G20影響での休校&休塾の4日間の過ごし方計画(近畿圏限定)

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小6受験生対応

今日から週末いっぱいまで、大阪市内で開催されるG20大阪サミットの影響で、大阪府下の多くの小中高校は休校になります。浜学園はどうするんだろうな?とホームページで確認したら、週末までお休みのようですね。

このブログは前日の夜に書いておりますが、木曜日の朝から交通機関がどれだけ混乱するか、想像もつきません。大阪市内は道路の封鎖、迂回の影響で、宅配便や郵便は遅延するでしょうし、スーパーやコンビニでも商品の欠品が起きるでしょう。だから、学校や塾はお休みするわけですが、鉄緑会は平常通りの授業です。そして、多くの企業も通常通りの営業で、私も出勤します。

今日から小学校がお休みのお子様、特に6年生のお子様は、こんな貴重な4連休はありませんよ。小学校に行かなくてもいいのです。思う存分勉強ができます。受験学年時に暴風や大雨で小学校が休みになると、「勉強できるね」とぼんず君と大喜びしたことを思い出しました。

大阪以外のお子様にはない特典です。G20の影響で生活に多少の不便はありますが、1日中、家の中にいれば何の影響もありません。低学年のお子様は、日ごろ不足気味の睡眠をしっかり取って、マスター授業の宿題も完璧に終わっているのであれば、そろそろ公開学力テスト対策を始めてよいと思います。

短期間で成果が出るのは、社会>理科>>>算数>>>>国語です。短期間で成果が出ないからと、算数や国語に手をつけないと、永遠に成果が出ませんので、どの科目にも時間を割くことが大切です。国語はコツをつかめば、小5までなら問題との波長が合えば90点台も手が届きます。記号問題記述問題それぞれの応急措置的な勉強方法をまとめた記事がありますので、お休み期間に余裕があれば試してみてください。

6年生で、小学校が休校のお子様、おめでとうございます。志望校別特訓がまもなく始まるこの時期の4日間は本当に貴重です。しかも塾の平常授業も休みなので、弱点補強過去問解きなど、今最も必要な勉強に専念できます。この4日間を夏休みの予行練習期間として使ってみていただきたいです。我が家ならこうやって過ごすという内容をまとめてみます。

■まずは計画を立てる

4日間は長いようで、あっという間に終わります。この4日間でやることの計画を立てることから始めます。計画は、①大枠でやること、②それを日割りにする。③さらに1日ごとに分量を決める、で③の段階で具体的な分量を決めてしまうことがポイントです。ただ、あまりにも無茶な分量だと1日目でいきなり挫折することになりますので、ご注意ください。

■①大枠でやることとは?

大項目でやることを箇条書きしてみます。順調なお子様であれば

  • 過去問解き
  • 次週の復習テスト準備
  • 日曜志望校別特訓の問題を先取り

のような項目が出てくると思います。

最難関コースの資格がまだ取れなくて、次の公開学力テストで偏差値56以上をどうしても取りたいお子様であれば

  • 公開対策を兼ねた総復習:社会
  • 公開対策を兼ねた総復習:理科
  • マスター教科書の解き直し:算数
  • 公開国語の問題直し(2~6月分)

3つか4つの大項目を立てることができたら、あとの計画立案は簡単です。

■②勉強内容を日割りしていく

6年生ですから、1日の勉強時間は8時間以上取ります。我が家なら12時間は取りますね。睡眠時間8時間、食事と風呂、こまぎれの休憩で計4時間。十分に余裕のある計画です。4科のお子様であれば、1科目2時間×4科目3科のお子様であれば、1科目3時間×3科目のように、科目ごとの時間を決めます。

次に、科目ごとに1日でできる分量を決めていきます。過去問解きは時間配分がとても簡単です。1科目1年分を解くのに約1時間、丸付けして見直すのに最大で1時間、実際はその半分もかかりません。分からない問題は後日必ず塾の先生、個別や家庭教師、保護者様などに確認して、間違いノートを作るところまでできれば完璧です。20年本の算数理科をそれぞれ4年分解くのもありです。

弱点補強に重点を置くパターンの場合は、それぞれの科目で何の教材を使い、1日でどれくらい進められるかを決めます。我が家がよく行った総復習は、復習テストの総直しですが、理科だと1日(1回)で最低でも4回分、実際は6~7回分を解くことができました。4日で何回分解くか目標を決めて、あとはひたすら解き続けるのもよいと思います。

社会は、暗記部分が不十分であれば、黄色い地理の本のまとめページをコピーして、チェックペンで線を引いたり、修正ペンで消してオレンジ色のペンで書いて、暗記しやすいように改造(ここまで保護者様のお仕事です)した上で、ひたすら暗記します。

暗記は終わっている場合は、実践問題の集まった問題集を解くのがよいです。我が家はウィニングステップ社会を小5まで愛用しました。

算数も復習テストやテキストの復習が効果的です。

■③毎日の勉強量を確定する

ここまでできたら、あとは毎日の勉強量をきちんと管理して、黙々とこなすだけです。勉強は黙って静かに続ける作業みたいなものだと実感できれば、順調な証拠です。これを保護者様の見張りなしでできるお子様は、非常に少ないと思います。ぼんず君もひとりで勉強させると、こなす量ががくっと減りました。私がついている時は黙々と勉強するのですが、時々顔を上げて、「見てる?」という視線を送っていました。もちろん、ど真ん前に座って、ずっと見ていました。

注意が必要なことは、お子様がひとりで4日間過ごす場合です。正直、上記の計画をひとりでこなすのは相当難しいと思います。計画の半分できれば上出来でしょうか。保護者様が一緒に過ごせる場合は、朝いちばんでささっと(30分程度で)計画を立てて、すぐに勉強を開始するだけです。今はまだぴんとこないかもしれませんが、秋以降になると、時間の大切さを痛感します。お子様にはいくら言っても伝わりませんが、それでも言い続けます。

「5分あれば同音異義語を10個確認できる」「10分あれば120回計算を1枚できる」とコマ切れの時間を無駄にしないよう、あとは時間を大切にする意識を持たせるよう、私は毎日繰り返し言い続けました。さぞうっとうしい親だとぼんず君は思ったでしょうが、毎日「これだけやる」と決めたことは確実にこなし続けられました。保護者様のタイムキーパーの役目は本当に重要です。今日からの4日間で、お子様が能力の壁を1つ壊して、前に進められるよう、サポートをがんばってください。

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