前受け校の受験回数と、塾は教えてくれない前受けの大切な目的

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(6年)前受け・入試本番

■塾が説明する前受けのいちばんの目的

小6保護者様は、関西統一入試日からの本命校と合わせて、併願校や前受け校はどこを受験しようかご検討中の時期になりました。ぼんず君受験の年は、前受け校は最低でも2校の受験が推奨されて、進学説明会でおすすめの受験パターンが提示されました。

併願校は別にして、前受け校の場合は実際の難易度や入試問題の傾向は分からないまま、本番突入するご家庭が多いと思います。我が家もそうでした。前受け校の受験は本校での受験ではなく、梅田やその周辺の貸会議室が会場で、過去問を念入りに解くわけでもなく、周りが受験するからと、勢いで出願したところが我が家の本音です。

ぼんず君受験の経験から、私の個人的な感想ですが前受け校受験についてまとめてみます。

前受け校受験の目的は塾の進学説明会で話のあった通りで、統一入試日までに入試の雰囲気に慣れておくこと。これがいちばんです。

■表立って言われない前受けの隠れた目的とは

進学説明会では言われないことですが、前受け受験にはもう1つ大切な目的があります。それは、

「不合格」だった時の対処を保護者様ができるようになること、です。

前受け受験でも「不合格」の結果をもらうと凹みます。お子様は平気そうにしていても、結構こたえます。気の弱いお子様であれば泣いてしまうかもしれません。

そんな時に、保護者様はどう声かけすればいいでしょうか。いきなり、気の利いた言葉は思いつかないですし、出てこないです。

必要な声かけの内容は、お子様の性格や志望校によって個々に異なりますから、ここで書き切れる内容ではありません。

お子様が寝た後で、もし不合格だった時にかける言葉を、箇条書きでもよいのでまとめておくことをおすすめします。そして、お子様には絶対に目に触れない方法で管理します。

合格の時にかける言葉は簡単です。不合格の時にどう接するかで、保護者様の力量が問われます。用意した台詞を使わなくてよいことを願いながらも、万一に備えての用意は必要です。

急に気に聞いた言葉は出てこないですよ。お子様を傷つけず、やる気を損ねず、前向きな気持ちで統一入試に向かわせる言葉。その場でさっと言葉が出るのは、毎年受験生を対応している6年生要員の塾の先生だけですチョキ

■不合格の時の心づもりは事前準備が必要

余談ですが、合格発表会場に塾の先生が大勢待機しているのは、合格者と一緒に万歳をするためではなく、会場で自分の不合格を知ったお子様に対応するためです。

対応方法が不安な場合は、作成した「声かけ集(素案)」を、家庭教師や個別の先生にチェックしてもらうとよいです。塾の先生はそこまで対応してくれません。6年生から依頼されている過去問の添削だけで死にそうになっているゲッソリので、これ以上負荷をかけるのは酷すぎます。

こういう時の個別&家庭教師なので、すでに活用中の保護者様は大いに頼ってくださいニコニコ

小5までの保護者様で、すでに家庭教師や個別をご活用の場合、先生の資質チェックを兼ねて、上記の質問をしてみるとよいです。

万一、前受け校が不合格の場合ですが、不合格通知をもらってから統一入試日まで3~4日しかありません。ここでの対応をしくじると、お子様は立ち直れないままで統一入試日に突入することになります。

ぼんず君のように神経が太く、一晩寝たら前の日の記憶が消去されるお子様は問題ありませんが、お子様のメンタルが弱い場合、前受け校で難しい学校は受験しない方がよいです。

合格しても前受け校に進学することはまずないのですから、トロフィー狙いでもない限り、確実に合格できそうな前受け校を受験するのがよいです。

トロフィーなんて、やたら大きいだけで要らないですよ。それよりも、お子様の精神状態をベストに持っていくための方策を考えるのがいちばん大切です。

■全員が2校前受け受験する必要はない

入試を軽く思っている様子なら、最難関前受け校を受けさせて本番入試の厳しさを経験させるのもよし、気弱な状態であれば、アットホームな前受け校を受験させて入試前の緊張感を緩和してあげるのもよし。

直前の調整はお子様一人ひとりのオーダーメードが必要なので、「こうするのがいちばんです」と私が断言することはできません。

ひとつ言えることは、必ずしも塾が提示する推奨パターンでなくてもよいということです。必ず2校受ける必要はありません。そもそも本当に2校受験しなければならないでしょうか? 

どうも、この2校受験推奨は受験生本位での推奨ではないような気がします。大阪会場で千人ほどの受験者が半分になったとして、困るのは誰でしょうか? 受験生ではありません。

1月統一入試直前の貴重な半日です。半日あればこれまで解き終えた過去問を間違いノートで相当量解き直すことができます。

■1校は受験して独特の雰囲気を見る方がよいです

本番の雰囲気に慣れることが目的であれば、会場内に保護者様が入れる前受け受験だけではその目的を十分には達成できません。花道を通り抜けた後は試験終了まで一人で向かう経験も前受けでしてほしいです。

本番独特の雰囲気をあらかじめ経験するという意味では、1回は受けておく方がよいとは思います。

受験会場付近での「お祭り?」と思うような大騒ぎ、旗やのぼりを立てて、黄色いお揃いのコートを先生方が着て、大声を出して気合を入れたり、花道を作って受験生を送り出すなど、ワクワクするお子様もいれば、気後れするお子様もいらっしゃるかもしれません。

一度経験しておけば、統一入試日の本番でも「前受けの時も先生が集結して大騒ぎしていたな」と驚いたり、動揺する要素は少なくなります。

出願開始時期が近づいてきましたので、最終的な前受け校決定のご参考にしていただければと思います。

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