【記事紹介】難関大合格率No.1高校は? 「東大一極集中」の超有名校!

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中学受験_記事紹介

本日は、AERA dot.の記事「難関大合格率No.1高校は?東大一極集中の超有名校!」をご紹介します。ランキングは各高校の、東大、京大、北大、東北大、名大、阪大、九州大の旧七帝大+一橋大、東工大、神大の計10大学の合格者数を卒業生の数で割って算出した合格率を元に算出されました。

1位は東京の筑波大附属駒場です。浪人生を含めると東大に118名の合格者を出しています。京大の合格者はゼロであるのが驚きです。昨年の京大合格者2名にもびっくりです。卒業生数が163名と少ないので、合格者数ランキングの上位にはなりませんが、合格率では断然トップです。

2位から5位までは関西の中高一貫校が占めています。2位は関西最難関校の灘中です。東大理III京大医学部にそれぞれ20名以上の合格者を出しています。1クラスの1/4以上が東大理IIIか京大医学部に合格するなんて、想像を超える世界です。

3位は甲陽学院4位は大阪星光学院5位は東大寺学園です。どの学校も関西では人気の中高一貫男子校です。卒業生は200名前後と少なく、少数精鋭の教育が実現できていると記事では紹介されています。よく見ると、この3校は校風が全く異なります。10位には洛星15位には六甲、16位に西大和がランクインしています。

共学化による優秀な女子の取り込みによる学校全体のレベルアップを狙う中高校が増えていますが、関西でランクインする学校のうち、15位までの学校はすべて男子校です。中学から高校になると男子の強さ、特に理数系科目では圧倒的に男子が強くなることが学校の進学実績を上げていることが、このランキングからも推測できます。

私立中高一貫校だけでなく、関西圏の公立高校も大健闘しています。8位の北野20位の天王寺26位の茨木はいずれも大阪府下の公立高校です。21位の附属池田国立高校です。いずれの高校も京大、阪大、神大を中心とする関西圏の国立大学に多くの合格者を出しています。

医学部狙いでなければ、公立中から公立高校に進学するのもありかもしれません。ただし、副教科を含めた内申点を満点で揃える器用さと、部活や委員会活動での活躍、先生からの好印象を得るなど、全方面に器用なお子様でないと地域最難関の公立高校に合格するのは難しいです。

このランキング表から改めて思ったことは、関西最難関校の強さです。特に、A日程では最上位層の男子の多くが灘と甲陽に進学する中で、星光と洛星の健闘は特筆に値すると言えます。両校ともキリスト教母体の男子校で、穏やかな校風です。私のイメージでは地元の「優秀なぼんぼん」が行く学校です。学校指定の制鞄と制服を着て、きりりと登校する姿が目に浮かびます。

特に星光は、浜学園の志望校別特訓でも「星光・東大寺コース」と一括りにされることが多く、両方合格したお子様の多くは東大寺に進学されます。このランキングの表では、東大、京大の合格者数は東大寺の方が多いものの、ランキング順位では東大寺と互角の結果であるのは素晴らしいです。A日程の穴場の学校だと思います。

最上位校にギリギリで合格して入学後に勉強で苦戦するよりは、ご自宅がご近所であれば、星光や洛星に上位合格して、そのまま最後まで上位を維持する方が、確実に大学受験では成功すると思います。

中学受験進学塾の役割は、中学校に入学させるところまでで、入学後のことは考えてくれません。お子様の中学受験は、お子様の将来のためであるのに、塾の合格実績を上げるよう誘導される場合があります。

関西最難関7校であれば、灘以外であれば、どこに進学してもそれほど大きな違いはないと思います。自宅からの距離学校の校風進学実績の詳細の3つと、お子様の成績を加味しながら中学受験の志望校を選択していただくことが、お子様の将来に大きくプラスに働くと思います。

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