受験終了後に塾のテキストやテストを処分してもよいか

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教材(中学受験)

中学受験が終わったら、4月からの進学に備えて部屋を片付けたくなります。

受験生のお宅は、数年間分の塾のテキスト、復習テストや公開学力テストを綴じたファイル、6年生からの志望校別特訓のテキスト、直前特訓で配布された大量のプリントやテスト類があふれているご家庭が多いと思いますが、本日はそれらの教材を処分する際のお話です。

中学校進学後塾の教材を見直すことがあるかもしれない、と処分を迷っている保護者様に対しては、「大丈夫です。まず使うことはありません。」とお答えします。

早ければ、進学先中学校の合格者説明会で、中1の教科書、参考書、問題集が配布されます。この時に宿題が課せられたり、入学直後に実施される実力テストの範囲が発表される学校もあります。4月からの勉強内容は大きく変わり、使用する教材も当然変わります

基本的には中学受験の問題集や参考書を処分することには賛成ですが、一部例外があります。

それは、中学受験の勉強を十分に理解できていない場合です。

我が家は、「国語の神技」「難語2000」などのごく一部の本を除いてすべて処分しましたが、処分する前にもう一度ざっと中学受験で学んだ内容を総復習しました。特に、中学校で重要になる算数の図形、数の性質、場合の数に力を入れました。

計算は「120回計算合格圏内テスト」を、漢字は同じシリーズの「120回書き取り読み方合格圏内テスト」を2月中まで繰り返し解いて、120回シリーズを卒業にしました。

中学受験で学んだ内容は、中学校進学後で学ぶ勉強の土台となります。特に算数は中学受験の内容が理解できていないと中学校で苦しい展開になりますので、毎日少しでいいので復習をすることをおすすめします。

塾の教材を処分する場合、紙ごみの日にまとめて捨てるのもよいですが、必要な方に買い取っていただくこともできます。

お仕事などで忙しい方は、買い取り専門業者さんにまとめて買い取っていただく方法があります。段ボールに教材を入れて、着払いで業者に送るだけの作業です。楽ですが、買い取り価格は非常に安いです。大き目の段ボール一杯で数千円です。私なら業者に頼まず、自分で作業します

多少手間暇をかけられる、日中に作業時間が取れる保護者様は、ヤフオクやメルカリに出品することで、捨てるよりもずっと実用的に処分ができます。

ヤフオクもメルカリも匿名発送が可能なので、匿名取引をおすすめします。

出品前の作業として、

  • 教材やテストの記名部分はすべて切り取る
  • 全ページを確認して、恥ずかしい書き込みや個人情報をお子様が書き込んでいないか確認する

必要があります。保護者様の電話番号を予想外の箇所に書き込んでいるかもしれません。

テストは裏の白紙部分も見ます。びっくりするようなイラストの大作が残されているかもしれません。あるいは、「勉強やめたい」「〇〇きらい」などの心のつぶやきが残されているかもしれません。

受験はもう終わりましたので、テストの点数や裏面の書き込み内容をお子様に問い詰めて、親子喧嘩するのは避ける方がよいです。

テキストは1冊ずつ、テストは1学年分の1科目ずつ出品する必要があります。写真を撮り、説明文を書き、データをアップロードするのは面倒ですが、コツコツ作業を続ければ、必ず「よかったー」と思っていただけるリターンが得られます。

テスト類は問題と解答がセットで揃っていることが必須です。1年分であれば欠けがない方が人気が高いです。書き込みは消さなくても大丈夫です。

浜学園は公開学力テストの問題販売を中止したので、公開学力テストの問題も人気があります。

塾の教材でずば抜けて人気が高いのは、やはり灘中関連のものです。灘中対策の塾教材を探しているのは、保護者様よりも個別塾や家庭教師の先生が多いです。そのため、どの塾でも灘中対策教材は、解説ページを省略する傾向があります(特に算数)。

問題の解説は授業中に板書をするので、ノートを付けてほしいと要請されるかもしれませんが、それはお断りしてよいです。

受験が終わると多くの保護者様が教材の処分を始めます。早く始められた方が、良い条件で処分できます

最後に、教材処分の前には、中身のチェックをお忘れなく!

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