9月から11月にかけて、中学校の文化祭や、学校や塾主催の進学説明会が相次いで開催されます。気になる中学校のイベントに全部参加しようと思うと、秋の土日祝は全て予定で埋まるほど、多くの学校のイベントが目白押しです。
学校の進学実績や授業方針、校舎や施設の状況を確認するには、会場が中学校のイベントに参加するのがいちばんですが、在校生さん達の生の様子を目の前で体感できる学校行事があります。それは
運動会(体育祭)です。
近年防犯面から外部の方が閲覧できない中学校も増えてきましたが、もし、志望校の中学校が外部者でも見学可能であれば、ぜひぜひ出かけてみることをおすすめします。
●文化祭よりも素の生徒さんが見れる。
展示や発表が中心の文化祭は、まだ教師や学校による管理統制が可能でしょうが、体育祭はそうでもありません。中学高校合同開催の場合、高校生はもう大人ですから、あまり言うことを聞きません。自分たちが楽しむぞーーと素の様子が伺えます。男子校では、地響きのような雄叫びに驚かされますが、高校生が純粋に応援しているだけです。
●学校の校風が一目で分かる。
マスゲームのような行進が有名な学校もあります。一方で、マスゲームをするなんて考えられないような(自由な)学校もあります。当日のプログラムを見るだけでも、学校の校風は一目で分かります。
●教師の力量もすぐ分かる。
中学高校合同開催の場合、高校生ともなると、丸3年以上在籍するためか、自由度がアップします。学校が許容する自由度を超えた行動に対しては、教師の制止が入ります。女子校では少ないかもしれません。
私はこの制止を見るのが結構好きです。教師が制止可能なギリギリの範囲で暴れる賢さが感じられるからです。先生がコンサートスタッフのように生徒の暴走を阻止する、あうんの呼吸にワクワクします(ちょっと変わり者かも)。男子校の先生は体力、瞬発力が必須であることを体感できます。
●一緒に楽しめそうか判断できる。
どの学校の体育祭も、想像以上に盛り上がりを見せます。小学校の時よりも本気でリレーを走る生徒さん、体が大きい分、相当迫力のある騎馬戦、無理やり感のない人間ピラミッドなどの演目を見て、一緒に盛り上がれそうか、乗りについていけそうか。ただただ圧倒されるかもしれませんが、上の学校になると迫力が違うねーとお子さんとの会話が弾むこと間違いなしでしょう。
体育祭の日程などはどの学校も大々的に告知していません。IDカードの提示が必要な学校もあります。外部の方の閲覧がNGな学校は、You Tubeなどの動画サイトで検索すると、それぞれの学校の名物シーンがアップされているところもあります。マスゲームのような行進の動画もありました。
女子高は大人しい、男子最難関は元気がない。そんな先入観は、体育祭見学で吹き飛びますよ。
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