中学受験の進学塾と異なり、中高一貫生が通う塾の新学期は学校と同様の4月スタートです。
鉄緑会の今年度の授業が4月から始まりました。鉄緑会は、1年が前期と後期に分けられています。前期は4月から9月末まで、後期は10月から3月末までです。前期の終わり、8月末にクラス替え決定一発勝負試験(校内模試)があります。後期の校内模試は2月下旬に実施されました。4月からの新クラス決定通知は、校内模試結果や成績資料などと一緒に郵送で届きました。
後期の成績資料の中には、前期では配布されていた「成績優秀者一覧」が入っていなかったので、保護者はAからSAに上がる方の見当が全くつきませんでしたが、生徒同士では「俺、SA」「俺、A」(女子もたくさんいらっしゃいますが、ぼんず君は残念ながら女子の皆様と会話する機会はないようです。涙。話の中で出てくるのはボーイのみ)と、誰がSAに上がって、誰がクラス落ちしているのか、親しい間では分かっているようです。前期から後期の時と同様に、後期から前期でのクラス替えでBクラスに落ちた灘生は辞める方が多いので、灘生はほぼ全員SAかAのみです。
メンバーの詳細は、4月1回目の授業当日、教室に行ってみないと分かりません。ぼんず君の話では、B以外のクラスは数学は大半が男子(女子は数名)で、英語は男女比1:1程度。学校は最難関7校が多い、とのことです。女子は神戸女学院、洛南の方が多いようです。洛南は制服で分かるようです。
ぼんず君は(おしゃれでない)私服で塾に行っていますが、学校からそのまま塾に直行するお子様も多いようです。京都や奈良から梅田の鉄緑会に通うのは、とても大変だと思います。もっと近くの塾でもいいのに、「鉄緑会」はお子様にもブランドとなっているのでしょう。ぼんず君も、鉄緑会以外に通うことは全く考えていませんでした。
クラス替えの結果は、英語よりも数学のメンバー入れ替わりが多かったとのこと。英語はメンバーが固定化しつつあります。鉄緑会では、毎回の復習テスト返却時に、全員の点数分布表と上位5名ほどの名前と点数が掲載された用紙も配布されます。英語の上位メンバーは大半が女子で、しかも満点続出です。保護者様がこの用紙をご覧になったことがない場合、お子様が保護者様に渡していない可能性が高いです。
我が家は、ぼんず君が帰宅したらすぐに、塾で渡された紙を全部、カバンの中から出してもらいます。テストの点数は悪くても構わない、とは言いませんが、終わったテストに文句を言ったり、怒っても、結果は変わりません。それよりも、出来なかった箇所、理解していない箇所を、その日のうちに復習して、完全に理解し終わる方がずっと大事です。
点数が悪いことに保護者様が怒ると、お子様は悪い点数のテストを隠して、保護者様に渡さなくなります。そうすると、自宅で間違えた問題の復習もしないし、復習テストをファイルに綴じて保管もしません。復習テストが整理されていなければ、半年間の全範囲を対象とする校内模試対策をどうやってやるのでしょうか。たった2科目でもテスト類は膨大です。
中学生にもなれば、保護者様は勉強への口出しやチェックをする必要はないと思いますが、我が家は、ボンズ君がだらしないので、テストの点数と次のテストの範囲、準備の進捗度合い程度のことは、毎週私が確認しています。鉄緑会は提出物が多いので、だらしないぼんず君は、何も言わないと何かを必ず忘れるからです。
中2の新しい教科書も配布されました。中身をパラパラと見ましたが、英数ともに、予想以上に難しい内容です。構成も中1のテキストとは随分変わっています。中1の時は、2科目なのでそれほど負担にはならないと思いましたが、中2の内容だと、だいぶしんどくなることが予想できます。推定ですが、準備にかかる時間は軽く倍以上になるでしょう。
教材の分析も本日の記事で書こうと思いましたが、そんな簡単に書ける内容ではないので、別記事でまとめます。中1の教材→中2の教材と順を追ってご紹介します。ページを撮影して掲載することはできませんので、説明文だけで難易度をお伝えできるように工夫します。
7月の入塾テスト(入会選抜試験)で入塾を考えておられる方や、お子様が4月から通い始めるものの、授業の進め方やテストについてまだ十分に把握されていない保護者様向けに、テーマごとの記事を書いていきたいと思います。
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