通塾を始めると、どの学年のお子様も「塾の宿題やテスト対策をする時間が足りない」状態になります。
小6は通常授業に加えて、志望校別特訓の宿題・準備や過去問解き、土日は冠模試を受験するので、「これ全部こなしてる人いるの?」と思うような勉強量が入試直前まで続きます。
そんな勉強する時間が足りない時の奥の手を少しご紹介します。低学年のうちは小技は使わない方がいいですよ。奥の手なので小6になってから使う最後の手段です。ポイントは「誰にも言わずに黙ってする」ことです。
●小学校を休む。
志望校の進学説明会に出席するなどして、欠席できる日数を正確に把握した上で、効果的な日に小学校を休みます。学校ごとの欠席日数上限は誰も教えてくれませんので、保護者様が自分で情報を収集する必要があります。
他の保護者様に聞いた情報は必ずしも正しくないかもしれません。間違った情報を教えられて、その結果、受験資格を失うかもしれませんので、公式情報以外はうのみに信用しない方がよいです。そもそも、顔見知りの保護者様にご自身のお子様の受験予定校の話はしない方が賢明です。
また、秋の今頃よりも12月に入ってからの方がもっと時間が必要になります。秋にたくさん休んでしまうと、12月に身動きできなくなります。計画的な行動が必須です。
●小学校を遅刻、早退する。
中学校によっては、遅刻や早退はマイナスと数えないところがあります。派手にすると目立ちますが、時々ならいいかもしれません。「4時間目が終わる直前に登校し、給食を食べ終わったら早退したお子さんがいたよ」とぼんず君が話したことがあります。
●保健室で休ませてもらう。
我が家は欠席日数を12月で全て使い切る予定だったので、多少の体調不良で小学校を休むことができませんでした。もっとも、体調不良の原因は睡眠不足なので、「しんどかったら保健室で休ませてもらいなさいね」とぼんず君に伝えたところ、その日の夕方に担任の先生から電話がありました。
「しんどそうだったので、1時間目から保健室で休ませたところ、給食の時間になっても起きてこないで、6時間目が終わるまでずーーっと寝ていましたよ。お疲れのようなので起こしませんでした。そろそろ迎えに来てください」
たしかに「休ませてもらいなさい」とは言いましたが、1日中、保健室で眠り続けるようには言ってません。恥ずかしすぎましたが、下校時間前に小学校までぼんず君を迎えに行きました。
とてもスッキリした顔のぼんず君が保健の先生と一緒に校門前に立っていたのを今でも良く覚えています。1日爆睡はさすがにまずいので、控えるように念入りに伝えました。
●塾の平常授業で調整をする。
10月以降はお子様の志望校の主題傾向とあまりにも違いすぎる科目は、保護者様の判断で出席しない選択もあります。浜学園の場合は、塾のお世話係さんに相談してから行動する方がよいです。籍は置いているし、平常授業はフル教科セットで支払うため、返金はありませんが、すでに塾にいくら払ったか分からない状態(集金ラッシュ)のため、私は小さい金額は全く気にしませんでした。
小学校を休んだり、遅刻・早退が目立つと、小学校の同級生や保護者の方からいろいろ言われます。学校の先生からも言われます。何日も小学校を休んで、受験結果が全落ちだと、受験が終わって小学校に戻る時、それは苦しく辛い状況に親子で置かれることになります。小技を使うからには必ず受からす気持ちで挑みます。お子様に言うとプレッシャーになるので、重荷は保護者様だけで背負ってください。
また、学校を休む行為は一部の方から反感を買うかもしれません。必ずお子様と十分にご相談の上で、どうするか決めてください。
我が家は、ぼんず君と話し合った上で、欠席日数上限をフル活用しました。小学校の先生は受験に対して協力的とまでは言いませんが、「まぁ仕方ないですね」という考え方で、スルーしてくださったのでありがたかったです。そうでなければ、1時間目から6時間目までぼんず君を保健室で寝させてくれないですね。
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