【記事紹介】「灘→東大」3兄弟の子育てに学ぶコツ

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中学受験_記事紹介

本日は、3人の息子さんを灘中から東大理IIIに合格させた(娘さんの理III合格前の記事のため「3人」の表記ですが、正確には「4人理III」です)浜学園アドバイザー佐藤亮子さんの中学受験サポート内容を紹介する記事です。東洋経済ONLINEからの抜粋です。

浜学園の講演会などで佐藤ママの話を直接伺ったり、書籍、インタビュー記事、テレビ番組などで目にする機会は非常に多いですが、改めて佐藤ママがお子様を受験サポートされた際の内容を箇条書きでまとめてみます。

■幼児期に絵本1万冊を読み聞かせ

お子様4人とも1歳ごろから公文式に通い始めたそうですが、その教室にあったスローガン「うた200、読み聞かせ1万、賢い子」がきっかけで、絵本1万冊の読み聞かせを始めました。

3歳までに絵本1万冊の読み聞かせと、童謡1万曲を聴かせました。親の子で読んだり、歌うことにこだわりました。読み聞かせを通じて、日本の文化や考え方を、子供の心に根付かせることができたと述べておられます。

■受験教材も音読、辞書引きも親の役目

中学受験だけでなく、大学受験のための勉強でも、社会や理科、国語などで、佐藤ママが音読して勉強を助けました。普通は子供も嫌がる方法ですが、佐藤家の子供たちは高校3年生になっても大いにこれを活用しました。

国語の文章でお子様が知らない世界の内容が出てくれば、佐藤ママが解説を入れて、理解の促進につなげました。 辞書を引かせる時間ももったいなくて、佐藤ママが代わりに辞書を引いてお子様に見せる徹ことで、勉強時間を捻出しました。

■家の手伝いも学校の支度も親が行う

「小さい頃から家事手伝いをしたからといって家事が好きになるわけでも上手になるわけでもありません。そんな時間があるなら、今しかできない勉強をさせたり遊ばせるほうが、ずっといい」と、4人のお子様が学校へ行く支度も、全部毎朝佐藤ママがしたそうです。

■受験勉強に伴う雑用をすべて引き受ける

佐藤ママは受験勉強に伴う“雑用”をすべて引き受け、「受験勉強の優秀な秘書」とでも言うべき働きをされています。子供の家庭でのスケジュール管理を徹底されました。

勉強→食事(この時に、暗記勉強の手伝い)→勉強→入浴などですが、子供さんたちも当然のように、否むしろ楽しんで、それに従っておられます。

強のやりかたも、過去問は本番と同じ形式にプリントしなおしたものを25年分コピーするとか、何月までに何回回すとか、スケジュールを立てるなどの雑用はすべて佐藤ママの役目でした。

佐藤ママが採点する間にお子様はどんどん先に進み、間違った点だけをお子様が後でやり直す方法を取り入れました。ノートの取り方もすべて佐藤ママが編み出した方法で、膨大な参考書や問題集のほとんどを佐藤ママが選択しました。

■お子様4人が居間で勉強する環境づくり

佐藤家は、4人兄妹の机はすべて居間にあって、キッチンとの間にこたつを置き、勉強と勉強の間の食事時間は、そのこたつで食事をされたそうです。

食事中も、そのこたつ机で勉強を続ける子や、暗記を親が手伝う時間にする子など、さまざまです。それでもそれが日常で、雑音を気にする子はいなかったそうです。

そして佐藤家では、テレビを2階の一番使いにくい部屋に置きました。テレビ画面を見るのは佐藤家では非日常で、わざわざ2階の部屋へ上がって行かなければならない生活動線でした。

■勉強を教えるのではなく、勉強の仕方を教える

佐藤ママは受験科目に精通していてそれを教えたのではなく、主として勉強のやり方を教え、やりやすいようにサポートされました。

中学受験の算数は難しいから、その手伝いは子供が問題を解きやすいように1問ずつ余白十分のプリントに作り替えました。その他の科目は音読や、気の利いた資料や参考書をそろえるなどで手伝いました。

予定通り進まなかったお子様には、1日2時間ずつ挽回する方法を提示して、二人三脚で完遂しました。その積み重ねで、お子様4人の東大理IIIの試験日の前日までサポートを続けました。(記事終わり)

■お子様4名が理III合格は偉業すぎます

佐藤ママは浜学園アドバイザーに就任されていることから、浜学園に通うお子様をお持ちの保護者様は講演会などで直接お話を聞かれた方も多いと思います。

参加可能な講演会があれば、ぜひ一度足を運んでいただきたいです。その日は「お子様のサポートがんばるぞー」と保護者様の気合が入ること間違いないです。

「恋愛は受験に無駄」など切り取られた言葉が独り歩きして、佐藤ママの教育方針に否定的な意見をお持ちの方もいらっしゃいますが、中学受験の勉強中または中学受験を終えた保護者様であれば、男の子3人全員が灘中に合格し、女の子が洛南に合格することは誰も真似できない偉業であるとお分かりだと思います。

いい大学に入れることがそれほど重要か、全員理IIIを選択する時点でおかしいなどの意見もありますが、誰だって自分の子どもが東大に合格すれば嬉しいです。その子の将来の選択肢は幅広くなるし、東大で一生付き合える友人ができれば何よりの宝物にもなります。

■お子様の賢さは文章からも伝わります

「恋愛は受験に無駄」の発言が賛否を巻き起こした時に、佐藤ママのお子様(次男)がフェイスブックに投稿した文章が話題になりました。

当時、私も文章を拝見しましたが、佐藤ママのお子様のバランス感覚の良さに感動したことを覚えています。親の言いなり、ロボットのように育てられた、などという意見もありますが、極めて全うな感覚とご自身の意思をお持ちの素晴らしい青年であることが文面から読み取れます。

佐藤ママ次男さんのフェイスブックより

■佐藤ママ講演会、保護者様もやる気が出ます

息子さんのこの文章を読むだけで、佐藤ママの子育ては大成功だと思います。大成功というよりも、こんな親思いのお子様に育って羨ましいです。しかも賢いです。理IIIですよ!お子様が好きでたまらなくて自慢したくなるのも分かります。

そして、お子様に取材申し込みが殺到していたものの、それをすべて断っていた理由も素晴らしいです。ご両親がしっかりされているからこそ出てくる言葉の数々です。

お子様の生まれ持った素質(地頭)、佐藤ママの受験サポート、お子様4人を浜学園から中高一貫私立校に入学させることができる経済事情など、すべてがスーパーすぎて参考にならないところもありますが、受験サポートで取り入れられる要素は真似してみるべきです。

講演会会場で、お子様が使いやすいように手を加えられた浜学園時代の教材が展示されているのを見たことがありますが、ものすごく丁寧な文字で、加工の仕方も私がやるような雑な様子ではなく、1ページ1ページ工夫されていました。

部屋の壁に貼った理科の暗記項目(蝶の脱皮回数やカエルの卵など)はカラフルなペンを使った手書きPOP風で、よいかも!と思われたことは何でも取り入れられたんだろうなと思いました。受験を4回も経験されるうちにメソッドが確立されたのでしょう。

佐藤ママの受験サポート手法は、本で読むよりも講演会で聞く方がおすすめです。浜学園のマイページをこまめにチェックされて、ぜひ一度は直接お話を伺っていただきたいです。

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