鉄緑会大阪校・新高2生向け開講講座のご紹介(高1との変更点)

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鉄緑会

浜学園をはじめとする中学受験塾の新学年は2月スタートで、早くも2カ月が経ちました。4月のクラス替えに向けてのクラスアップを達成できたお子様、逆にクラス落ちしてしまったお子様、クラス維持できたお子様、それぞれいらっしゃると思いますが、浜学園の場合は2カ月単位で計画的に勉強を続ければ、遅くとも半年以内には十分結果が出せるカリキュラムです。

このブログでも公開学力テスト対策の学習方法や、クラスアップを目指すための対策などをまとめた記事をご紹介しました。多くの方に閲覧いただいた記事のタイトルをいくつか抜粋します。

1~5年☆公開学力テスト対策で保護者様ができること-理科編①-

【算数おすすめ教材】塾のテキストと併用で算数力を大幅にアップさせる「力の5000題」の活用方法

我が家は中学受験を終えてすでに4年過ぎてしまい、当時の苦しかったことが頭をよぎることが少なくなりました。中学受験に関する新しい記事を書く機会は少なくなるだろうな…と思います。現在は大学受験や入試制度改革に注目することが多いです。毎年のように制度が変わるため、情報を整理しつつ常に最新の情報を把握することが大切ですが、なかなか面倒ですね…。まずは2022年の入試問題を確認しなければと思いながら、連休最終日になってしまいました…。

本日の記事は、鉄緑会大阪校の新高2生向けに開講される講座をご紹介します。高1生との違いもまとめてみます。

■高1の3学期から数IIIクラスが開講

中3から高1生になった際の変化は、これまでの英語+数学に加えて「化学入門講座(4月~12月まで、1~3月は化学基礎講座)」が開講されました。この化学は年2回実施される校内模試の科目には含まれません。高1の校内模試は中学時代と同様に英語と数学の2科目です。

高1の1月からは「数学III」クラスが開講されました。数IIIは理系志望者向けのコースで、理系志望者の大半が受講するそうです。これまでの数学クラスだけでも結構な演習量ですが、数IIIが加わることで単純に演習量(負担)は倍になるのでは?と思ったところ、鉄緑会からのご案内文書には「宿題などの負担は最小限に抑えております。数IIIクラスを追加で受講しても、数学の学習量がいきなりこれまでの2倍になることはありませんので、ご安心ください。」と書かれていました。そんなはずはないだろう…とぼんず君に確認したところ、「量は2倍。でも最初は難しくない。」との返答でした。

文理の選択が決められていない生徒さんに対しては、高1の3学期はとりあえず数IIIを受講しておくことが配布プリントに記載されていました。高2進級までに理系志望を決めて、4月から数IIIの学習を開始と出遅れのハンディが大きすぎるため、と文書内で説明されています。

数IIIの受講申し込みは昨年12月中旬締切でしたので、4月から新高1生の生徒さんは11月中には文理の選択を決めて、理系志望の場合は数IIIの申込をする必要があります。

■高2の4月から理科基礎科(物理・化学・生物)が開講

化学だけは高1の4月より「化学入門講座(4月~12月)」が開講済ですが、高2の4月からはいよいよ理科基礎科が開講されます。高1の化学入門講座は授業時間が短く(その分授業料も割安設定)、校内模試の科目にも含まれませんでしたが、高2からの理科は英語や数学と同じく3時間授業で、校内模試の科目に理科が加わります。

高2からの理科基礎科の曜日希望は1月の校内模試時に行われた曜日アンケートと校内模試の成績などをもとにしてクラスが編成されるそうです。

■高2の授業料・教材費

2022年度の大阪校・新高2生の月額授業料と半期ごとの教材費も配布プリントに案内されていました。

1科目17500円
2科目34200円
3科目50300円
4科目65800円
5科目80800円

上記に加えて、教材費が1科目ごとに13000円かかります。教材費は半年に1度です。

これまで鉄緑会の授業料について何も思ったことはありませんでしたが、高2のご案内を見て「一気に高くなるなぁ…」と初めて金額を計算しようと思いました。上記金額は1カ月の受講料ですので、5科目受講する場合の年間費用は

授業料は80,800×12=969,600円
教材費は13,000x5x2=130,000円
合計:1,099,600円です。授業料だけで7桁です。

これに、春・夏・冬の講習が加わると、140万円弱の金額になります。多くの生徒さんは中高一貫私立高校に在籍されているので、高校の授業料、制服のある学校は制服代、教科書や副教材、短期語学留学(オンライン留学という不思議な制度もあるそうで、メリットは参加費が1/10になることくらいでしょうか)や定期代、お小遣いも加わることを考えると、「どんなに嫌なことがあっても仕事は辞められないな。」と身が引き締まる思いです。

5科目の年間金額に驚いてしまいましたが、理科を2科目受講される生徒さんはそれほど多くないのでは…と思います。数学2科目+理科2科目受講すると、学校の授業対応がおろそかになる可能性が高いからです。我が家のようにギリギリいっぱいの子は数学が2科目になっただけでアップアップですが、学校の授業を集中して聞くだけで内容が頭に入る生徒さんであれば、科目が増えてもそれほどの負担ではないかもしれません。

■高2から学校での内職が始まります

鉄緑会作成の合格者のコメント(リンク先は2013年度の古いものです)をまとめた小冊子を読むと、高2生から授業中に鉄緑会の宿題を内職したり、高2の演習量がものすごく多くてしんどかった、大変だった、という感想が多く見られます。

これまでは「英語と数学の宿題だけのために大切な学校の授業中に内職をするなんてどうよ」という気持ちでコメントを読んでいましたが、高2生の開講科目数を見ると、これは内職するのも仕方ないかなという気持ちです。

5科目受講する生徒さんは1週間のうち5日の夜を鉄緑会で過ごすことになります。21時ちょうどに終わる科目は少なく、上位クラスになるほど先生は熱心で終了時間が遅くなる傾向があります。自宅に戻るのが22時として、就寝までの間にあまり長い勉強時間を取ることはできません。

難関中高一貫高校の授業内容は片手間でこなせる内容ではなく、鉄緑会の各科目の宿題も1~2時間で終わる量ではありません。高2生は鉄緑会で何科目受講するのが適切なのか、4月に授業が始まってみないと実際の負担度合いはイメージできません。しんどいだろうなあということは容易にイメージできます。多めに受講して、しんどかったら減らしていくのが現実的な対応策でしょうか。

私の考えは、5科目全部受講したら勉強が回らなくなる、です。しかし、これは私の推測であって、ぼんず君の意見とは異なります。高2の4月からどうなるのか、ちょっと心配です。

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