6年生9月の公開学力テストでいつもより高得点が取れた理由

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公開学力テスト対策
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昨日は第2日曜日で、浜学園では公開学力テストが実施されました。浜学園以外の関西大手進学塾でも、同日に毎月の大きな模試が実施されています。

以前は、第1日曜日に模試を実施していた他塾の中には、実施日を第2日曜日に変更したところがあります。これは、浜学園との掛け持ち受験をさせないためと思います。

5年生まで浜学園で飛び級をしていたお子様が、5年生で6年の授業を受けて、6年生でまた同じテキストで勉強するのを避けるために、6年だけマスターコースを他塾で受講する方が出てきます。

ただし、公開学力テストは第2日曜日に浜学園で受講し、第1日曜日に転塾先の学力テストを受ける方が多かったです。今はそれができなくなり、どちらで受けるかそれぞれの塾に伝えなければなりません。

ぼんず君が6年生の時は、6年生だけ他塾に転塾しても公開学力テストは浜学園で受験する方が複数いらっしゃいました。

■6年生の9月だけ公開の平均点が毎年高くなる

9月の公開学力テストの自己採点をされたご家庭は、6年生に限っていえば、8月よりも点数が高くなっている方が多いと思います。

「夏休みの勉強の成果で点数アップした!」と喜ばれるお子様も多いですが、おそらく多くのお子様が前月よりも得点アップされています。具体的な得点で言うと、各科目の平均点は10点前後上がります。

これは毎年、6年生の9月にだけ見られる現象で、塾側が意図的に行っていると私は予想しています。理科と国語については、塾の思惑が外れることが多いために平均点の上昇幅に前後があると思われます。

6年生の9月だけは全科目の平均点が高くなり、当然100傑ラインの3科、4科合計点も高くなります。点数分布は、折れ線グラフの山の形がなだらかになります。もっと言うと、頂点がとがった三角形よりは、台形に近い形になります。

これは、平均点付近に集まる人数が多く、受験生がだんご状態になっていることを示しています。

■問題の易化で偏差値50以上が取りやすくなる

問題の難易度が下がり、平均点が高くなって、平均点付近に集まる受験生の人数が多くなると、どのようなことが起きるでしょうか。

結論から申し上げると、偏差値が変わります。

45から55前後の偏差値となる人数が増えます。通常の試験よりも極端な上位層や下位層の人数が少なくなり、中間層に多くの方が密集するためです。

復習テストでクラスの大半が100点の場合、100点でも偏差値56くらいになるのと同じ理屈です。

6年生の2月から公開学力テストの難易度を意図的に一気に高くした塾側が、9月の公開学力テストだけ(場合によっては10月も)問題の難易度を下げる理由は何でしょうか?

■志望校別特訓の希望コースへの合流救済策では

私の推測ですが、9月の公開学力テスト難易度を下げるのは、日曜志望校別特訓の資格を取りやすくするための救済策ではないかなと思います。

M灘コースは別格として、最難関コースの資格偏差値56以上は、9月の公開学力テストの難易度であれば手が届くお子様の人数は多いはずです。

資格を目指して夏休みに猛勉強を続けてきたお子様にとって、資格が得られたことは大きなやる気につながるはずです。

実際は、希望するコースの資格が取れたことと、そのコースの中学校を合格することは全く別物ですが、9月の時点でそこまで厳しい話はしなくてもいいと、浜学園は考えていることが分かります。

■9月でコース資格が取れなかった場合は要検討

塾によっては、コースに所属中のお子様に対して、別のコースに変わるようはっきり宣告するところもあります。コースに所属していても、その中の下位クラスであれば合格できる可能性が低いからです。

可能性が低い=可能性がゼロではありません。1クラスの中で合格者が数名(合格率2割以下)であっても、その可能性に賭けて努力を続けること、翌月以降のクラス分けでクラスアップできる可能性もあることから、最難関コースに所属しているのであれば、9月の時点で難関コースに自分から移動しなくてもよいと思います。

難易度が下がった9月の公開学力テストで資格偏差値が取れなかった場合は、現実的な選択を考えなければなりません。通常モードに戻る10月、11月の公開学力テストで資格を取ることは厳しく、保護者様だけでも志望校変更後のスケジュールを考え始める時期かもしれません。

■易しい問題を落としていないかご確認ください

9月公開の答案は、いつもよりも念入りに答案の見直しが必要です。

難易度が下がった試験だからこそ、正答率の高い問題を確実に得点できているか、明らかな勘違い(直径と半径を間違えるなど)で落とした問題がないかなどをご確認いただきたいです。

明らかに理解しているはずの易しい問題を落としているのは、単なるミスではなく、実力不足です。もっというと、演習量が不足していることと、時間を意識した取り組みが十分ではないと思います(特に算数)。

M灘コースの方は言うまでもありませんが、最難関コース生の方も、算数であれば計算問題は全問正解小問も全問正解できてほしいです。

計算や小問が苦手なお子様は、120回計算テキストの問題集をぜひ1日1ページ取り組んでいただきたいです。

365日計算テキストだけでは、計算の演習量は少なすぎます。時間を厳密に計り、あと4カ月、毎日解いて1冊が最後まで終わります。

「下のコースだから合格できないよね」「無理だよね」などと悩む暇があれば、この計算テキストを解いてほしいです。

6年生なら1ページの制限時間は10分です。すぐ終わります。10分で何問解けるか、挑戦してみてください。志望校うんぬんを悩むより、制限時間内で解ける問題を増やすためにどうすればいいか悩む方が建設的です。

その答えは、手を動かすのみです。前を向いて進んでいきましょう。

まだ9月、道は必ず見えてきます。

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