昨日は関西統一入試初日でした。受験されたお子様、保護者様、お疲れ様でした。
マスクを着けたままでの試験で疲れも大きかったと思います。予備のマスクがあると安心です。何でもいいのでマスクを1つ余分に持たせてあげてください。
2日入試のお子様は、本日も引き続き受験です。午後からは西大和に向かわれる方が多いと思います。時間は十分に間に合いますので、あわてず、電車の中に忘れ物などをされないよう少しだけご注意ください。
■気持ちの切り替えができるお子様は強いです
本日は、2日受験のお子様や、1日2校受験など連続して受験をされるお子様向けの内容です。
特に2日受験で大切なことは、お子様の気持ちの持ち方です。
それは精神的な強さというよりも、終わったことを振り返らないで、翌日のことに気持ちを切り替えられるかが重要だと思います。
1日目の問題が思っていたよりも難しくて解けなかった。というお子様もいらっしゃると思います。人によっては「もうダメだから2日目は受けない。」と言い出すお子様がいらっしゃるかもしれません。
同じように問題を難しいと思っても「2日目で挽回するわ。」と気持ちの切り替えがぱっと出来るお子様は、案外とずぶとく、そして強いです。
■1日目がダメでも2日目で挽回できます
もし2日受験校のお子様が本日の入試問題が難しくて解けなかった、と凹んでいる場合は、
それなら、皆が難しいと感じているから、気持ちを切り替えて明日挽回していこう
とぜひともお子様に声をかけていただきたいです。
実際のところは、お子様が出来たと思った科目の得点が低かったり、自信のなかった科目がよく出来ていたり、結果が出るまでは分からないものです。
いくらくよくよ悩んだり心配しても、得点は増えないですし、結果も変わりません。
今日1日、全力で試験に取り組んだ。それでいいのです。
そして、次の日もがんばって集中して試験に臨むだけです。
■必ず合格できると信じて試験に挑む
入学試験ですから、誰かが合格して、誰かが不合格になります。
最難関男子中の多くは3倍前後の倍率です。合格するのは3人に1人です。その3人に1人の中にすっと入りこむ、自分は必ず入っていると信じて、今日の試験に臨むことが大切です。
昨日で試験が終わったお子様は、早ければ本日の昼頃に昨日の入試結果が発表される方もいらっしゃいます。合格していれば、最後までこの調子でがんばろう!と元気に声をかけられますが、問題は不合格だった時です。
予定試験の全日程が終わってから合否を伝える、ということは難しいです。ただ、本日の合否結果は合格・不合格に関わらず午後受験が終わってからお子様に伝える方がよいと思います。
合格と聞いた直後に次の試験を受ける場合、過度に浮かれる可能性があります(特に男子)。不合格の場合は、言うまでもありませんが試験を受けるどころではなくなるかもしれません。午後受験終了後に結果を伝える方がよいのですが、帰宅途中の道すがらでお子様を叱ったり、なじるようなことにならないよう、細心の注意を払いながらお子様とお話しいただきたいです。
本日午後に西大和を受験される男子お子様の多くは、明日は東大寺か洛南を受験されると思います。初日の結果が残念であっても、今日の試験、明日の試験で合格すればいいのです。終わった結果をいつまでも引きずらないで、次の試験のことだけを考えるよう、お子様に淡々とお伝えください。
■どんな時も明るく前向きで。難しいですが…
私なら、
「次に向けて行くよ! 進学先が決まるまで、とことん付き合うわ」
と空元気でも、とにかく明るく声をかけます。
中学受験は通過点にすぎない、とよく言われますが、当事者にとっては人生を賭けた戦いです。自分は本命志望校に進学できない結果となり、塾のコース生の多くが合格している場合、目の前が真っ暗になり、このまま自分は消えてしまいたいという気持ちになるのも分かります。
こんな時こそ、保護者様が強引にでも前に、前に、誘導してあげてほしいのです。
実は、合格してもそうでなくても、最終的なゴール(大学入学)はそれほど変わらないと思います。だって、同じお子様が受験するのですから。
上位の中学校に入学できても入学後に勉強をサボれば深海魚になるかもしれず、本命校で残念な結果でも進学先で真面目に勉強を続ければ、希望通りの大学に進学できる可能性が高くなります。
大切なことは、中学校の名前ではなく、中高一貫校6年間をどう過ごすかですが、それを小学生に理解させるのは難しいです。
■強い心があれば進学先は必ず決まります
関西でも関東でも、受験可能な中学校は複数あります。今日の試験がダメであれば、次の試験でがんばればいいのです。終わったことを振り返らず、前に向かって進める気持ちの切り替え=強い心があれば、必ず進学先は決まります。
統一入試初日の受験校に合格しても、そうでなくても、数年間受験勉強をがんばってきたお子様をほめてあげていただきたいです。
今日も受験のお子様、保護者様、どうぞがんばってください。
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