【記事紹介】東大目指して塾3つと家庭教師を並行させた子の”その後”

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中学受験_記事紹介
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 本日は、東洋経済オンラインの記事「中学退学『東大ありき』受験に挑んだ少年の結末」をご紹介します。

中学受験を実際に終えた方の話のシリーズもので、この記事は塾3つと家庭教師を併用して私立中学に合格したものの中3で自主退学し、私立高校を受験した男性のインタビューを元に構成されています。

■小学校受験失敗、中学受験塾でも偏差値50台

東大出身の祖父を持ち、小学校から大学附属の母の意向で男性は小学校受験をしますが、結果は不合格。その後はすぐに中学受験に向けてのレールが敷かれました。小3になると母親の受験熱は過熱し、大手進学塾に通い始めるだけでなく、国語の専門塾と家庭教師も利用し始めて、万全の体制が整えられました。「目指すは東大!」と母親は意気込みましたが、勉強をどれだけ重ねても最上位クラスには上がれず偏差値は50台のままで受験を迎えます。

■併願校以外は全滅、高校受験リベンジを強要

志望校を決めたのは母親です。都内の名門男子校を始め、受験校はすべて男子校でした。男性は自分が受験する中学校が男子校であるかもわからなかったそうです。結果は、前受け校の地方の中学校と併願校1校に合格しただけでした。母親はすぐに高校受験でリベンジするようにたたみかけてきました。男性は「このままでいい」という気持ちでしたが、母親にそれを伝えることはできませんでした。

中学入学直後から通塾を開始し、中2でSAPIXに入塾し、週3回の通塾を続けました。男性は、夏期講習に行くふりをして家電量販店のテレビコーナーで高校野球を見て時間を潰すようになりました。

■同級生を殴って中3で自主退学

中2の後半からは同級生の1人を拳で殴るようになりました。数か月に渡り、何の落ち度もない同級生の服の上からは分かりにくい腹部ばかりを繰り返し殴り続けました。標的となった少年の母親が息子が入浴の際に服を脱いだ時に腹部のあざを発見して、事件が発覚しました。母親がすぐに学校に通報し、男性は中3の10月で自主退学となりました。男性の母親からは相手の同級生に対する謝罪の言葉はありませんでした。

■公立転入後の猛勉強で私立高校に合格

私立中学校自主退学後、中3の11月に地元の公立中学に転校しました。中3のこの時期の転入はワケありであるのは明らかです。この状況で男性は初めて勉強に対するエンジンがかかりました。これまでの母親主導の勉強から、自分の意志で勉強するようになりました。内申点はゼロのために私立高校受験に絞り、結果、大学附属の私立高校に合格。「東大どうするのよ」と詰め寄る母親を一蹴し、高校では幼い頃からやりたかった野球部に所属、青春を謳歌しました。

現在は大手企業に就職し、一児の父となった男性は、当時を振り返って次のように語りました。「母親には好きなことを我慢させられ、大きな失敗も起こしてしまいました。それでも今、母親には感謝しています。自分の子どもが中学受験をしたいと言ったら、当時の経験を踏まえてきちんと教えられると思います。」

タイトルだけ見ると、校風に合わない私立中学を自主退学して、別の私立高校に入学し直したのかと思いましたが、逮捕されても止むなしの退学理由で、タイトルが内容とずれている印象を受けました。退学にあたり被害者の同級生やそのご家族に謝罪したのでしょうか。自分の高校受験合格までの過程を振り返る前に、同級生に対する謝罪の言葉が一言もないのに驚きました。

暴力の部分は別にして、中学受験に関連する私の感想は、あらゆる手段を駆使しても偏差値が50台から上に伸びない場合は、最後まで伸びないのだなということです。正しい方向性で勉強すれば必ず成績は上がるものだと思っていましたが、必ずしもそうでない場合もあることが分かりました。

お子様の上限(天井)を読めるのは保護者様だけです。受験産業側(塾、家庭教師など)は「これ以上つぎ込んでも成績は伸びませんよ」とはおそらく言ってくれません。

私もぼんず君の天井をどこかの段階で見極めてやらないと、いくら頑張ってもこれ以上は超えられない壁がいつかは来ることを覚悟しなければと思いました。

学校の先生が「お母さん、ぼんず君にはその壁は乗り越えられませんよ」と助言してくださればいちばんありがたいですが、実際は難しい希望だと思います。浜学園時代の塾の先生のような、客観的なアドバイザーの機能をどこか外部に探す必要性を感じました。記事の内容は「本当かいな」と思う部分もありましたが、考えさせられることが多かったのでご紹介させていただきました。

今日から2学期、新たな気持ちで9月を迎えたいですね。お子様、保護者様ともに飛躍の秋となりますように!

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