【記事紹介】入試問題でわかる名門中学が求める子ども「東大寺学園」編

スポンサーリンク
中学受験_記事紹介

本日は、日経スタイルの記事「名門中学が求めるこども”東大寺学園”」の記事をご紹介します。東大寺学園中学で過去に出題された入試問題から、東大寺学園が求めるお子様の気質を分析する内容ですが、非常に的を射た、東大寺の気質がよくわかる記事です。

■図形センスがないといきなりつまずく算数

 2014年算数の大問3が例に挙げられています。

解き方は記事で詳しく解説されていますが、考え方のイメージ図だけをここでは掲載します。

「この問題の配点は(1)が4×2=8点、(2)が6点、(3)が6点で、合格者平均点は(1)が6点、(2)は1.6点、(3)は0.3点です。だから、この問題が合否を決めるわけではありませんが、こういう問題ができる子を求めていますというメッセージを込めて出題しました。」と、東大寺学園・算数科の先生が答えていらっしゃいます。さらに、東大寺らしいメッセージが続きます。

「うちの学校ではコツコツ続けるだけではダメだという指導をします。時間をかけずにどんどん先にいってほしい。1段1段積み上げるのではなくて、2段飛ばしくらいでちょっと高いところを目指させると、うちの子ども達は見事に飛び乗ってきます。男子校ではそのような指導の方が伸びます。勉強にかける時間を最低限にして、余った時間を部活や趣味にどんどんあてなさいと指導します。それができる子どもたちを集めて、ハイレベルな中でお互いを研鑽してほしい。それが東大寺の教育です。だからこのような問題を出題しています。」

■国語:読みながら音や映像がイメージできるか

国語の問題も極めてハイレベルな要求内容です。記事が長くなりますので、国語の過去問紹介は割愛しますが、下手な大学入試よりも難問です。これを解くのは小6の男児ですよね?と確認したくなる内容です。

記事の最後は耳の痛いお話で締めくくられています。「お父さん、お母さんが子どもの中学受験勉強のことだけで頭がいっぱいになっているようではいけません。一人の男として女として、それぞれの人生をしっかり歩んでいってほしい。そういう余裕のある家庭でないと、人間性に幅のある子どもは育ちません。(中略)

そういう大人を見て、子どもたちは人間としての幅の大切さに気づき、人生を豊かにしようと思うようになるのではないでしょうか。それが教育目標の一つである『豊かな人間性の形成』につながります。」

東大寺学園の2014年算数問題は、私も解いたことがありますが、よく覚えています。ここ20年分の中で最も難しい年で、3科と4科、合格者と受験者の平均点が非常に大きな差があった年です。たしか、算数の合格者平均点が43点くらいだったと思います(うろ覚えです)。

東大寺学園は私の憧れの学校で、次に男性で生まれ変わった時は、私が東大寺学園で学生生活を送りたいと思うほどに学校方針に惹かれています。ただし、上記の学校コメントにもあるように、中学校入学時点で出来上がった高い能力を持ったお子様を学校は求めています。そして、極めて高度な教育とレベルの高い同級生に囲まれて、さらに高みを極めることが期待されます。手取り足取りの親切な指導はあまり期待できなさそうです。

そして、勉強漬けではなく、最小限の勉強時間で最大限の結果を出しつつ、勉強以外の経験を多く積んでほしいと学校は期待しています。それができるお子様って、どれだけのスーパーマンでしょうか。算数があまり得意ではなく、4科で入学されたお子様は入学後、大変だろうな…と算数の問題を見るだけで容易に想像できます。

個性的なお子様が多いことや、近鉄京都線の電車内や最寄り駅周辺でのマナーから「問題児学園」と揶揄されることもありますが、合格圏内の成績で、通学可能で、学校の方針を魅力的に感じる男児のお子様には挑戦していただきたい学校です。この学校に入学できるお子様は、本当に幸せ者ですよ!

最後に、東大寺学園の経営母体である東大寺が、東日本大震災後に発信されたメッセージをご紹介して、記事紹介を終わりにします。

東大寺からのメッセージ

コメント

error: Content is protected !!