小6☆志望校別特訓の灘コースから変更すべきか悩み中の保護者様&お子様へ

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小6受験生対応

9月第1回目の志望校別特訓で、いくつかの変化が見られたと思います。

まず最初に、これまでのごった煮クラスから、学校別のコース編成に変わりました。

■9月で志望校別特訓の人数が減る理由

M灘だけは7月から灘中に特化したコースですが、9月の時点で人数が減ったのではないかと思います。8月の灘中オープンや合否の結果を踏まえて、コース変更を決断した方がいらっしゃるのが原因です。

希学園の灘コースは8月の灘プレの後で、灘コース生全員が先生と個別に面談をして、8月の時点で実力が伴っていないお子様はコース変更するようにはっきりと言われます。

浜学園はどうなんだろう、と思いましたが、浜の場合は全員ではなく、ぼんず君が6年生の時はコース変更を勧められるお子様だけが個別で面談をしていたようです。

希学園の灘コースの人数をどんどん絞り続けて、コースの合格率を50%以上にするやり方はあまり好きではありませんが、よく考えるとそれは塾の合格率を上げるためだけではなく、お子様のためを思って別のコースを勧めていると考えることもできます。

8月のオープンでC判定よりも下の場合、合格する可能性はかなり低いと思います。秋以降はコース生全員が全力で勉強しますので、全体の学力が上がるものの、その中で自分の順位を上げることは極めて難しいからです。

■志望校別特訓の1組と2組の学力差は大きい

浜学園のM灘コース生の学力はどなたも非常に高いですが、その中でもゼロ組、1組、2組の間の壁(学力の差)は大きいです。

それは、西宮本部のマスターコースのVゼロ、V1、V2間の学力の差が非常に大きいことと似ています。VゼロとV1を行き来することはあっても、V1とV2の間を行き来する場合、学力が安定しているとは言えません。

V1とV2の間の学力の差は、保護者様が想像する以上に大きいです。V1とV2とでは最終的な進学校はかなり違います。

M灘コースの2組のお子様は、このままM灘で灘中を目指し続けて、果たして合格できるだろうかとし不安な気持ちをお持ちではないでしょうか。

毎年2組からも合格される方は複数いらっしゃいます。3組以降が今年は編成されているかどうか分かりませんが、M灘に限らず、志望校別特訓で3組以降であれば、9月はコース変更を検討する時期ではないかと思います。

2組で志望校をお悩みの場合、我が家であれば次のような選択をします。

■M灘コースから変更しない場合

私なら、10月中旬頃までの成績で総合的に判断します。ただし、9月の時点でどうにもならないくらいに厳しいと思ったら、すぐにコースを変わるかもしれません。

9月の2回目から志望校別特訓を急いで変わる必要があるかどうかの判断は、変更の可能性があるコース(次の第一志望となる候補中学)の過去問解きで判断します。

直近のものではなく、10年くらい前のものを3年間は解いて、今の実力で合格者平均点が取れば、10月中旬まで勝負させてみます

9月2回目と10月1回目の志望校別特訓の復習テストで、全科目(特に数学)復習テストがベストに入るくらいの勢いがあれば、最後までM灘でがんばらせるかもしれません。

その時は、東大寺学園が併願校になりますので、過去問解きを真面目にやらせます。国語の出題形式がびっくりするくらい異なりますので、東大寺学園の進学説明会に必ず参加することを強く強くおすすめします。

■M灘から別のコースに変更する場合

甲陽学院の過去問はあまり熱心に研究しなかったので、深い話ができませんが、国語の記述問題が難しく、出題傾向も灘中と異なるはずです。国語がなんとかなりそうで、算数がまあまあ得意であれば、どこの最難関中でも合格できる可能性が高いです。

特に、東大寺学園は4科有利といいながらも、たいして熱心に東大寺対策をしないM灘生が大量に合格しています。星光・東大寺コース全体の東大寺合格者とM灘コースの東大寺合格者とどちらが多いか即答できないくらいです。

M灘生の大半は3科受験で、3科受験合格者の算数の得点を見れば、合格の理由は分かります。

M灘生がコース変更を検討する場合、ほとんどの方が甲陽コースに移られると思います。浜学園はコース移動が簡単ですが、希学園の甲陽コースは1クラス運営のため(今年は違っていましたら申し訳ありません)、びっくりすることに定員が設けられています

甲陽コースが満席の場合、灘コースから甲陽コースに移れない可能性があります。

大丈夫です。その時は、浜学園の志望校別コースに移ればいいだけです。

浜学園は「放置プレー」と揶揄されることが多いですが、間口は広く、定員オーバーだから希望するコースに移れないという対応はまずないと思います。

ただし、10月以降は新規の6年生をどこの大手塾も受け入れてくれないと思いますので、他塾コースへの編入は9月中の判断が必要です。

11月以降にM灘から別のコース(甲陽、東大寺など)に移ることはおすすめしません。

理由はいくつかありますが、対策として解くべき過去問の年数を考えると、11月からの開始では過去問対策が間に合わないからです。

M灘コースのお話だけで記事が非常に長くなりましたので、続きは明日以降にまとめます、と思いましたが、M灘コース以外の保護者様(お子様)で別のコースに移動する記事を希望される方はいらっしゃるかな?と思案中です。

■本日の結論は、我が家なら、

  • M灘コース生で3組以降の場合は、コース変更を決断します。
  • 2組の場合、10月1回目までは志望校別特訓をM灘で受けます。そして、復習テストでベスト入り連発、特に算数が好調であればそのままM灘でがんばらせます。ただし、東大寺対策をしっかりやります。
  • 他コース(甲陽など)に移る場合は、過去問対策(特に国語、次に理科)をしっかりやります。

算数はM灘で鍛えられた学力が確かであれば、どの中学校の過去問でも合格者平均点が今の時点で取れるはずです。

最後に、必ずコースの先生と綿密な打ち合わせ、ご相談が不可欠です。

お子様の勢い、クラスでの様子、学力の伸びしろはコースの先生の客観的な視点、ご意見が参考になります。

6年生の秋以降は大きな塾で(が)よかったと実感することが多くなります。せっかくの環境を最大限にご活用ください。

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