次のクラス替えでクラスアップを目指すための勉強方法(科目別)

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中学受験全般

5月の月次成績表が配布され、クラスアップしたお子様、残念ながらクラス落ちしてしまったお子様にはそれぞれ事務局(6年生はお世話係さん)からお電話があったと思います。

4年生までのお子様は、クラス落ちしても保護者様はそんなにがっかりされなくても大丈夫です。反省ポイントをしっかりおさえて、次の2カ月間、地道に勉強を続ければまた元のクラスに戻れます。5年生になると、ちょっと本気で巻き返す必要があります。6年生で今の時期にクラス落ちするのは問題ありです。このまま下降する可能性も出てきますので、本気で対策を取る必要があります。

本日は、次のクラス替えでクラスアップを目指すための勉強方法を、科目ごとにまとめます。

■まずは目標(得点)設定から始める

浜学園の場合、クラス替えの基準になる試験は、毎回の復習テスト(算国理:理は小4以降)と公開学力テストの得点です。Hクラス、Sクラス、Vクラスともに、基準となる得点が設定されており、それ以下になるとクラス落ちする可能性があります。ぼんず君は小4以降、ずっとVクラスで、我が家の目標は340点以上でした。

今回のクラス替えでクラスが落ちてしまったお子様がまず最初にすべきことは、この2カ月の全ての試験のどこで失敗をしたか分析することです。復習テストはクラス平均点以上なのに、公開学力テストで大ドボンとなって、クラス落ちしたのか。毎回理科の復習テストで最下位が続いたのか。復習テストも公開学力テストも算数が全然得点できないのか。など、何か理由があるはずです。

クラス落ちの理由が分かったら、この2カ月は毎回の復習テスト対策をしつつ、クラス落ちの原因となった科目や項目の強化も並行して行います

また、クラスアップをめざす際は、クラス順位3位以内を目標にします。これより下でもクラスが上がれる場合もありますし、これより上でも上がれない場合もありますので、あくまでも目安です。毎回の復習テストでベスト入りを目指す必要があります。

■算数は計算テストを軽視しない

算数の勉強といえば、復習テスト対策に目がいきがちですが、復習テストと同等の得点換算される計算テスト対策にも力を入れる必要があります。計算力はすぐにはつきません。毎朝、塾の計算テキストを時間を計って行います。タイマーは必ず使います。全体で5分、1問で30秒使うなど、細かい時間をお子様に意識させてください。試験会場で「1問30秒」などと計ることはできませんが、毎朝10問程度の計算問題を時間を意識しながら解き続けると、30秒、1分、5分の感覚が体に刻まれます。

塾のテキストに追加してまだ計算問題を解く余力のあるお子様には「120回計算合格圏内テスト」をおすすめします。この本を使った学習方法を記事で紹介しました。対象は最低でも4年生以上入試問題の計算問題だけを集めた本なので難問揃いです。分数、小数、四則計算くらいまでの単元は計算問題集だなぁと思いますが、その後は、時間、面積、速さ、倍数、概数など、ただの計算問題集の域をはるかに超えています。でも計算のジャンルで納得の問題選定です。

浜学園の公開学力テストでいうと、計算の次に出題される小問(やや難しい1問完結式の問題が小6だと5~6問出題されますが、アレです)対策にもなります。この本は一時期絶版になり、15000円以上で取引されていました。多くの保護者様からの再販リクエストがあり、再販されましたが、このブログで以前に紹介した後でまた品切れになってしまいました。今は通常価格で購入できるはずです。しかし、また売り切れる可能性もありますので、定価で購入できるうちに1冊お手元に置かれることをおすすめします。6年生で必ず役立つ本です。

計算テストの話で長くなりましたが、もちろん復習テスト対策も大切です。当たり前のことを、毎回きちんとこなすだけです。宿題は全問自力で解きます丸付けはできれば保護者様がします。できなかった問題から優先して2回目解きをします。3回目解いてもよいです。覚えるまで解いてもよいです。応用力がこの時点ではつきませんが、復習テストで最低でもクラス平均点以上は取れるでしょう。

■理科:暗記の徹底と問題解きを並行する。

理科の復習テスト対策はそれほど難しくありません。テキストの範囲の暗記事項を丸暗記して、次ページからの問題を全問きちんと解けば85点は取れるはずです。取れない場合は、暗記が不完全か、答えを丸写ししている可能性があります。

得点が難しいのは公開学力テストです。2カ月間で劇的な得点アップを目指すのは難しいです。ただ、諦めてはいけませんので、公開学力テストの2週間前から、今年2月からの復習テストを総やり直しします。できれば全問解き直し、時間がなければ間違えた問題だけを解き直します。これを続けるだけでも確実に得点はアップするはずです。

まずは、2月からの復習テストがNo.1から全部そろっているかをご確認ください。そろっていれば、B4判のファイルに綴じていきます。1冊で1科目1年分綴じられます。理科だけでなく、算数と社会もファイルに綴じて保管し、問題集として活用します。ファイルは紙表紙だと1冊100円もしないのですが、繰り返し使用するとボロボロになります。我が家は算数と理科はPP(ツルツルの樹脂加工)表紙のファイルを使用しました。

■国語:復習テスト対策に全力を注ぐ

ただし、あまり時間はかけません笑。教科書の問題をしっかり解くだけです。ポイントは、お子様が解答を丸写ししないように、保護者様が見張ることです。お子様が自分の頭で考えた文章を書く練習をコツコツすることが大切です。

しかし、次のクラスアップを目指すために、2カ月で得点する必要があるので、のんびりしたことは言ってられません。即効性のある公開学力テスト国語対策は国語の過去問を入手することです。公開の国語で得点できないお子様に考えられる原因は、問題パターンに不慣れ時間不足の2つがあります。この2つを過去問解きで解消します。以前は浜学園で過去問が購入できたのですが、残念ながらもう販売中止のため、入手が難しくなりました。。。

■次のクラス替えで必ず元に戻る気持ちでがんばる

下のクラスに慣れてしまうと、ズルズルと残ってしまい、上に上がることがどんどん難しくなります。自分の居場所はここではない次のクラス替えで必ず元に戻るんだ、という気持ちを持ち続けられるよう、ぜひお子様を励まし続けてください

また、今回クラスアップし、さらなるクラスアップを目指すお子様は、勢いがありプラスの風が吹いています。よい波が来てるよ!と励ましてあげると、単純なお子様はその気になります。保護者様の励ましの言葉は非常に力があります。次のクラス替えに向けて、毎日の勉強をがんばってください。コツコツ続けることが何よりの王道です。

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