せっかくの3連休なのに、また台風が日本列島に接近中です。台風がかすめて通過しますように。
今日の話は我が家の失敗事例です。
中学受験時代、お子様の勉強方法についての考え方は、2つにわかれました。1つは佐藤ママ方式で保護者様(主に母親)が全ての計画を立てて、採点、監視、宿題進捗確認、スケジュール把握など、段取り全部をお子様の代わりに行い、お子様は言われたことをするやり方です。
もう1つは、保護者様主体で勉強させるのではなく、どこかの時点で親が手を引いて、お子様の自主性を尊重するやり方です。
一部の塾の先生や保護者様の中には、保護者があれこれ世話を焼くと、お子様が自分で判断できなくなる。いつまでも親に頼る子どもになるので、受験前のある程度のところで親は手を放すべきとおっしゃる方がいます。
そんなことしたら受験を失敗する可能性が高くなるので、私はどれだけ批判されても、受験が終わるまでは親主導で勉強させました。
中学受験合格の勢いで、1月の入塾試験も突破し、塾の春期講習、中学校の中間考査と順調に勉強が進んでいきました。
そして6月、「そろそろ自分で勉強やらせてもいいかな」と思ってしまった私は、7月の期末考査の勉強をぼんず君主体でやらせてみました。
万一、失敗しても、中間考査が良かったので、1学期の成績は何とかなるだろうし、夏休みで挽回できるだろう。それよりも、どのくらい自立心が芽生えているか、自主的に勉強できるかを確認したかったのです。
6月、7月と勉強は毎日していました。見た感じはさぼっていませんでした。
7月の期末考査の結果は、5月の中間考査と同じ生徒と思えないほどの成績でした。
ここまで下がるとは…。ぼんず君に点数が取れなかった理由を考えてみてと聞いたところ
「分からない単元がいろいろあって、考えているうちに試験になった」
「塾の勉強を先にしてたら、学校の勉強をするのを忘れていた」
「やりやすい科目から勉強を始めたら、ほかの科目(=苦手科目)を勉強する時間がなくなった」
と信じられない回答でした。いろいろって何?授業を聞いて分からなかったことは、その日の夜に私に聞いてくれたら即答するのに、なぜ放っておくの?と聞いたところ、どうも、授業のどこを自分が理解できてないか分からない様子。
結論:ぼんず君、あまり賢くありません。自主性も自立心も育っていませんでした。
夏休み期間は「中学受験を思い出せ」を合言葉に、中学校内での目標順位を設定して(夏休み明けの実力テストでは学年全体での順位が出ます)、保護者主体度9割くらいで勉強しました。
9月の実力テストは、学年全体の上位10%に入る結果で、まずはほっとしています。
結論:1度の失敗はすぐに対策を打てば挽回できる。
小5の10月(今)の時点で自立して勉強できなければ、もう受験までに自立するとは思えません。自立の訓練で親子で揉めたり、不毛な時間や神経を使うのはもったいないです。
自立の訓練は中学受験が終わってから中学入学までの間にがんばる。この時期にできなければ、我が家のようにもうしばらく保護者様が責任を持って面倒見るしかありません。
受験が終わるまでは、勉強は保護者様主導で進める、で正解です。
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