[記事紹介]親の言葉が子どもの成績を決める~言葉の暗示の力

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中学受験_記事紹介

本日は、東洋経済オンラインの記事「親の言葉遣いが、子どもの成績を決めている~「言葉による暗示」のとてつもない力」をご紹介します。

タイトルだけを見ると、親が日頃使用する語彙が豊富であれば子どもの国語力が伸びる、のような内容かと思いましたが、全く違いました。この記事で紹介されるケースは、私も非常に心当たりがあったので、ご紹介記事に選びました。

著者は一般社団法人教育デザインラボ代表理事の石田勝紀氏で、これまでの3500人以上の直接指導と5万人以上の間接指導の経験をお持ちの教育のプロです。

■親が使う言葉を子どもも使ってしまう

教育面談などの場で、言葉の種類や価値観が親子でよく似ているなという印象を持つことがよくあります。子どもが「私は勉強が苦手だから」と言っているとき、その親御さんも家庭で「あなたは勉強が苦手だから」と言っていることが実に多いのです。

さらに勉強ができない子の中には、小さい頃から、親に「お前は、勉強は無理」「頭が悪い」「お前はバカだ」「鈍い」「のろま」など否定的な言葉を言われ続けてきた子もいました。

親は何気なくこのような言葉を使っているのでしょうが、子どもの心に突き刺さっているということに、気づいていなかったようです。

■成績の悪い子ほど「マイナス発言」が口癖

塾で生徒を指導していると、成績の悪い生徒ほどマイナスの言葉を使っていることが気になります。 「自分はバカだから」「私は記憶力が悪い」「勉強は嫌い!」「やりたくない」「うざい」「むかつく」「かったるい」「算数は苦手」「本は嫌い」などなど、これらの言葉が日常会話に自然と盛り込まれています。

このような発言をする生徒は、マイナス発言が長年の口癖になってしまっているため、「そんなことを言わずにやれ!」とか、「頑張れ!」といった精神論的な励ましの言葉をかけても、なかなか変わることはありません。

そのような生徒はいくら勉強しても学力が身につくことはありえないのです。 たとえば、「私は英語が苦手だ!」といつも発言していたら、いつしか英語が苦手な人物のように振る舞うようになり、やがて英語から遠ざかるような行動を起こします。

たとえ勉強しているように見えても、心が拒絶しているので、ただの時間の浪費になってしまいます。言葉は行動を駆り立てる非常に強力なツールであり、いい方向で使っていれば大きな効果を発揮しますが、悪い方向へ使ってしまうと、破壊的な悲劇を生んでしまいます。

■マイナスの状態を変えるには時間がかかる 

特に勉強に対する劣等意識が強い子の場合、自分の言葉で自分を追い込んでいくということがあります。人は一般的にマイナスのことはすぐに受け入れるが、プラスのことはなかなか信用せずに時間がかかるという傾向があるため、その状態を変えるのに時間がかかります。

マイナスレベルが浅ければ、1回の授業で変えられますが、深いと3カ月はかかります。

私たちは日頃、言葉を無意識に使っていますが、少し意識して使うだけでも違います。言葉を発する親の行動から変わってきます。前向きな言葉を発するたびに、自分の耳にも入ってくるからです。

人を元気にさせる言葉、勇気を与える言葉をかける癖をつけるようにしましょう。

この記事の内容にお心当たりのある保護者様は多いと思います。私もそうです。どうしても、ついマイナス面にばかり目がいき、ぼんず君にダメ出しをしてしまいます。

ぼんず君は決して成績がダメダメな方ではありませんでしたが、中学受験の最中、私がぼんず君をほめた回数:ダメ出しをした回数=1:99くらいの割合です。

ぼんず君は、私からどれだけダメ出しをされても、例えば、中1以降で英語の学習中であれば、

ぼんず君
ぼんず君

Bonzu-kun is clever.

と、唐突に言い出して、「(どう?)」という表情でこちらを見るような神経の太い子です。成績が崩れても、

ぼんず君
ぼんず君

次は戻せるから大丈夫だよ。

と、言って熟睡していました。こんなぼんず君でも「もっと、ほめて、ほめて!」と主張していたので、褒めることはどのお子様のやる気も引き出せるはずです。

保護者様からダメ出しや否定的な言葉を多く言われるお子様の口グセは

「どうせ私はダメだから」「どうせ勉強できないから」

と、「どうせ…(否定的な言葉が続く)」をすぐに口に出す傾向が強くなります。

ダメだと思いながら勉強をしても、成績が上がるはずはありません。大人でもそうですが、「大丈夫」と言ってもらえると安心します。

私はほめることが苦手で、塾の先生に代わりにぼんず君をほめてほしいとお願いしたくらいです。その代わりではありませんが、勉強を教える時には「大丈夫」の言葉を使うことが多かったです。

ただの「大丈夫」では説得力がないので、「大丈夫」と言う時には、〇〇までできるようになれば大丈夫だから、もう少しがんばろう、とやるべきことの具体例を入れて話をしました。

入試直前の6年生対応であれば、次の日特までに宿題を2回できれば大丈夫、とか、過去問の間違いノートが完成すれば大丈夫、などと、その日、その週にやるべきことを入れながら声かけをするとよいと思います。

笑顔とプラスの声かけが持つ力は絶大です。しかも、笑顔も声かけもゼロ円です。どうしても褒めるのが難しい時は、万能の言葉「大丈夫」をうまくご活用ください。

保護者様の創意工夫の気持ちやいつも応援している姿勢は、必ずお子様が勉強をがんばろうと思う後押しになります。そっけない態度を取られても、「照れているんだろうなー」と前向きに解釈して、淡々と続けるのみです。

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