小4・9月からの「はじめての社会」や小5からのマスターコース社会を受講する前から、ぼんず君は社会の勉強が大好きでした。社会に充てる時間とエネルギーを算数と理科に充てるべき、と何度も思いましたが、入試直前までこの傾向は変わらず、中学校に入ってからも続いています。もはや趣味の領域です。
算数の過去問解きの合間の休憩時間に、塾で配布された浜島書店の歴史資料集や自宅の社会関連書籍をトイレで眺めて息抜きしていました。ぼんず君愛用の書籍の中には受験に直結するものもありましたので、いくかご紹介します。
小5の地理で頻繁に出題される、都道府県の形の問題に強くなれます。上下左右逆に出題されてもわかるように、我が家ではコピーを取って厚紙に貼り、カルタを作成しました。表が都道府県の形、裏に県庁所在地名と主な特産品(農作物メイン)を手書きで書き込みました。小5から社会を受講し、公開も受験される予定のお子様は、小4のうちに都道府県の形をマスターしておくと、後々非常に楽になります。
この本は地域別の地形(山脈、川、平野など)も掲載されています。地形問題も入試頻出です。後半には、扇状地などの地形の説明が1ページ1項目で掲載されています。20~文字程度の記述問題が近年出題傾向が高くなっています。最初は丸暗記でよいと思います。
授業ではさらっと終わる気候、地図の説明がしっかりしています(本当によく出題されるので塾のテキスト以外の説明も読んでおくのがよいです)。日本の地域ごとのまとめ、世界地理の重要ポイントが見開きで掲載されています。総合問題も何題が掲載されています。こういう風に出題されるのか、と参考になります。
単元ごと、関連する話題と紐づける出題が流行りなので、塾のテキストで基本事項を暗記した次の段階の参考書としておすすめします。
本シリーズには、「入試に出る地図 歴史編」もあります。こちらはややマニアックな内容で、地理編ほど必須ではないと思います。歴史小説がお好きなお子様、戦国武将ファンのお子様は喜ぶと思います。
△世界史年表・地図(山川出版社)
私が高校生の時に使っていた本です(20年ほど前に同じ本を買い直しました)。ぼんず君は歴史がとても好きで、「ローマ帝国は最後どうなるの?」「(日本の飛鳥~平安時代勉強中に隋唐の話になり)この時代のヨーロッパはどうだったの?」とか「イスラム帝国はどこまで広がって最後どうなったの?」などの質問に回答するのが面倒な時、この本の年代ごとの世界地図を見せて回答の代用にしました。年表は小学生には難しすぎるので、私がかいつまんで説明しました。
〇入試に勝つ新聞記事2019 社会科+理科 中学受験用時事問題集
直前特訓前後に塾で購入するよう指示された本です。冬休みから読み始める本ではなく、できれば余裕のある10月頃から読み始めるとよいと思います。
ぼんず君は、トイレの中で本を読むのが好きなので、これをトイレに常備しました。テレビを見ない我が家は、直近の時事ネタに極めて弱いため、この本で入試年に起きた出来事を網羅しました。
もう1つの意外な使用法は、記事1つを100文字程度に要約することです。100文字であれば2文、50文字であれば1文でまとめられます。
10分ほどの短時間で、短文を書き上げる練習にも使用しました。記述力アップを目指す小5までのお子様にぜひおすすめしたい勉強法です。
◎各種統計
私所有の日本国勢図会の統計本を眺めているので、どうせなら入試でよく出る項目を読ませようと、付箋を付けて渡しました。
その後、小学生向けの本を見つけて、ぼんず君用に購入しました。「日本のすがた2018」(最新年度の本に修正しています)。社会が得意で、さらに点数を上積みされたいお子様、最難関校の社会を受験されるお子様、関東最難関校の社会対策に非常におすすめの本です。
グラフを読み取らせる統計問題はここ数年毎年どこかの難関中学で出題されています。農作物の生産額別、出荷量別、輸出入額別、エネルギーの推移、人口推移など。
順位を覚えるだけではなく、難関校ほど数値推移の裏にある社会的な現象を書かせる問題が多いので、そこまで読み取れるとベストですが、保護者様の解説が必須だと思います。
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