新6年生のお子様は、受験学年になって1カ月が経ちましたが、受験生の自覚は芽生えていますでしょうか? ぼんず君は、塾の学年が5年生から6年生に上がった時、何の変化も見られませんでした。5年生が終わる最後のあたりで、「今日は教科書を渡されるから迎えに来て(重たいので)」と言われて、破れかかったオルパス君の紙袋を渡されたのが、つい最近のことのようですが、あれからもう2年も経ちました。
6年生になってもすぐに志望校別特訓が始まるわけではないし、特訓コースのメンバーは小5の時と同じ、マスターコースのクラスメンバーもほぼ同じで、緊迫感ゼロのまま新学年に突入しました。
小学校よりも少し早い、塾の新学期を体感させるために、我が家は毎年2月に文房具の一部を新調していました。一式全部ではありません。それはもったいないです。大抵は1年でなぜかボロボロになる筆箱を新しい物と交換しました。
大容量(トップライナー)→かさばらない(ネオクリッツフラット)→自立式(ネオクリッツ)→取り出しやすいもの(ペントレイ型)と、あれこれ考えて毎年私が筆箱を選びました。ちなみに、入試本番ではペントレイ型をメインで使用し、自立式を予備用にしました。予備を用意した理由は、別の記事でご紹介しています。
いよいよ最後の6年生ですから、新学年になったな!と毎日自覚できる仲間のような相棒グッズを用意しようと思いました。いろいろと考えた結果、塾用のバッグをぼんず君に選ばせることにしました。
あらかじめお店で下調べをした上で、時間を捻出して、ぼんず君を百貨店に連れて行きました。アマゾンなどのネットで購入する方が安く手に入るのは分かっていましたが、安っぽい所ではなく、きちんとしたお店で質の良いカバンをわざわざ選ぶ、という一連の行動を大切にしたかったので、あえて百貨店を選びました。
志望校別特訓の教材量を予想して、あらかじめ目星を付けておいたカバンをぼんず君が「いいな」と思うようなセールストークを私が隣で続けてぼんず君を誘導し、事前候補の中からの1つを無事に「これがいい」と選んでくれました。結構なお値段だったので、値札を見せて、「このカバンに負けないような結果を出そうね」と話をした上で購入しました。
ぼんず君は「今日からすぐ使いたい」と言うので、これまで背負っていたバッグの中身を、購入したばかりのカバンに入れ替えて、そのまま塾に向かいました。これまで使っていたカバンは随分傷んでいたので、お店で処分してもらいました。なんと、気持ちの切り替えが早いと驚きました。
小学生が使うにはまだ不相応なカバン(ルイヴィトンなどのブランドではありませんよ。吉田カバンの類です)と思いましたが、受験生最後の年をぼんず君と一緒に過ごす相棒を揃えたと思えば、多少の出費も目をつぶりました。
このカバンは、中学生になった今でも使用しています。私は、ランドセルよりもずっと思い入れがありますが、ぼんず君に聞くと、なんと、購入時の話を忘れていました。まぁ、そんなものです。その時に「がんばろう」と盛り上がってくれればそれでいいです。
受験生の自覚が今一つのお子様に、カバンでなくても、何か1年中ずっと使用するものを新調して、「これを入試まで使ってがんばろう!」と気持ちを切り替えるきっかけ作りにしていただければと思います。男の子は単純なので、保護者様のシナリオ通りにその場では盛り上がってくれますよ!
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