■9~12月の成績が最終判断の指標になります
12月の公開学力テスト結果が残念だった受験生のお子様に対しては、保護者様はお子様を励ましつつも、その一方で今後の方針を検討する必要があります。
検討する上での判断材料は、6年生9月以降の成績です。11月下旬に到着した合格判定書のA~の記号は甘めの判定なので、参考程度にご活用ください。
参考にしていただきたい数値は、
- 9~12月からの公開学力テスト3科(4科受験の方は4科)の偏差値
- プレ模試(中学校の名前が付いた模試)でA判定が取れた回数
- 日曜志望校別特訓のクラス(1組、2組までが確実な合格圏内です)
上記1~3の数値がそれぞれ合格圏内の数値であり、12月の公開学力テストだけがなぜか調子が悪かった場合は、公開の結果を見てすぐに志望校を変更したり、合格を諦める必要はありません。
12月だけ成績が崩れた原因を把握して、それをつぶして、直前特訓までに調子を整えれば大丈夫です。
■志望校を変更しない場合の保護者様の心構え
心配なのは、9月以降ずっと公開学力テストの偏差値やプレ模試の結果が奮わない場合です。
9月以降ずっと志望校の基準偏差値に届かず、12月最後の公開学力テストでも必要な偏差値が取れなかった。プレ模試でA判定を一度も取れなかった。
このような状況で「志望校を変えるべきでしょうか?」と教育相談で話をすれば、志望校変更は保護者様にゆだねられつつも、確実な併願校の検討を勧められると思います。
第一志望校をどうしても受験したいとお子様が主張するのであれば、お子様にいろいろと確認をした上で、予定通りに受験するのでいいと思います。ただし、不合格の可能性が考えられる場合は、合否発表後のお子様対応をどうするか、しっかりと保護者様が考えなければなりません。
お子様が大荒れした時、真正面からお子様を受け止めることができますか。6年生の男の子はそれなりに力があります。自宅の壁やドアに穴が開くかもしれません。物だけでなく、家族に当たるかもしれません。
男のお子様の大荒れを抑えるには父親の力が必要です。
物理的な怒りの表現は分かりやすいですが、心を閉ざされてしまうと対応が難しくなってしまいます。壁に穴を開けるくらいで済む方が親の対応は楽です。
■挑戦させるならあらゆる手段の駆使が必要
一方で、第一志望校の変更をお子様に提案する選択肢もあります。「そうなんだ、いいよ」とあっさり受け入れるお子様は少数派です。成績がこれまで奮わなかったとしても、お子様の心の中にはずっと第一志望校が輝き続けていたはずです。入試直前に「受けないで」と言われると、多くのお子様は荒れます。
受けても荒れる可能性があり、受けなくても荒れるかもしれない。どうするか決めるのは保護者様です。
お子様本人が毎日だらけて勉強をしていない場合は論外ですが、やる気になっているのであればやらせてみればいいと思います。
おかしなやり方で空回りをしないように、綿密な学習計画を立てたり、解けない問題を即時に解説できる環境(個別や家庭教師など外部の力がやはり必要です)を用意するなどして、全力でバックアップをして応援してあげてください。
受験生の中には、少数ではありますが、何らかの理由で入試直前に調子を崩してしまう方が一定数必ず現れます。その枠を狙います。上位層から最後の一枠まで誰も調子を崩さないかもしれませんが、やってみないと分かりません。
入試問題との相性、当日の体調、精神状態、試験会場到着までの出来事など、受験生に影響を与える要素はたくさんあります。全ての組み合わせが当日の出来につながります。
毎年、まさかの逆転合格や、誰も予想しなかった不合格など、何が起こるか分からないのが中学受験です。最後の最後まで、諦めないで努力をし続けるお子様と保護者様を、私は応援し続けます。
コメント
こんばんは。コメントありがとうございます!楽しみにしていただけて本当に嬉しいです。毎日更新がんばりますので、また見てくださいね。
こんばんは。コメントありがとうございます。リンク先まで見に来てくださって、さらに楽しみにしてくださって、本当に嬉しいです。
明日も朝7時に記事を更新します。統一入試日に向けて、小6の保護者様と一緒に走り続ける気持ちで、ブログを運営しますので、また見に来てくださいね。
こんばんは。新しいブログへの初コメントありがとうございます!勝手が分からず、バランスの悪いデザインのまま見切り発車しました。
記事の内容は、関西統一入試に向けて、心を込めて書いていきたいと思います。
本日もたくさんの方に読んでいただけてほっとしています。明日も更新しますので、またのぞいてくださいね。