すぐバレる嘘をつく子ども側の事情を考える

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中学受験お子様対応

ぼんず君は小学校時代、よく嘘をついていました。「宿題やった?」と聞かれて「やったよ」と即答するものの、浜ノートは真っ白。「公開できた?」と試験後に聞かれて「できたよ」と即答するものの、返却結果はドボン。など、例を挙げるときりがありません。

どの嘘もすぐにばれるものばかりです。私は受験勉強中にそばに座って見張り続け、板書ノートも返却された復習テストもその日に終わらせる宿題の進捗も、すべて確認します。公開学力テストの結果は数日後、復習テストは相互採点のため、その日のおよその点数はその場で分かるはずです。ベスト3までに入っているかどうかも、その場で確認しているはずです。

やってない宿題をごまかしたり、点数が悪いのに「よかった」とごまかされることが多くて、嘘が分かるたびに、本当に毎回残念な気持ちと、「また裏切られた」という気持ちでいっぱいになりました。

それ以上に分からないのは、どうせすぐにばれる嘘をなぜつくのか、でした。嘘がばれたら、余計に怒られます。試験結果が悪いなら、もうそれは変わらないのだから、正直に言うしかないのに、なぜ言わないのか。宿題もやってないことがばれたら、夜遅くなっても終わらせなさいと言われるのに、なぜやったふりをするのか

私は子どもの頃から親に嘘をついたりごまかした記憶がないので、ぼんず君がバレバレの嘘をついたり、ごまかす気持ちが全く分かりませんでした。

「なんで嘘を付くの!!」と嘘が発覚したその場で問い詰めても、本当のことを言うわけがありません。後日、ものすごーく勉強の調子が良い時(浜学園の公開学力テストで10傑に入るくらいの好調期です)に、「なんですぐにばれる嘘を付くの?」と聞いたことがあります。

その理由はあまりにも予想外で、衝撃的でした。

ぼんず君の答えは、「とりあえず、その時に怒られたくなかったから」です。公開学力テストで失敗していることは自己採点をするまでもなく分かっています。出来を聞かれて「悪かった」と答えると、その場で怒られて、数日後の返却時にまた怒られる。それが嫌だったそうです。なんだそれー?と思いました。

やってない宿題を「やった」と答えたのは、「やるのが面倒だったから」だそうです。嘘をついても1時間以内には白紙の浜ノートを発見されて、すぐやるように言われるよ。と私が言うと、「そしたら、仕方ないからやる」と続けました。これも、親からすれば「なんだそれー?」です。

本当に嘘ばかりついて、どうしようもないな、とぼんず君のことを思いましたが、嘘を付くぼんず君の気持ちに立って、考えてみました。テストの点数が悪いと怒られるので嘘を付くのであれば、点数が悪くても怒らないようにすれば、嘘を付かなくなるのだろうか?と思いました。

ぼんず君には、「終わったテストの出来をあれこれ言っても、点数がよくなるわけではないから、できなかったところを徹底して見直そう。ただ、今回のテストは出来が悪かったのは事実だから、こんな結果にもうならないように反省して」と伝えました。

テストの結果が悪い時に、怒らない、というのはとても難しいことです。淡々と解けなかった問題を分析して、該当するテキストの箇所を探して、類題を解かせる。

個別の先生であればその子に対して強い感情はないから、お仕事として割り切って、出来の悪い回のテスト直しができるでしょうが、自分の子が大切な試験で大失敗した。でも、子どもは思ったほど反省もせず、けろっとしている。この場面で、怒りを爆発させずに、親としてやるべき勉強のフォローだけができる保護者様仏の境地に達しています

私は悪いテストの回でも、できるだけ怒りを抑えて、テスト直しや類題探しを淡々とこなし、次回は同じ失敗をしないようにがんばろうと、ぼんず君を励まし続けました。

あまりにも我慢をし続けた結果、自分が体調を崩しました。抗生物質が効かない高熱が何度も出たり、全身にアトピー症状が出て治まらなかったりと、薬でパシッと回復しない状態が受験終了まで続きました。ストレスは万病の原因であることを、実感できました。

宿題のごまかしについては、ぼんず君の言葉は信じず私が自分で出来具合をすぐに確認することにしました。”「できた?」と聞いて「まだ」と答えるはずがない”と私の頭に叩き込みました。浜ノートを開けば、どこまで出来ているか一目で分かります。

ぼんず君を信じて、確認する手間を惜しんだ私のせいでもあります。寝る直前に宿題未着手が分かると、寝る時間が遅くなるため、早めに確認しました。特に、「学校から帰宅後に一人でやったよ」は、私が目の前で宿題を解くのを見ていないため、まず嘘だと思って、ノートを確認しました。

お子様が嘘を付くには理由があり、その大半は保護者様だといわれます。たしかに、私は試験の出来が悪いと怒りました。宿題をごまかしても「すぐやりなさい!」と注意しました。両方とも、ごまかしたり、さぼる、ぼんず君が悪いのですが、子ども側はそうは思っていないようです。

お子様に嘘を付かれると、保護者様は気分を害しますし、お子様は嘘がばれたことで怒られて、両者ともに無駄な時間を浪費し、気持ちもマイナスになります。少なくとも、宿題やってませんの嘘は、その場で発見すれば、すぐに解決します。

テストの出来は…保護者様がぐっとこらえて、悪い点数の時でも怒らないようにすれば、我が家のようなごまかし報告はなくなるのでしょうか。ぼんず君は、注意されないとわかったら、悪い点数の時は「だってもう終わった試験だから、仕方ないじゃない」とごまかさずに報告するようになりましたが、それはそれで気分悪かったです。

宿題のごまかしで、最も保護者様が気を付けなければならないことがありますので、それは続編でご紹介します。

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