日曜志望校別特訓☆所属クラスはわずかな差で上下します

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(6年)志望校別特訓

ついこの間がGWの10連休だったのに、いつの間にか7月です。明日は七夕でもあり、浜学園では日曜志望校別特訓が始まりますね。クラス分けは教室に行くまで分からず、当日の朝、教室に着いたぼんず君から「〇組だった」と電話がかかってきたことを思い出します。

思っていたとおりのクラスであれば、「よかったねー、がんばれ!」で電話の会話は終われますが、予想よりも下のクラスになった、または予想していたもののやはり下のクラスだった場合はどう言葉をかけるのがよいでしょうか。

私なら「初回の実力テストを公開だと思って、全力でがんばろう。結果はすぐにひっくり返せるよ」と励まします。日曜志望校別特訓のクラスアップは、平常クラスでSからVに上がるなどのクラスアップよりも、ずっと容易だからです。具体的な数字でご説明します。

クラス分けは当日の朝まで発表されませんが、基準となる公開学力テストの偏差値(順位)の上から順番に振り分けられるため、おおよその予想は立てられると思います。M灘クラスの1組上位層は想像もつかないほど偏差値が高く、他のクラスの参考になりませんので、最難関クラスを例に挙げます。最難関クラスの基準偏差値は56以上のため、所属生徒の中でいちばん下の偏差値は56.0です。したがって、偏差値56ちょうどでギリギリ資格が取れた場合のクラスはいちばん下になってしまいます。

あとは56.1、56.2…と順に並べられてクラスが決まります。たまに偏差値65以上のお子様で自宅が近いから洛星や星光が第一志望の方もいるため、最難関コースだから上位になれるわけではありません。最難関コースの最上位層はM灘コースのギリギリの方よりも成績はよい場合が多いです。

とびぬけた最上位層がどれくらい存在するかで、1組、2組に入れる基準偏差値が変わってきます。最難関コースであれば、偏差値62あれば1組に入れると思いますが、今年はどうでしょうか。62はM灘の基準偏差値ですので、だいたいこのあたりが目安になると思います。

仮の設定でクラスごとの偏差値を区切ってみます。

  • 1組:62.0以上
  • 2組:59.0以上、62.0未満
  • 3組:58.0以上、59.0未満
  • 4組:56.0以上、58.0未満

数字にすると分かりやすいですが、偏差値2~3の違いで、クラスが変わってきます。57.5で3組でスタートしたとしても、次のクラス替えまでに公開学力テストの偏差値を2回とも60以上取れば、2組に上がれる可能性が高くなります。

平常クラスでSからVに上がるには、すべての復習テストでベスト3に入り続けて、さらに公開も特筆に値する結果を出さなければなりません。しかも、そうやって上がったお子様の半分は次のクラス替えで元のSクラスに戻ります。

それと比べると、日曜志望校別特訓の「偏差値2~3ポイントのアップを目指す」ことはミスをゼロにして、各科目の対策を2週間前からきっちりやれば十分に手が届く目標です。日曜志望校別特訓クラス替えの基準は、公開学力テストだけでなく、復習テストの点数も使われますので、クラスアップを目指すのであれば、どのテストも手抜きをすることはできないことにご注意ください。

偏差値2~3の違いでクラスアップが目指せるということは、偏差値2~3の違いでクラス落ちする可能性もあります。これまでの毎月の公開学力テストの偏差値、毎月ずっと同じ数値のお子様は少ないと思います。ぼんず君の偏差値を折れ線グラフにしたら、小3から小6までずっとガタガタでした。毎月の変動幅が2~3で収まる方は少ないと思います。

公開の偏差値は毎月変動したぼんず君は、日曜志望校別特訓のクラスはクラス落ちすることなく、最初から最後まで安定していました。それは、復習テストできっちり得点できていたからです。正確に言うと、月初めの公開で失敗した月は、2回目の日曜志望校別特訓の復習テスト対策を死に物狂いでやることで、復習テストの順位を上位につけて、帳尻を合わせていました。

公開で失敗しても、復習テストで取れなかった科目があっても、期間内(最初は7~8月の2カ月)で帳尻を合わせていけば、毎回のテスト結果に波が合っても、成績表としては安定した部類に入れます。大切なことは気持ちの立て直しと、挽回に必要な得点をイメージして、それ以上の得点を必ず取る(取れる)と信じて試験を受けることです。お子様が自分で自分のことをそこまで分析できるとは思えませんので、「挽回できると信じこませる」ことは保護者様の役目です。

この感覚は、入試本番で非常に大切です。特に2日入試の中学校では、1日目で崩れてしまった場合、気を取り直して2日目を受験しなければなりません。立て直しの感覚を日曜志望校別特訓の毎回のテストを通じて身に付けていただきたいです。

明日からいよいよです。6年生のお子様をお持ちの保護者様は、日曜日朝の声かけにぜひ一工夫加えて、授業に送り出してあげてください。

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