塾休校期間中に配信される動画授業の活用方法

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中学受験全般
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■学校、塾ともに休校の地域が出てきました

7都道府県で発令された緊急事態宣言を受けて、大阪では百貨店やショッピングモールなど人が集まる施設が臨時休業になりました。飲食店の営業時間短縮要請が出されて、繁華街の様子が一気に変わりました。

極力外出せず、人と接することを避けて、自宅でじっと過ごすこの生活は、物理的な破壊は起きていないものの、戦争下での生活に近いです。インフラや食料の供給が止まっていないためにお子様は危機感よりも外に出られないストレスの方が大きいと思います。

ぼんず君は生真面目に自宅待機を守り続けてきましたが、ついに孤独な生活から解放されることになりました。

私が在宅勤務に移行したためです。ネットセキュリティ環境の準備に時間がかかりましたが、ようやく在宅で仕事をし始め、慣れてきたところです。

■お子様だけでの学習は難しい面があります

在宅勤務になってすぐに気が付いたことがあります。

それは、ぼんず君はひとり留守番期間中にあまり熱心に勉強してなかったことです。「在宅勤務に切り替わるから、明日からしばらく家で働くわ」とぼんず君に伝えた時に最初に返ってきた言葉が

「明日から真面目に勉強するよ」

でした。今日までは真面目にやってなかったんですか??と過ぎた日々のことを怒っても仕方がありません。これから学校再開までの日々で挽回すればいいと前向きにいきます。

これまでも毎日の学習成果を帰宅後の夜に確認していましたが、なんというか本気度に欠けるアウトプットだなあと感じていましたが、やはりその通りでした。

ぼんず君とは同じ部屋で過ごしていますが、できるだけ距離を置いて座っています。それでも「お母さんがいると気が引き締まるねー」「人がいるっていいね」とニコニコしながら勉強しています。

1カ月近く、ひとりでよく頑張りました。これからしばらくの間は、私が仕事をしながらしっかり監督します。

■動画配信の活用次第で差が出ます

本日のテーマは、塾が休校の期間に配信される動画授業の活用方法です。

鉄緑会は欠席者向け動画とプリント教材の配布をウェブで実施することになりました。浜学園もおそらく授業動画を配信するのではないでしょうか。

休講前からweb授業のお子様であれば何の変化もありませんが、これまでずっと塾の対面授業で学習されてきたお子様がいきなりweb授業に切り替わると戸惑うことが多いです。

いちばん避けていただきたいことは、webの動画をただ閲覧するだけで終わりにすることです。そのやり方では、特に算数は動画の内容がほとんど頭に残らないで終わります。

動画配信授業の活用方法を、科目別、クラス帯別にご紹介していきます。

■算数:クラスごとに異なる動画が必要な理由

どの科目でも言えることですが、ただ動画を流しっぱなしで終わりという活用方法はもったいないです。もっとも解説が必要と思われる算数から例にあげます。

授業の代わりに動画で解説するとは言え、すべての問題を解説するわけではありません。授業1コマで1単元の全問を解説する時間はありません。対面授業でも問題を間引いて解説しています。

算数の場合は、解説する問題は単元始めの例題と演習問題内の数問です。全体の1/3も解説できていないと思います。考え方の基本となる例題を説明した後で、解き方に工夫の必要な演習問題を先生が取捨選択されています。

上位クラスになるほど例題の解説が少なくなり、演習問題の解説に比重を置きます。例題はテキストの解説を読めば理解できるので、それよりも解き方に工夫が必要な演習問題の解説が求められます。

6年生の場合、Vクラスでテーマ教材のテキストを扱う時間はほとんどなく、演習教材中心の授業です。Hクラスはテーマ教材中心の授業と聞いたことがあります。

したがって、少なくとも算数はクラス帯ごとに動画を用意する必要があると思いますが、実際はどうでしょうか?

■動画は理解度合いを確認しながら前に進める

動画を見るタイミングは、基本を重視する学習であれば動画を見るところから学習を始めるのがよいです。単元のポイントや例題を使っての解き方解説を聞くことで、「今週はこんな内容を学ぶんだな」と理解できます。

動画は連続再生するよりも、1問ごとに解説が終わったらいったん止めて、今解説された例題を問題だけを見てもう一度ノート上に再現できるか確認するのがよいです。

数秒前に解説を聞いたばかりでもノート上に解き方を再現することは意外と難しいです。書けない時はもう一度解説を聞くか、テキストの解説を読んで、再度何も見ないでノートに再現します。

例題は解説のない問題もすべてノートに解いてみることをおすすめします。例題で扱う解き方はすべて演習問題で必要です。例題を理解していなければ、演習問題を自力で解くことは非常に難しいです。

まずは例題を完全に理解することに力を入れてください。テキストの解説を読むだけよりも動画を見ることで理解しやすいはずです。動画は何度でも繰り返し見ることができます。

■上位クラスのお子様は解き終えてから動画で解法を確認

上位クラスのお子様は、例題はさっと解いて演習問題に進めると思います。最後まで解き終えた上で動画で確認していただきたいことは、自分の解き方と模範の解き方との違いです。

限られた試験時間内でできるだけ多くの問題を正解させるためには、問題を早く、正確に解く必要があります。模範解答は最短距離で回答に到達できる解き方が採用されています。いわゆる美しい解き方です。

初見の問題解きでは、まずは自力で回答にたどり着けるかどうかを挑戦することになりますが。解き終えた後で解説を聞くことは、より早く必要な過程だけで回答が出せるやり方があることが学べます。

難易度の高い問題の解説が動画でどの程度網羅されているかによりますが、1問でも多くの解説がされていることを期待したいです。

■理科と社会:動画の速さで板書できるかが鍵

理科と社会についてはすべてのクラスで同一動画での対応が可能だと思います。問題演習の時間よりも解説時間が圧倒的に長いからです。

動画の中で通常授業と同じペースで先生が黒板に板書をするとしたら、先生が黒板に文字を書く時間は非常に長くなります。浜の先生は書きながら解説ができる超人先生が多いため、板書量は非常に多いです。

一度お子様の板書スピードを確認していただきたいです。理科と社会については映像を止めずに流しっぱなしの状態で、先生のペースに遅れずに板書ができていれば合格です。

板書が追いつかない場合、普段の授業でも板書ができていない可能性があります。いい機会ですので、休校期間中に早く板書する練習をやってみてください。

■国語の動画活用は難しいです

国語の授業は、文法や語句以外の読解単元では、授業の冒頭で読解で必要な技法を説明したり、物語文の回では心情の読み解き方を解説します。

1回の単元で文章題が2~4題の問題が掲載されています。解説は多くて2題です。

本当は問題を解いてから解説を聞くのがよいですが、通常授業は先に解説を聞いて帰宅後に宿題としてその問題を解きます。

動画を見るタイミングはお子様のご希望に応じてください。いい機会ですから、1問ごとに時間を計ってきっちり解いてみることをぜひおすすめしたいです。

■動画は個々のペースで効率的な学習が可能

動画解説はうまく活用すれば対面授業よりも効率的に学習を進めることができます。すらすら解ける初見の問題で解き方も模範解答通りであれば、その解説をじっくり見る必要はないからです。

倍速の調整が可能であれば早送りで見たり、問題の難易度によっては飛ばしてもよいのです。分からない問題は繰り返し見ることもできます。前の週の講義を復習を兼ねて再度見てもよいです。お子様の必要に応じて、お子様と相談しながら活用方法をアレンジ可能なのが動画授業の利点です。

対面授業が受けられないデメリットは、復習テストが受けられないことと、クラスの他のお子様と一緒に学べないことです。

復習テストがあるから宿題を真剣に解くし、何度も問題を繰り返して解きます。クラス内のベストに入りたくて競争することが、学習のモチベーションにつながる要素もあります。

塾に行かずに自宅で一人で学習を続ける場合、モチベーションをどう維持するかがいちばんの課題になります。条件はどのお子様も同じですが、保護者様のフォロー度合いで環境は大きく変わります。

まずは最初の1週間で調子をうまくつかんでください。1週間うまく回れば、次の1週間も大丈夫です。お子様が飽きないように工夫しながらがんばってください。

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