受験を目指すお子様のスマホ利用についての私の意見は、
絶対反対
です。小学生はスマホの使用を自分で厳しく管理できません。自由に使えるスマホをお子様に渡したら、「親の見ていないところでスマホを見続けて、成績が下がる」と自信を持って断言できます。
受験生、特に小6はスマホやインターネットを使う暇があるなら睡眠時間に充てるべきです。中学生になっても、TONEスマホなどの制限が掛けられる端末からのスタートで十分だと思います。まぁ、これはご家庭ごとの考えによると思いますが、我が家は完全自由使用に移行するのは大学生になってからでしょう。
我が家は中学受験開始前からテレビとゲーム機がないのが当たり前でした。スマホは受験終了までは完全禁止というよりも、「最初からなければ不便と思わない」主義でした。しかし、テレビよりもスマホは相当魅力的だったようで、受験終了後すぐに、ぼんず君は「スマホ使いたいな」と 小 さ く 主張しました。
中学受験に合格したらスマホデビューを約束する保護者様もいらっしゃると思います。ぼんず君の同級生の多くがスマホを持ち、LINEで連絡を取り合っています。確かに、小学校で同じ塾で別の中学に進学したお子さんとの連絡手段はLINEだし、You Tubeを見たいのも分かります。
情報のやりとりが全くできないのも困ると思い、ぼんず君のスマホ利用は以下のルールとしました。
①機種変更した古いスマホを自宅Wi-Fiでのみ使用OK。外での使用は不可。どうしても外で使う場合は、ポケットWiFiを貸し出します。
②スマホはロックをかけて、その日の予定が全て終わった後で貸与。時間は無制限ではなく、1日1時間まで。
③通話はこれまで同様、電話専用端末を使用。
④LINEは私が使ってないので私のIDをあげましたが、その直後から延々と何時間も同級生とチャットしていたので、使用時間をゲームと同様に制限しました。
インターネット使用時のルールは常にうるさく言ってます。
①自分や家族の個人情報を書き込まない。
②人を傷つける内容を書き込まない。
③課金はダメ。
早速大喜びでいくつかゲームアプリをダウンロードして、HIKAKINのゲーム実況を見始めました。「一緒に見よう」と言われても、他人が延々とゲーム操作する動画の面白さが私には全く分かりません。ぼんず君は「マインクラフト」がお気に入りのようですが、「材料をブロックに替えて積むチマチマしたゲーム」と言ったら、大反撃を受けました。
スマホを渡して「危険だ」と思ったのは、課金への抵抗が非常に低かったことです。「ゲームのアイテムを買いたいから、代わりにお金を払って」とスマホを使い始めてすぐにお願いされました。もちろん即却下ですが、アイテムからガチャに興味が動く可能性もあるので、教育の必要を強く感じました。
予想外だったのが、LINE経由で同級生から公序良俗に反するファイルが送られてきたことです。こうやって男の子同士で情報交換するんですね。中にはウィルス感染したファイルもあったので、ファイルのダウンロードは危険であることを説明し、ウィルス感染したら即、再インストール(全データ消去)すると伝えました。
我が家のスマホルールは同級生から「厳しすぎる」と言われているそうですが、しばらくは古いスマホを時間を決めて楽しんでもらいます。
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