浜学園は毎月25日に今月の成績表が配布されます。ぼんず君が浜生の時は、午後2時にウェブのマイページにアクセスして、クラス順位を確認したことをよく覚えています。13:50くらいから何度もリロードすると、少し早く閲覧できることもあるし、14:00直後はアクセスが集中して、全くつながらず、イルカ(オルパス君)が目を回すイラストが表示されました。
オルパス君の困った様子が可愛らしかったので、イラストを保存していました。
5月度の成績は、5月分の成績+4月と5月の合算成績の2つが発表されたと思います。2+3月、4+5月と、2カ月ごとの合算成績が発表され、2カ月分の公開学力テストと復習テストの合計点が1位から順に掲載されます。
成績表にはお子様の名前だけしか載っておらず、他のお子様の成績は点数だけですが、クラスの子ども達は、1位から順に名前を把握しています。Vクラスの場合、上位層は公開学力テストで100位以内に入っているので、点数と名前が廊下に張り出されているためにすぐ分かります。それ以外のお子様は、復習テストのベスト3に入っていたり、逆にドボンの点数は印象に残るので、そこから割り出されるようです。
細かい点数をはっきり覚えていませんが、2カ月合算の成績表で340点ほどの点数があれば、Vクラスに残れたような気がします。1カ月170点、復習テスト、公開学力テストの科目平均が85点です。6年生であれば上位の点数だと思います。
4月+5月の試験でがんばったことから、6月から1つ上のクラスに上がれたお子様は、おめでとうございます! 本日は、クラス帯が変わった時、特に1つ上のクラスに上がった時に気を付けていただきたいこと、やるべきことをまとめていきます。
■算数は最も注意の必要な科目です
いちばん気を付ける必要があるのは「算数」です。6年生以外はどのクラス帯でも同じテキストを使用しますが、宿題の範囲がクラス帯によって異なります。上のクラスになるほど、宿題の範囲が増えます。いちばん下のクラス(Hクラス)だとテキストの基礎的な問題だけを扱います。Vクラスは単元の全部が試験範囲です。
6年生の場合、Hクラスは「テーマ教材」だけが宿題と聞いて、本当に驚いたことがあります。少なすぎるだろうと、です。テキストの購入は可能だと思いますので、どのクラス帯のお子様も「演習テキスト」を取り組むべきです。
宿題の範囲が異なるため、クラス帯によって復習テストの内容(難易度)も異なります。Vクラスのテストが最も難しいはずです。テキストの中のいちばん後ろの難しい問題にちなんだ問題が何題も出題されます。問題数も多く、これを全問30分で解き終えるのは難しいなぁと毎回思いました。
それでも、5年生までのVクラスは、マスターでも最レでも満点やそれに近い点数を取るお子様が続出します。すごいですよね。皆さん、どれだけ熱心に勉強しているのでしょう。ぼんず君も算数は得意な方でしたので、時々100点を取り、90~95点前後が多かったです。最レは105~115点の点数が多かったです(最レは120点満点)。
これが6年生になると、マスターの算数で80点を取ることが難しくなります。公開学力テストと同様に、復習テストも一気に難しくなるからです。我が家も80点を目標にしましたが、なかなか目標達成が難しかったです。
SクラスからVクラスに上がられたお子様がいちばん苦戦するのは、算数だと思います。特に6年生でSからVに上がったお子様は、Vの算数復テでクラス平均点を取れるかどうかが1つの目標になるのではないでしょうか。計算テストも異様に難しくなります。今は違うかもしれませんが、ぼんず君の時は「それはないだろう」と思う問題がたくさん出題されました。
SからVに上がられたお子様は、まずはテキストの全ての問題を解けるように勉強しなければなりません。後ろの応用問題(6年生ならC問題)まで全部です。問題数が多いし、難しいですが、がんばるしかありません。
Vクラスには、テキストを十分にこなした上で、「力の5000題」や「全解」、最レテキストの復習テストと同じ単元の問題までやりこんで、復習テストに臨むお子様も少なくないことを、お子様にお伝えください。6年生であれば、テキストだけでは正直演習量が少ないです。
■理科はこれまでと同じ勉強法でOK
クラス帯が上がると極端に難易度が上がる算数と異なり、理科はSからVクラスに上がっても、まだ何とかなる科目です。復習テストに「VS」と書かれている問題が多いことから、VクラスとSクラスの復習テストの問題は同じことが多いです。力学や電気、計算問題は一部分かれている場合があります。
テキストも同じサイエンスです。説明文の後ろの問題をレベル1からレベル4まで全問解いて、余裕があれば、類題を「ウィニングステップ」で探して解けば、復習テストで大コケする可能性は少ないと思います。
暗記項目をしっかり押さえて、問題を全問解けるようにして、余力があれば、「ウィニングステップ(物理化学)(生物地学)」や「塾技」で類題を解き、「塾技」のまとめページで知識を整理し続ければ大丈夫です! 理科のマスター対策でここまで丁寧にできるのは、6年生の6月末までです。
7月からは日曜志望校別特訓が始まるため、マスター対策に割ける時間が少なくなります。過去問解きもしなければなりません。時間がないからと言って、復テ対策をしないと点数が取れなくなります。毎年、多くの受験生が苦しむ問題に直面する前に、新しいクラスで必要な勉強の量と質の感覚を、6月でつかんでいただきたいです。
■得意な方が羨ましい…国語
我が家は、6年生のマスター国語にはあまり力を入れませんでした。テキストの問題は、過去の公開学力テスト対策として、時間を計って1問15~20分ほどで解いて、ぱぱっと解説して終わりにしました。
マスターの国語や公開学力テストで点数が取れても、過去問解きをすると全く点数が取れないことに気が付いたからです。マスターの国語は、クラス落ちしない程度に点数が取れればよい、と割り切りました。国語が得意なお子様であれば、次回のテスト範囲の問題を1度通して解き、解説を読めば、復習テストで平均点以上は得点できると思います。
■3科クラスとは別扱いの社会
社会の成績表は、算国理の成績表とは別扱いです。マスターのクラス判定に社会の成績は反映されないこともあり、社会の勉強にはそれほどの悲壮感はないと思います。ぼんず君は6年生では社会の受講を止めて、テキストだけを購入し、ざざっと解いて、倍速でビデオを見て済ませました。
授業を取らなくなると、公開学力テストで点数が取れなくなりましたが、それは仕方がありません。社会こそ6年生で力を入れるべき科目です。短期間で一気に得点できる科目なので、4科受験のお子様は、社会の受講を最後まで続けられることを強くおすすめしたいです。
■クラス維持のための得点管理
クラスアップできたお子様の半数は、次のクラス編成で元のクラスに戻ってしまうと聞いたことがあります。そのくらいに、上のクラスの壁は高く、上のクラスのお子様ほど熱心に勉強するため、クラス内で半分以上の成績に入ることも難しいことが分かります。
2カ月後のクラス替えでクラスを維持するためには、毎回の復習テストと毎月の公開学力テストで一定以上の得点が取れれば問題ありません。6年生Vクラスの算数だけ1.5倍換算は今でも採用されているのでしょうか。いろいろなご意見はありますが、中学受験の鍵は「算数力」である以上、最難関校を目指すお子様が多いVクラスで算数が偏重されることは一理あると思います。
毎日保護者様がやきもきしても仕方がありません。客観的にお子様の現状を把握する方法として、すべてのテスト結果をエクセル表に入力し、復習テスト、公開学力テストごとに科目平均点を出すことをおすすめします。Vクラスに残るために必要な点数を先生に確認し、その点数に対する過不足を常に確認します。復習テストで失敗が続けば、公開学力テストで挽回するしかありません。
我が家はクラス落ちの心配はありませんでしたが、クラス内順位にこだわっていましたので、常にぼんず君に換算表を見せていました。お子様がご自分の立ち位置を把握する1つの方法としてご紹介しました。2カ月間、全力でがんばれば、必ず結果はついてきます。
長くなりましたので、クラスダウンしてしまったお子様にしていただきたいことは、明日以降の記事でご紹介します。
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