通塾と同時に、毎朝計算と漢字の勉強を始めました。
計算は、塾で配布された「365日計算テキスト」を制限時間(5分)を設定して、できるだけ多く解く、正解を増やすを目標に続けました。
塾のドリルは簡単だったので、もう少しパンチの効いたドリルを探して、行き着いたのが「120回計算合格圏内テキスト」です。
(西北出版、A5版、当時645円)
難易度 :★★★★★
所要時間:★★★★☆
おすすめ:★★★★★
ちなみに、ぼんず君が通った塾の「計算テキスト」は小5までは簡単ですが、小6は計算数問+小問題10問ほどの構成になります。
小問題は公開学力テスト小6の問2~3の小問レベルの難しさで、「この内容のどこが計算問題ですか?」という問題が1日分の半分以上を占めるようになります。毎朝の計算時間の小競り合いの原因となりました
「120回計算合格圏内テスト」は、1ページ15問構成で、問題は全国の中学入試問題から抜粋した計算問題ばかりです。前半は易し目、後半は灘や甲陽、開成などで出題された問題も混ざっています。
11問目から15問目までの計算問題は、非常に難易度が高く、この問題集を毎日解き続ければ、確実に計算力はアップすると思われる内容です。
1ページ1単元構成、120回で中学入試算数の全項目を復習できる構成もすばらしいです。
ぼんず君は、単位換算を今だに忘れがちで(haとa、km3とm3など)、これ意外にも何度やっても間違える項目がありました。
塾の進学説明会で、学園長が計算力を高める方法として、「難易度の高い問題集を短い制限時間内に何問できるかを記録します。10問中5問しか解けなくてもいい。その5問を必ず合わせるようにしてください。次に、解ける問題の数を増やしていってください。5分、10分間の集中力を高めてください」
と言われたことがありますが、その訓練にもこの問題集は最適です。
残念ながら、120回シリーズは、漢字、計算ともに絶版となり、アマゾンの中古で高額出品されています。出版社に再販希望の声が多く届けば、紙版の再販は難しくても、kindle版で再販される可能性もあります。
※2019/01/08追記:Amazonで定価販売されています!出版社さんが増刷してくれたのですね。とても良い本なので、ぜひぜひご購入をおすすめしたいです。
我が家の使い方は、1ページ制限時間10分、何問解けて、どれを間違えたか全て記録しました。最初は10問以下しか解くことができませんでした。正答率はさらに落ちます。どの問題も難しくて、泣きながら解くこともありました。
120回分あるので、さぼらなければ約4カ月で最後まで終わります。そしたら、また1回目に戻ります。本当に何往復したか分からないくらい繰り返しました。
小6にもなると、時間内にすべての問題を解き終えることができるようになりました。計算は運動と同じで、反復練習が非常に重要だと実感しました。
計算や漢字の管理は、ぼんず君が自分で出来るわけがありません。全て親管理です。毎日解く問題をB5版に拡大コピーして、解く順番にプリントをセットして、毎朝机の上に並べました。1枚解き終わると、次の紙を渡し、私が戻された問題の丸付けをします。間違っていたら、出かけるまでに直しを終える約束にしていました。
間違いが少ない時は、朝学習が早く終わって、ぼんず君はゴロゴロしていました。何回解き直しても計算問題が合わない時は、小競り合いになりました。
小学校に遅刻しない範囲で、ギリギリまで解き直しをすることも最初は多かったです。小3や小4には難しい問題が多いので、だめそうな回は飛ばして前に進めるのがよいと思います。
中学入学後もこの本は継続して使用しています。
コメント