休校期間・通塾生の1日の目標自宅勉強時間(学年別)

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中学受験全般

■休校1日目が終わりました。

全国各地での小・中・高校の休校が始まりました。昨日が休校初日の学校が多かったと思いますが、ご自宅でお子様を留守番させたご家庭は問題なく1日が終わりましたでしょうか?

小学校低学年だと一人での留守番は難しいので、小学校での預かり制度があれば利用されているでしょうが、4年生以上のお子様であれば留守番もできるのではないでしょうか。

電子レンジの使用が難しい場合は、ジャー弁当にご飯とおかずを詰めて、水筒にお茶を入れて、多少のおやつを用意して、テレビやゲームは別の部屋に移動させて、自宅で塾の勉強をする方が学校に行くよりも効率的に勉強できます。

我が家のぼんず君は中2生なので自宅で過ごしてもらいましたが、昨日の早い時間に「具合が悪い…」と気弱な声で電話をかけてきたので、仕事を切り上げて帰宅させてもらいました。

まさかの感染の可能性もあるので心配して大慌てで戻りましたが、顔を見て体調不良の原因はすぐに分かりました。

食べすぎです。気持ちが悪くなるほど何を食べたか分かりませんが、私が帰宅してすぐに嘔吐していました。そして昼寝をして、夕方にはすっきりした顔で起きてきました。

食べる量のコントロールもできないなんて幼稚園児かい!とあきれましたが、これが顔を見ながらの会話だと「食べ過ぎやね」と判断できたのです。声だけでは状態は分からないものです。中学生でも一人留守番のリスクあり…と痛感しました。ぼんず君がちょっと出来が悪いだけなのでしょうが。

ご自宅にお子様を留守番させる際は、おやつは手の届かない場所に隠すことをおすすめします。

今回の休校のようなご自宅などで1日中、自由に時間を使える際の勉強時間はどのくらいが適切でしょうか。学年別におよその時間をまとめました。

■1年生から3年生

そんなに勉強しなくても大丈夫です。ゼロでもいいとは言えませんが、新学年になった2月からの復習を少々すれば十分ではないでしょうか。小学校で過ごす半分以上を目標として、1日3時間以上は自習をしてほしいです。

せっかく長い時間を有効に使えるのですから、勉強以外にも、まとまった時間がないとできないことをやってみるのはいかがでしょうか。例えばですが、

  • 第二次世界大戦前後の日本の様子(集団疎開、餓えや空腹、空襲など戦争にまつわる生活上の困難)が分かるアニメ映画の鑑賞。「火垂るの墓」など
  • 高度経済成長期の日本の様子(三種の神器、街頭の様子、日本列島改造論の影響、好景気など)が分かる映画の鑑賞。「オールウェイズ三丁目の夕日」など。
  • 帝国書院の地図帳などで、日本地図や世界地図を見ながら遊ぶ。ぼんず君はこれが今でも大好きです。
  • Google Mapで世界主要都市や観光地、遺跡を見るのも楽しいです。1日中でも楽しめます。行ったことのない場所でも訪問した気分になれるバーチャルリアリティです。私のおすすめはローマのコロッセオやギザのピラミッド、インド・アゴラのタージマハル、スペイン・バルセロナのサクラダファミリア(外観内部)などの遺跡や建築物です。時間があればずっと見ていたいgoogle map。お子様と一緒にぜひお楽しみください。

■4年生&5年生

理科が始まる4年生からは、長期休暇に準じた勉強量をこなすのがよいです。4年生の理科は講座が始まってからまだ1カ月です。今ならまだいくらでも挽回できます。

算数は4年生から難しくなります。最レ算数を受講されていればなおのことです。5年生の最レ算数は浜学園カリキュラムの中でもっとも完成度の高い講座です。これまでに授業で終えた単元は完璧に身に付けてください。

国語は浜のテキストだけで力をつけるのは難しいので、テキストを終えて余力のあるお子様は市販の漢字語句読解記述の参考書をやっていただきたいですが、算数と理科でいっぱいになり、国語まで手が回らないお子様が多いと思います。

偏差値60超えを目指すなら、休校期間は1日8時間の自主学習+塾のウェブ講義+復習テストをこなすことを目標にされてください。

8時間は長すぎる…とお考えかもしれませんが、小学校にいる時間が8:30-15:30として、6時間は授業を受けています。これに2時間プラスしただけです。午前中4時間、午後4時間、夜は塾の時間にすればぴったりです。睡眠時間も十分取れます。

■6年生は寝る時間以外は勉強

6年生に向けて学園長は毎年「(夏休みは)寝る以外は勉強」という名言をおっしゃいますが、夏休みになる前に1日中、勉強だけをし続ける練習が休校期間にできます。

目標時間は12時間以上、睡眠時間は8時間を確保して、24-8=16h、ここから朝食、昼食、夕食、風呂の時間を引いて16-4=12hです。実際は朝食に1時間もかかりませんので、理論的には1日14時間は勉強時間を確保できます。

こういう話を世の中ですると「教育虐待」と言われかねませんので、黙って実行するのがよいです。

小学生なのに可哀そうなどと実の親から言われるかもしれませんが、受験に失敗する方がもっと可哀そうです。本来は3学期終了後の春休みにするべき総復習を3月初日からできるなんて、本当に幸運です。休校期間に毎日12時間勉強をし続ければ、必ず3月以降で良いことがあります。

6年生は受験が終わるまでは、テレビ、スマホ、ゲームは封印です。「休みだからいいやん」「ちょっとだけなら大丈夫やん」は全部だめです。

合格に近づくいちばんの方法は、人よりも多くの演習量をこなすことです。勉強時間ではなく問題の数を増やすことを意識して、休校期間の勉強をがんばってください。

■公開学力テストの過去問はあれば便利です

浜学園が公開学力テストの過去問販売を止めてしまったので、過去問の入手が難しくなりました。

上のお子様の問題が残っていれば、ぜひそれをご活用ください。5年生までのお子様は、時間的に余裕がある時は該当月の公開過去問を解いてほしいです。どの科目も過去問を解く目的があります。

  • 算数:腕試し
  • 理科(と社会):範囲の確認
  • 国語:長文問題を時間内に読んで解き終える練習

時間のない時は、理科(と社会)だけでも毎月解いてほしいです。

我が家の場合は、5年生まで過去問やりました。当時は浜学園の受付で毎月全学年の問題を購入できたので、コツコツと買い続けた過去問を活用しました、

理科と社会は似たような問題が出題されることがあるので、得点アップに貢献する可能性があります。国語は問題にかける時間配分の練習ができます。算数は現時点での学力と得点予想ができます。

6年生は公開対策よりもほかのことに時間を使うべきです。公開対策が6年生の時点で必要な場合は、受験学年としてやや問題ありとお考えいただきたいです。この3月に寝る以外は勉強することで、楽々と志望校別特訓の資格偏差値が取れるようにがんばるしかありません。

今月の公開学力テストは3月30日実施とのことで、休校期間もあることですから、時間がないという言い訳は通用しません。幸い外に出歩いて遊ぶ環境ではありません。

6年生はこの2週間集中して勉強をすれば、後から必ずやってよかったと思う時がきます。人よりも1問でも多く、少しでも早く問題を解くことを合い言葉にしてがんばってください。

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