[6年生]他塾のプレ模試受験のすすめ(希、馬渕)

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(6年)オープン・冠模試

■中学校ごとの比較で校風が見えてきます

8月到来です。早いですね!小学校がまだ夏休みでないお子様は8月になった実感がわかないかもしれません。例年であれば7月25日頃には夏休みに入っているのに、今年はまだ小学校の授業が続き、塾の夏期講習は夕方から夜間に実施されています。

6年生のお子様は本日、日曜志望校別特訓に参加される方が多いと思います。すでに志望校コースで勉強中のお子様はクラスアップを目指して、まだ志望校コースに参加できていないお子様は8月公開学力テストで全力を尽くしてください。コースに参加する=スタートラインにつくことを意味します。スタートはどんなに遅くても9月中を目指さなければなりません。

同時進行で必要な受験校の情報収集に役立つ、オンラインでの「近畿圏私立中学高校進学相談会」が昨日と本日開催されます。昨日の講演会や学校説明会をいくつか拝見しました。学校説明会は各校が30分の持ち枠を目一杯使って学校PRビデオを流すという作りで、私が想像する内容とやや異なり残念でした。

それでも、各中学校の特色は十分に伝わる内容です。関心をお持ちの中学校を比較して映像を見ると面白いです。例えばですが、多くの中学校で実施される海外研修(短期留学)の実施方法を比較すると、中学校の指導方針が浮き彫りになります。

ある中学校は希望者全員が海外研修に参加でき、別の中学校は学年の一部しか参加できない設定でした。全学年の人数よりも少ない枠に対する参加者はどうやって決定されるのかを確認すると面白い結果が出てきます。充実した制度があっても、必ずしも全員が参加できるのでなければその制度は参加したいのに出来ない生徒さんには制度がないのと同じことです。

クラブ活動も同様です。全員が希望するクラブに入部できるかは意外と大切なポイントであり、学校の生徒さんに対する考え方が分かります。

近畿圏私立中学高校進学説明会のミニ学校説明会は、残念ながら質疑応答の時間はありません。しかし、映像をご覧になられて質問したい項目や疑問点があれば、個別相談を申し込むことができます。ご希望の中学校が本日個別相談を実施しているか、枠が空いているかをご確認の上、積極的に個別相談をお申込みいただきたいです。1人20分、マンツーマンで質問し放題です。

各中学校で進学説明会が実施されたとしても、質問できるのはせいぜい1~2問までです。せっかくの機会を最大限にご活用ください。

■灘中オープンは余力があれば受験するくらいの気持ちで

本日は、6年生にぜひおすすめしたい志望校別プレ模試のご紹介です。浜学園は例年8月の志望校別模擬試験のラインナップがあまり充実していません。最難関志望男子はもれなく灘中オープンの受験を薦められますが、これは問題が難しすぎて2日受験校志望のお子様以外は必ずしも無理して受験しなくてもよいと思います。

2日受験校を受験されないお子様、苦手分野がまだ未消化のお子様、総復習に力を入れたいお子様、志望校の過去問解きを優先させたいお子様は、それぞれ今のいちばんの課題を取り組めばよいと思います。前日実施の入試練習も同様です。

2日受験校が志望校ではないものの、どうしても灘中オープンを受験したい!とお子様が希望されるのであれば、ぜひ受験させてあげてください。どのくらいの人数が受験するか分かりませんが、男子ばかり4~500名前後の受験者の中での順位が出てきます。

この順位は夏休みの仕上がり具合がよくわかる数字です。毎月の公開テストで成績が良くても、灘中オープンも高得点が取れるとは限りません。入試問題レベルの難易度に対応できない場合は、算数を中心に10点台、20点台の結果になることもあり得る試験です。

受ける前から入試レベルの問題はまだ全然解けないと分かっているなら、受験回避の選択肢もあります。10点、20点の試験を返却されるとお子様のやる気や気持ちが沈む可能性が高いです。それならば、受験を見送って自宅で弱点補強や志望校の古い過去問を解く方が時間の有効活用になります。

浜学園以外の進学塾で特定の中学校に特化した模試を実施する塾といえば、私の中では希学園と馬渕教室が真っ先に浮かびます。

■希学園プレ模試一覧

 6年生対象のイベント一覧を見ると、プレ模試や特別講座が数多く開催されています。

プレ模試

コース別特別講座

プレ模試よりもさらに多くの中学校の講座が用意されています。すべて8月9日実施です。

  • 東大寺
  • 星光・西大和(男子向け)
  • 西大和(女子向け)
  • 洛南
  • 須磨学園
  • 神戸女学院
  • 四天王寺

プレ模試、特別講座ともに申込期日は8月6日です。

■馬渕教室

合格判定テスト

8月9~16日の間での自宅受験模試です。自宅受験模試は精度に問題があるのであまりおすすめはしませんが、この模試はなんと6年生の受験料は無料です。

ラインナップは、灘、甲陽、東大寺、西大和、洛南、星光、洛星、神戸女学院の8校です。

無料であれば申し込む価値はあると思います。受験は申込フォームでは上記8校の中から1校しか受験できません。灘と東大寺の両方は入力できない設定です。複数校の受験を希望される場合は馬渕教室にお問い合わせください。

申込期日の記載を見つけることができませんでした。受験ご希望の方は早めにお申込みください。

■希学園プレ模試は順位よりも合格判定が重要

馬渕のプレ模試の問題は見たことがありませんので内容に関するコメントはできませんが、希学園のプレ模試は実際の入試問題に近づけようとする作問姿勢が感じられます。

難易度も極端に難しくするのではなく、実際の入試問題に近い難易度です。

希学園のプレ模試の問題点は、受験者数が少ないことだけです。プレ灘の受験者は100名を超えますが、それ以外のプレ模試は受験者数が少ないために順位はあまり参考になりません。総受験者20名で10傑入りしても、あまりありがたみはありません。

少ない受験者の模試でも、合格判定はシビアに出してきます。希学園のプレ模試はAからEの合格判定が非常に参考になります。AまたはB判定を目指していただきたいです。

秋以降は他塾生の受験を受け付けない塾が増えてきます。夏の時期の受験可能な他塾模試は貴重です。入試練習形式よりも模擬試験形式で合格判定が出る模試、時間がない場合は会場受験→自宅受験の優先順位で受験すると、より精度の高い結果が得られます。

夏休みの短縮などで自由な時間が少ない中、模試受験のやりくりが大変だと思いますが、優先順位をつけて効果的な受験計画を立ててみてください。応援しています。

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