付いた箸で持ち方の練習をさせましたが、ついに直すことができないまま中2生になってしまいました。

鉛筆を持つ時、親指と人差し指で鉛筆を支えて、残りの指は添える程度の持ち方が正しいですが、ぼんず君の場合は、親指と中指で鉛筆を支えて、人差し指を使っていません。箸の持ち方も描写が難しいほどにおかしくて、小さい食材や丸い食材を箸でうまくつまむことができません。

鉛筆や箸を正しく持てないと、親はどんな躾をしてきたのか?と心の中で思われることが分かっていたので、本当に頑張って矯正し続けたのですが、今の時点ではまだダメです。あっ、目の前で勉強しているぼんず君を見ると、今日は正しく鉛筆を持てている時間が長いです。おかしい時は「鉛筆」と声をかけ続けるしかありません。

鉛筆の持ち方がおかしいと、中学受験の準備を進める上で徹底的に不利なことがあります。1つはキレイな文字が書けないので、漢字問題などで不利。間接的には、文字だけ見ると、頭の悪そうな子が書いたように見えます。ぼんず君が今の字のままで大人になってしまい、手書きの履歴書を書く機会が出てきたら、筆跡で不利になる可能性があります。通塾前に習字に通わせたこともありましたが、塾に通う前に辞めたことをちょっと後悔しています。

漢字の書き取り以上に不利なことは、鉛筆の持ち方が間違っていると、文字を早く書くことができないことです。具体的には、算数の計算問題で圧倒的に不利です。浜学園の算数・計算テストは学年が上がるごとに短時間で極めて複雑な計算問題をたくさん解かなければなりません。

鉛筆の持ち方がおかしいと、頭では解き方が分かっていても、それを紙に起こすのに時間がかかりすぎてしまいます。分かっているのに書くスピードが遅いから間に合わないというもったいない事態になります。計算問題1問4点として、4点アップすれば、公開の偏差値は2~3ポイントはアップするかもしれません。

ぼんず君は計算問題だけでなく、算数の大問でも頭の中の思考が進む早さと、自分の書くスピードの遅さのバランスが悪くて、せっかく分かっている問題でも解答用紙に整理して書くことができないことがありました。部分点のない解答欄が□だけの中学校の入試問題であれば問題ありませんが、最近は問題を解く過程も採点対象にする中学校が増えていますね。

鉛筆の持ち方の話から逸れてしまいますが、頭の中を整理して、箇条書きでいいから条件を論理的に正しい順に書く練習は、6年生は必須です。集団塾の指導だけではそこまでチェックしてもらえないので、保護者様がお子様の答案をつぶさにチェックするか、プロにお願いするのがよいと思います。

中学受験と鉛筆の持ち方に話を戻しますが、我が家は6年生になっても持ち方の矯正が間に合いませんでした。そこで、私が出した結論は、

  • 早く書ければそれでいい
  • 文字は最低限読めればいい(算数限定)
  • 持ち方の矯正は受験が終わってからしよう

でした。中学校進学説明会で、具体的なNG文字の事例を確認した上で、ぼんず君は鉛筆の持ち方はおかしいですが、文字は減点対象になるほどNGではないと判断しました。そして、ぼんず君には、今の鉛筆の持ち方はおかしいけど、受験直前に直さなければと意識して、本来の問題を解くことに集中できないのは意味がないから、持ち方は受験が終わるまでは今のままでいいので、速く書けるようにしよう、と伝えました。

結果、受験はなんとか終了しましたが、各種持ち方の課題は中学校以降に持ち越したままです。低学年のお子様で、鉛筆や箸の持ち方が正しくない場合、素直に保護者様の言うことを聞いてくれる幼いうちに矯正することをおすすめしたいです。鉛筆も様々な補助器具が入手できます。

また、計算力はあるはずなのに、計算テストで得点できない場合、文字を書くスピードに問題があるかもしれません。一度、お子様の鉛筆の持ち方を確認していただくことと、実際に書く様子をチェックされるとよいと思います。書くスピードは、算数だけでなく100文字程度の記述問題でも必要です。意外なところにお子様の盲点があるかもしれませんので、一度ぜひご確認ください。

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