国語の物語文で出題される内容は、現代の豊かな子ども達にはピンとこない時代設定の話が選ばれます。
例えば、戦時中で食べる物にも事欠くとか、家が貧しくて小学校に行くことが出来なくて働く子どもとか、両親が亡くなって、親戚中をたらい回しされる設定などです。
なぜ、そのような設定の話が選ばれるのか考えてみました。
自分が経験したことのない話であっても、そこで生きる登場人物の気持ちを正確に読み取れるか=読解力を見るためだと思います。
読解力に意外と必要なのは一般常識です。そんな難しいものではありません。ぼんず君が知らなくて、私があまりにもびっくりしたものを
思いつく範囲で羅列します。
防空壕
掘立小屋、あばら家、六畳一間
仏壇、数珠
すべて塾の国語のテキストの物語文で出てきた言葉です。
我が家はテレビがないので、映画やドラマを見る機会はなく、戦前、戦後、高度経済成長時の日本の姿をぼんず君は想像することができませんでした。
時間に余裕がある低学年のうちに、これらの時代を扱った子ども向けのアニメや映画を1本見せておくと良いと思います。
おすすめは
ほたるの墓
オールウェイズ
二十四の瞳、でしょうか。あまり思いつかず申し訳ありません
時代背景を理解するツールとして、意外におすすめなのは「落語」です。教養がないと理解できない演目がいくつかあります。図書館でCDを借りることができますし、日曜夕方の笑点で落語に触れることもできます。
中学入試の社会の問題で、「三種の神器」(1950年代後半、白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機)を選択させる問題もありました。大人には当たり前のことでも、子どもは知らないことがたくさんあります。
こういう隙間知識がまとまった本が欲しい!といつも思いましたが、最後まで見つけることはできませんでした。
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