新中1のお子様は、そろそろ学校の授業が開始され、重いカバンを持っての通学が始まったのではないでしょうか。中学校によっては、この時期に遠足や合宿などのイベントが続き、楽しい学生生活を送るうちにGWに突入します。GWは文化祭のある中学校もあり、クラスメイトや中学受験時の塾友と合流するうちに、GWはあっという間に終わるでしょう。
GW明けに学校で待っているのは、中間考査の試験範囲発表です。中学生にもなると、小学校の頃のようなきめ細やかな連絡やプリントはなく、先生からお子様に伝達された内容の全てを保護者様が把握するのは至難の業です。中間考査の日程は年間予定表で把握できるものの、各科目の範囲や試験日程はお子様に確認しないと分かりません。
もっと大切なことは、そもそも中間考査対策の準備をお子様がしているかどうかです。帰宅後、部屋にこもって何をしているか分からない状態だと、勉強の進捗を保護者様が把握するのは難しいです。「勉強やってるの?」と聞いても、やっていなくても「やってる」と答えるのは、どのお子様でも同じです。
我が家の場合は、中学生になったから自律して勉強するとはこれっぽっちも思っていませんでしたので、4月の授業開始直後から、日々の進捗を確認しました。寄り添い(監視)の方法は随分と変えました。中学受験の時のように丸抱えで計画を立てるのではなく、日々の時間割から復習の必要な科目を確認し、その日に習ったことを復習してもらいました。宿題が出ていれば、その日のうちに終わらせる。小テストがあるならその日のうちにある程度解ける状態にする。毎日きちんと復習をしていけば、中間考査直前に大騒ぎをすることもなくなります。
実際は、毎日順調に進んだわけではありません。学校に慣れないせいか知恵熱を出して、帰宅後に何もしないで寝込んだり、自己申告では真面目に勉強している科目の一部が、実はあまりよく分からないまま本を眺めていただけだったり(理科です)、授業で配布されるプリントの一部を紛失していて、「どうやって勉強するのよ!」と親子喧嘩になったり、小さいトラブルは次々と起きました。
それでも、英語と数学の塾に4月から通い始めたせいか、英数の出来に支えられたことと、浜学園時代に趣味で勉強していた社会の高得点もあって、点数分布表から推測される順位はまあまあ上位の方でした。入試結果を思えば、上出来の結果です。
内容をまとめます。中学生で最初に迎える5月の中間考査の準備としては、
- 中間考査が終わるまでは、保護者様が勉強の進捗を確認する。
- 4月の授業開始直後から、日々、その日に受けた授業の復習をきちんとさせる。
- GW中は、4月に勉強した内容が頭から消えない程度に勉強を続けさせる。
GW明けに中間考査の範囲が発表される時に、「慌てなくても、これまでの授業内容の見直しはできているよ」くらいに仕上がっていれば、勝算は高いです。1学期の成績(5月の中間考査と7月の期末考査)の順位は、そのまま2学期以降も続く傾向があります。最初の中間考査で手堅い結果を出すことは、このあと6年間続く中高一貫校での生活に大きく影響を及ぼします。
お子様からは「うっとうしい」「一人で出来る」などと抵抗を受けると思いますが、それを自然と、進捗確認くらいは保護者様ができるように持っていくところが、保護者様の腕の見せ所です。がんばってください!
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