直前特訓に参加すべきかお悩み中の保護者様/超最難関校志望のお子様&保護者様へ

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(6年)入試直前特訓

■浜の直前特訓は資格基準なしで参加できます

6年生はまもなく志望校別に分かれた直前特訓が始まります。コースによっては朝9時から夜9時までの12時間授業が毎日続きます。大晦日や正月は模試があるコースもあり、いよいよ学習量のピークが近づいてきました。

今年7月に始まった日曜志望校別特訓はそれぞれの希望コースに参加するには資格偏差値以上の成績を取る必要がありましたが、12月下旬からの直前特訓は資格基準がなくなります。

そのため、例えば、最難関中が志望校でも資格偏差値が届かないために日特は難関中コースに所属していたお子様が、希望する最難関中の直前特訓に合流することも可能です。

ただし、クラス編成は公開学力テストと日特復習テストの成績順に割り振られます。最難関中コースの復習テストを受けておらず、かつ公開学力テストの偏差値がコース最低基準を満たしていないお子様は、複数クラス編成の校舎で受講する場合はいちばん下のクラスに合流となる可能性が高いです。

■12月から初めてコースに合流する場合の注意点

12月までコース資格が取れなかったお子様が、12月の資格撤廃後から直前特訓に合流する際にご注意いただきたいことがいくつかあります。

いちばん注意していただきたいことは、特に難関コースから最難関中学校(学校名の名前が付いたコース)に参加される場合です。

最難関コースの上位層の中には、灘中に合格できるようなお子様もいらっしゃいます。

天王寺教室のような複数クラス設置の校舎であれば問題ありませんが、1クラスだけでコースを運営する校舎の場合、問題を解くスピードや理解度の恐ろしく早いお子様と同じクラスになる可能性があることです。とにかく周りのペースが違いすぎて、圧倒される可能性があります。

もうひとつは、急に難しすぎる問題を取り組むと、かえって学力が下がってしまうことです。これまで資格の取れなかった最難関中コースに合流することで、最難関中コースの問題の理解が中途半端になるだけでなく、問題を解く勘がずれてしまい、難関中レベルの問題も解けなくなることがあります。

資格のない状態で最難関中コースに合流した後、1日目から、違和感、不安、ついていけない、難しすぎるなどの感想をお子様が保護者様に伝える場合、パート1の途中からでも元のコースに戻る決断をしていただきたいです。不安な時はすぐに塾の先生にご相談ください。

■直前期の猛頑張りで善戦することもあります

逆に、これまでコース資格が取れなかった志望校の直前特訓に合流後、所属クラスの中で善戦し、復習テストでクラス上位の成績が取れることもあります。

パート1とパート2の間でクラス替えをするコースであれば、クラスアップが実現するかもしれません。12月下旬のクラス替えでクラスアップするなんて、ずっとコースにいたお子様からすれば「怖い」存在です。勢いのあるお子様は周りから見てもすぐに分かります。先生も気が付きます。

「うちの子、どうなんだろう」「ついていけてるかなあ」「復テの結果は結構いいんだけどなあ」とご不安な場合は、コースの先生に相談です。電話でも、授業が始まる前に数分の立ち話でもいいです。今のお子様の様子をポイントを突いてお話しいただけるはずです。

塾での勉強の仕方ですが、毎日の1つ1つのテストを本番の試験だと思って、「速く、でも丁寧に」問題を解き進めるようにお子様にお伝えください。その日の講義内容やテストは必ずその日のうちに復習して、毎日の授業を真剣に受け続けることができれば、もしかすると潮目を変えることができるかもしれません。

直前特訓に参加することで逆転合格をつかめる可能性のあるお子様は、周りのお子様と競うことで持てる以上の力が引き出されるタイプの方です。直前特訓初日、帰宅するお子様の表情や様子で、このまま続けても大丈夫か、元のコースに戻る方がよいか、自宅学習に切り替える方がよいか、ご判断ください。

良い波に乗って、そのまま前受け→統一入試本番まで進んでいただきたいです。

■超最難関中コースでがんばるお子様と保護者様へ

ここからの内容は、7月からM灘などの超最難関中コースで日曜志望校別特訓に参加し続けているお子様と保護者様に向けたものです。ついに、ようやく、直前特訓で学力を仕上げる時期になりました。

毎月、色紙に名前が載る殿上人のようなお子様を除いて、多くのお子様は横一線で並んでいると言っても過言ではありません。誰が合格するのか、誰が不合格になってしまうのか、塾の先生にも分かりません。

塾の先生が思っているのは、このコースの中から一人でも多くのお子様を合格させたい。それだけです。直前特訓初日から、私語禁止を始めとする緊張感の中で、本気の授業が進んでいきます。

直前特訓はテストとその解説が中心のアウトプット形式で、これまで何年間も勉強することで培ってきた膨大な知識を、制限時間内に答案用紙にいかに多く、正確に再現できるかの練習を積んでいきます。

■直前特訓はこれまで全ての勉強の集大成の場です

直前特訓の様子は、12月が近づくたびに今でも思い出します。あのご指導を毎年続けておられる先生方は、子どもに勉強を教えるのが本当に好きなんだろうなぁ、と思います。

我が家は浜学園に3年半通いましたが、すべてはこの6年生12月の直前特訓を受けるためにあったと断言できます。直前特訓を受けないで自宅学習をするなんてもったいないです。

暗記が間に合わないなら、小学校の終業式も休んでいいとは大きな声では言えませんが、何とかして時間を作って真剣に見直しをすれば、直前特訓の初日までには終わります。

私がどれだけ熱く直前特訓の素晴らしさを語っても、実際に授業を受けて、テストを解くのはお子様ですから、お子様が「ためになる」と思わなければ、1日12時間以上が無駄な時間になってしまいます。

■直前期はお子様にいちばん必要な選択を

直前特訓の時間を長時間塾で座っているだけにしないためにも、保護者様にはぜひとも直前特訓に参加する意義をお子様に説明してあげてください。

すでに直前特訓の必要性を理解しているお子様であれば、わざわざ伝える必要はありません。

暗記整理や過去問解きがまだ終わらないために、直前特訓の時間を自宅学習すべきかどうかお悩みのお子様については、保護者様とお子様本人にしか正しい判断はできません。周りの意見ではなく、お子様が入試本番までの間で補うべきことの優先順位で考えるべきです。

基礎疾患をお持ちで感染防止のために直前特訓に参加しない決断も、お子様によってはありだと思います。その場合は、必ず事前にコースの先生にご相談ください。最善の代替策を提案してくださるはずです。

私がどれだけ直前特訓の素晴らしさを説いても、

  • 不要であれば参加しない
  • 必要な科目や講義だけ参加する
  • 参加を見送る。

それがお子様にベストであるならば、どの決断も正しいです。

直前特訓の運用ルールはコースごとに異なります。途中参加や途中退場をお考えの場合は、コースの先生に必ずご相談の上、他のお子様へのご配慮をどうぞお忘れのないようにお願いしたいです。

すべてのお子様が、元気で直前期を迎えられますよう、応援しています。

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