昨日ご紹介した日経スタイルの鉄緑会紹介記事は、非常に多くの方に読んでいただきました。ありがとうございます。日曜日の夜に記事をまとめながら、ぼんず君に「鉄緑会の合格の電話をかけてくれた会長さんが、鉄で伸びる生徒のタイプを話してるよ」と声をかけると、「何、何?!」と非常に興味を示しました。記事の内容をそのまま読み上げて、「どう?」と聞くと、笑いながら「そんな難しいこと、考えたこともないよ」で会話は終わってしまいました。
あー、ぼんず君、大丈夫?と心配するまでもなく、ぼんず君は自己マネジメントから最も遠い位置にいる中学生なのを忘れていました。今だに私がタイムキーパーをしているくらいですから、まだまだスタートラインにも立てていないのかもしれません。
ただ、最近の学習態度を見ていると、鉄緑会の先生から保護者面談でアドバイスいただいた内容を元に、勉強方法を改善したり、弱点補強にも目を向けるようになったので、多少は進化したように見えます。夏休みに「ぼんず君改造計画」を企画立案して、自立に向けてがんばってほしいです。
本日は、中学受験時代に気になったぼんず君の行動あれこれをご紹介します。「こんなおかしな行動ばかりしで大丈夫だろうか?」と心配した時期もありましたが、中学受験を終えたお子さんを持つ同級生や知人と受験ネタで話をすると、「その行動ある、ある!」で、特別におかしな行動でなかったことが分かりました。
受験ネタの話を家族以外の人とするなんて、受験が終わるまではまずできなかったことです。私がそうだったので、同じように、お子様の「あれ?」と思う謎の行動について悶々とされる保護者様もいらっしゃるのでは?と思い、ぼんず君の困った行動をいくつかご紹介しようと思います。
■何でも分解する。そして組み立てられない。
我が家の場合は、シャープペンやボールペンなどの筆記用具がターゲットになりました。新品で買ったペンをすぐに分解するのです。そして、部品が足らなくなって、元の状態に戻すことができず、バラバラの状態で筆箱に入れたままにしたり、机の隅に部品を積んでいました。
ボールペンは、ノック式が被害に遭うことが多かったです。バネをびよーんとどこかに飛ばしてしまい、バネのない状態で組み立てて、知らん顔をしていました。私の赤のノック式ボールペンをバラバラにして、「さあ、採点しよう」とノックをしてもインクが出ない事態が多発。ノック式からZEBRAのキャップ式のボールペンに切り替えました。(以前、暗記対策グッズでご紹介した、ZEBURAのサラサオレンジのシリーズ、赤の水性ボールペンが使えなくて困りました。このペンは本当に書き心地がよくて、イライラの多い採点タイムを少しでも快適に過ごすことができます。)
そうすると、中のボールペンの芯を抜いて、芯の真ん中の空洞にシャープペンの芯を入れて、インクをほじったり、もうバカかい!と何度怒ったか分かりません。塾で10傑常連のお子様が、シャープペンをバラバラにしているのを見た時は、「賢いお子さんでもするんだ」と、ちょっとだけ安心しました。
中学校入学後は、バラバラ事件は起きていません。後からぼんず君に聞いてみると、「ばらしている時は安心する」と妙なことを言っていました。バラす癖のあるお子様は、木軸シャープペンは全くばらせないのでおすすめです。鉛筆そっくりの外観と感触をぼんず君はとても気に入っていました。
■長風呂、風呂の中で長時間歌う
6年生になり、塾からの帰宅時間がかなり遅くなっても、帰宅後の入浴時間が長く、風呂の中で呑気に歌を歌い続けていました。髪の毛も短いし、身体も小さいのに、なぜそんなに入浴に時間がかかるのか?リラックスする時間は、6年生の夏以降は寝る時だけしかありません。「歌、やめ!」と言っても全く聞きませんでした。
佐藤ママが、長風呂の女の子のお子様の入浴時間を短縮するために、髪を乾かすのを手伝った話を講演会で聞いて、私も真似をしました。髪を乾かすのではなく、私がぼんず君の頭と背中を洗って、強制的に入浴時間を終了させました。あとはこっそりですが、身体にあざや傷がないかを黙って確認しました。
受験終了と同時に、この面倒な頭を洗う係は終わりにしました。風呂の中で歌うのは、とてもストレス発散になっていたそうです。頭を洗ってもらうのも嬉しかったそうです。毎晩、美容院のように丁寧に頭を洗ってもらえたら、それは快適でしょう。
■トイレがやたら長い
これはちょっと注意が必要でした。トイレットペーパーホルダーに頭を乗せて、寝ていることがあったからです。トイレの鍵を内側からかけられると色々と面倒なので、受験時代はトイレの鍵を使えないようにしました。
もうひとつ注意が必要だったのは、ぼんず君はお腹を壊すことが多く、そのために長時間トイレに座っている時です。「調子が悪い」と言わずにトイレにこもるので、こちらが察する必要がありました。食べる物、飲み物に注意をして、秋以降は冷たい飲み物を冷蔵庫に入れない、氷を作らないようにしました。ジュースは封印、甘い飲み物はホットカルピスで代用しました。温かいカルピス、意外と美味しいです。ぶどう味やパイン味があり、味に飽きることはありませんでした。
■消しゴムに八つ当たりする
これも注意が必要な行動です。ぼんず君はイライラすると、消しゴムをシャープペンでぷすぷす刺していました。なので、私は毎晩消しゴムの状態を確認しました。刺すようになったら、相当ストレスが溜まっているので、ガス抜きが必要です。
マクドナルドを塾弁代わりに届けたり、好物の晩御飯を用意したり、マフィンを焼いたり、工夫しました。工夫は全部食べ物ですね。6年秋以降は食べることくらいでしか、ストレスが解消できなかったと思います。なので、多くのお子様は小太り気味になります。保護者様も影響を受けます。私も太りました泣
長風呂やシャープペン分解くらいの行動であれば、笑い話ですみますが、攻撃的な行動の兆候が見られた場合だけは少し注意をしてあげてください。それ以外は、時間管理に注意すれば大丈夫です✌。
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